部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
市の動きや仕事紹介、副市長、教育委員会委員などのつぶやきも。

「子どものおなかのなか」&「体にやさしい大腸がん手術」

2018年10月18日 | 市立病院事務局

皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。

やっと涼しくなってきました。最近は「ちょうどいい」と感じる季節はあっという間で、すぐに寒くなることが多いですね。しかし、この冷え込みが箕面山の紅葉を鮮やかに色づかせます。災害補修工事のため、一部区間でハイキング道への迂回をお願いしていた滝道も、11月1日午前11時から全線で開通する予定です。早くも流行し出したインフルエンザにご留意いただきながら、箕面の秋を満喫してください。

(紫の花が綺麗なリハビリテーションセンター前の紫苑)

さて、今回は、直近に開催した市民医療講座「子どものおなかのなか」と「体にやさしい大腸がん手術」について、ご紹介します。

○子どものおなかのなか~栄養のことから病気のことまで~
去る9月1日(土曜日)に開催した市民医療講座は「子どものおなかのなか~栄養のことから病気のことまで~」がテーマでした。講師は、当院の小児科医員の長谷川泰浩医師に務めてもらいました。

(講演する長谷川医師)

長谷川医師は、まず「おなかのなかはどうなってる?」と題し、口を入口、肛門を出口として、長いトンネルにたとえ、食道、胃、小腸、大腸の機能や役割を説明しました。そして、子どもに吐く、下痢などの症状が出た場合のおなかのなかの状況や対処法について解説しました。

また、子どもには、どれぐらいのカロリー摂取やカルシウムが必要なのか、好き嫌いがある場合にバランスの取れた食事をさせる必要性はどれほどあるのかなど、具体的な食品名やボリュームを示して解説しました。そして、まずは大人から実践すること、子どもの自発を促すことが大切であると説明しました。

最近の子どもの傾向として、「発育が早い」と言われているが、実際には、平均体重や身長は1990年頃からほとんど変わっていない。しかし、体重が平均より20パーセント以上、多い「肥満」や、少ない「やせ」の割合が増加し、「普通」の体格の子どもが少なくなっているそうです。

最後に、嘔吐や便秘、下痢の症状の見分け方、病気の可能性がある症状や頻度などを具体的に示し、「こんな症状があるときは医師に相談を」と説明しました。
また、最近はおじいさん、おばあさんから教えられない家庭が多く、子どもの症状にとても不安な保護者が多いらしいです。当日は、一時保育利用者も含め、小さなお子様づれのかたも多く、参加された皆さんは、熱心にメモを取りながら、長谷川医師の話を聴かれていました。

(熱心に受講される参加者の皆さん)


○体にやさしい大腸がん手術~ロボットで広がる治療の選択肢~
去る9月29日(土曜日)に開催した市民医療講座は「体にやさしい大腸がん手術~ロボットで広がる治療の選択肢~」がテーマでした。講師は、当院の外科部長の團野克樹医師に務めてもらいました。


(講演する團野医師)

團野医師は、まず大腸がんについて、年々増加傾向にあり、罹患者が年間10万人に達すること。比較的治りやすいがんであること。発症率は40歳代から増加しはじめ、50歳代で加速され、高齢になるほど高くなること。男女比は1.6対1で、男性に多いこと。部位は直腸・S状結腸に多いことなどを説明しました。

(大腸の構造 「国立がん研究センターがん情報サービス」から引用)

大腸がんの症状は、血便、便通異常(下痢・便秘)、腹痛、腹部膨満、貧血などがあり、痔核出血と間違いやすく、見過ごすことがある。便潜血(目に見えない血便)も多いため、がん検診を受けることが重要で、箕面市では年1回、40歳以上のかたは無料で検診が受けられるので、ぜひ受けましょう!と呼びかけました。

また、大腸がんの進行度と治療方針として、がんの浸潤が軽度の場合は内視鏡治療(経肛門的切除)が可能で、それ以上進むと腸管切除やリンパ節郭清の手術が必要になり、より進行すると抗がん剤治療を併用することになります。手術は、従来の開腹手術が減り、小さな創(穴)を開けて、カメラでお腹の中を見ながら、手術鉗子を用いて行う腹腔鏡手術が増加しています。

(腹腔鏡手術のイメージ)

腹腔鏡手術の安全性・手術精度の向上のため、より操作性を高め、安全にできる手術として開発されたのが「ロボット支援下手術」です。創が小さく、出血が少ないため、快復が早いという腹腔鏡手術のメリットを生かし、3次元画像(腹腔鏡は2次元)で距離感がつかみやすく、鉗子が手首と同じかそれ以上の動きができるなど、従来の腹腔鏡手術のデメリットを解消したのが内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」です。

「ロボット支援下手術」は、これまで前立腺がんと腎臓がん(一部切除)のみに保険適用されていましたが、今年4月からは直腸がん、胃がん、肺がん、子宮全摘術などに拡大されました。このため、従来の腹腔鏡手術と同じ費用でダビンチによる手術が受けられるようになりました。この手術を執刀するには、養成機関のトレーニングを受けて、ライセンスを取得する必要がありますが、当院では團野医師のほか、複数の医師がすでにライセンスを取得しています。

最後に團野医師は、安定した高解像度3D画像や自然な操作感など「ロボット支援下手術」の優位な点はたくさんあるが、視野の集中や触覚がないなど、それは裏を返せば注意すべき点でもある。術式選択でもっとも重要なポイントは、安全性・根治性と整容性・低侵襲性のバランスであり、医師の資格・技術や経験とともに、手術目的にもっとも適した術式を選択することが大切です。直腸がんの手術は専門のライセンスを持ち、経験豊富な医師が複数いる当院で!と話しました。

(講演に聴き入る参加者の皆さん)


【市民医療講座のお知らせ】
○症状がないから大丈夫!?~心臓の病気について毎日の生活で心がけること~
  日時 平成30年10月27日(土曜日)午後3時~4時30分【時間注意】
  場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
  講師 循環器内科 部長 北尾 隆 医師
  *申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。
    なお、手話通訳又は要約筆記をご希望のかたは、10月18日(木曜日)までに
  病院経営室(電話728-2034)へお申し込みください。

 

「ゆるキャラ(R)グランプリ2018」が、8月1日(水曜日)にスタートしました。市では、11月9日(金曜日)の投票期間終了までの間、今年こそ日本一獲得をめざす「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開します。


 

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
« 10月といえば!! | トップ | 国民健康保険被保険者証を更... »
最近の画像もっと見る

市立病院事務局」カテゴリの最新記事