部長ブログ@箕面市役所

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災害警戒レベルの運用開始と「正常性バイアス」について

2019年08月16日 | 総務部

みなさん、おはようございます。総務部長の北村です。
今朝は、台風10号の対応で、徹夜明けの朝を迎えました。
本市においては、昨日午前9時に災害対策本部を設置し対応にあたってきましたが、現時点(8月16日午前6時)では大きな被害情報はなく、倒木に関する通報が数件入っている状況です。
避難所については昨日正午に開設しましたが、避難者数は8名(8月15日午後8時最大時)となっています。本日、午前2時30分に、とどろみの森学園と西南小学校を除く避難所は閉鎖しています。
台風は、既に日本列島を抜け日本海を北上していますが、現時点ではまだ強風域に入っていますので引き続き注意をお願いします。

 

◆新しい「警戒レベル」って?

昨年の西日本豪雨では、広い範囲で記録的な大雨となり、人的被害は1府13県で死者・行方不明者数が200名を超え、極めて甚大な被害が生じました。この災害では、市町村が避難勧告等の発令を行ったにもかかわらず、情報の切迫性が伝わらず避難が遅れた住民が多数亡くなりました。国の検証においても、「気象庁や国土交通省、自治体から様々な情報が提供されたが、多くの住民はそれを理解・消化できなかった」とされ、これを教訓に、気象庁や市町村が出す情報の切迫度や、住民のとるべき行動を5段階に分類した警戒レベルが設けられました。

気象庁などは、大雨の際に出す気象情報を5段階の危険度のレベルにわけて公表する運用を既に始めており、本年6月には、広島、山口、愛媛3県の7市町が全国で初めて新しい災害警戒レベルに対応する避難勧告を発令しています。「警戒レベル」は、住民がとるべき行動を5段階に分け、情報と行動の対応を明確化したことに特徴があり、災害時に避難行動が容易にとれるよう、防災情報をわかりやすく提供することを目的としています。8月1日(木曜日)に関係団体で構成する防災会議が開催され、今後、箕面市においても新しい警戒レベルの運用を始めていくこととなりました。

新しい警戒レベル、住民がとるべき行動、市町村が発令する情報をまとめると以下の表のとおりとなります。

特に、市民のみなさまに覚えていただきたいこととして、

◆【警戒レベル3】高齢者などは避難を!
市は「避難準備・高齢者等避難開始」を発令しますので、高齢者等は「避難所に避難」をお願いします。

◆【警戒レベル4】全員避難を!
市は「避難勧告」又は「避難指示(緊急)」を発令します。速やかに「避難所へ避難」し、事態が切迫している場合は直ちに命を守る行動をとってください。

◆【警戒レベル5】命を守って!
市は、実際に災害が発生していることを把握した場合に、可能な範囲で発令します。市民のみなさんは、命を守るための最善の行動をとってください。

◆避難行動の呼称について
国のガイドラインでは、これまで避難行動の呼称を「水平避難」(改訂後のガイドラインでは「立退き避難」)や「待避または垂直避難」(改訂後のガイドラインでは「屋内安全確保」)を使用してきましたが、箕面市では今後、「避難所に避難」「2階に避難」にそれぞれ用語を統一し、市の防災計画や市民向けの啓発としてもこの用語を使用します。

 

本年5月にもみじだより5月号と同時配布した「防災マップ」で、ご自宅がハザードエリアにあるかどうかを確認できますので、この機会に今一度確認しておきましょう。
防災マップは、市のホームページにも掲載しています。

(防災マップリンク)https://www.city.minoh.lg.jp/bousai/hazardmap/hazardmap_top.html

 

 

◆「正常性バイアス」について

 「正常性バイアス」とは、人間が予期しない事態に直面すると、「ありえない」という先入観や偏見(バイアス)が働き、危険を認めず「たいしたことはない」と過小評価してしまう心の働きをいいます。 一刻も早く逃げなければならない状況であるにもかかわらず、脳の防御作用(正常性バイアス)によってその認識が妨げられ、結果的に生命の危険にさらされることにつながります。イソップ物語の「羊飼いと狼」を思い出してみてください。羊飼いの少年に何度も「狼が来た」と言われ村人が惑わされてしまい、村人は「またか」と対応しなくなって、ついには本当に狼に羊を食べられてしまうという物語です。これも正常性バイアスに対する一種の戒めといえるかもしれません。

正常性バイアスの恐ろしさを知る事例としては、平成15年(2003年)に韓国・大邱(テグ)市で発生した地下鉄火災があります。これは一人の放火犯が引火性の液体に火をつけて地下鉄車両の床に投げつけた事件ですが、乗客は何かおかしいと感じながらも危機対応の行動をとらなかったために逃げ遅れ、198人以上の犠牲者が出ています。日本では、平成26年に発生した御嶽山の噴火で、死者の多くが噴火後も火口付近にとどまり噴火の様子を撮影していたことがわかっています。 また、昨年の西日本豪雨においては、避難勧告等が出た地域で実際に避難した住民は約0.5%、本年6月7日の大雨でも、警戒レベル4が発令された次の地域の状況を見ても避難率の低さがわかります。

正常性バイアスに陥らないためには、普段からの訓練が有効です。訓練を重ねることでいつもと同じ行動をとれるようにし、身を守る意識付けをすることで、いざというときに正しい判断ができるようにしておくことが大切です。 また、台風の季節を迎え、短時間で記録的な豪雨にも警戒が必要となりますので、非常事態の際には正常性バイアスに支配されないよう、十分気をつけて行動しましょう。

 

 

◆まだ、間に合います!箕面市職員採用試験受験者募集中

現在、令和2年度新規採用職員の募集を行っています。 職種は、行政職(常勤・10名程度)、消防職(常勤・3名程度)、スクールソーシャルワーカー(任期付短時間勤務職員・1名)です。申込期限や内容など、くわしくは、下記のホームページをご覧ください。 たくさんの応募をお待ちしています。

行政職採用試験: https://www.city.minoh.lg.jp/syokuin/saiyoushiken/saiyou/r1-9gyouseisyoku.html

消防職採用: https://www.city.minoh.lg.jp/syokuin/saiyoushiken/saiyou/r1-9firefighting.html

スクールソーシャルワーカー: https://www.city.minoh.lg.jp/syokuin/saiyoushiken/saiyou/r1-9schoolsocialworker.html

 

  

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