部長ブログ@箕面市役所

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平成31年度 箕面市公共下水道事業会計予算を提案しています。

2019年03月15日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。
上下水道局長の小野啓輔です。

先日、妻が「箕面芸術祭」で、メイプル大ホールの舞台に立ちました。

箕面芸術祭は、市民参加による多様で優れた芸術文化活動の創造の場として、
(公財)箕面市メイプル文化財団が実施している自主事業です。
特に今年は、財団設立30周年を記念した冠事業として、
オリジナル演劇作品「シュラのほし」に取り組み、
一般公募に応じた総勢27名が、仕事や家庭と並行し時間をつくって
約半年間の稽古を重ね、すばらしい舞台を創り上げました。

私の妻も、その一般応募者の一人で、
彼女の役は、午前の部は、不思議な村の「応援団長」、
午後の部では、物語を進行する「語り部」で、
応援団長はコミカル、語り部はシリアスという
対照的な2つの役を熱演していました。

特に、応援団長が慢性の睡眠不足で、気づけばすぐに寝てしまうという設定は、
彼女の普段の仕事生活を知る私や友人たちに、大いに受けていました。
出演者はみんな多忙な中、よく台詞を覚え、稽古にも参加し、衣装も手作りし、
最後まであきらめずに、スタッフも一体となって、すてきな舞台を創り上げた姿は、
「逃げない、心折れない、下を向かない」という劇のテーマとも重なり、
とても感動しました。
きっと舞台の裏側でも、参加者一人ひとりに
様々なドラマがあったことと思います。

箕面芸術祭については、生涯学習担当の浜田部長のブログでも、
1月28日2月20日に紹介されています。
蛇足ながら、メイプルホールについて思い入れのある私が、
過去に書いたブログは、こちら



ということで、今日のテーマは、前振りとは関係なく、
前回に引き続き「上下水道局の予算(下水道編)」です。

●第1回市議会定例会に議案を提案中

前回の私のブログでもお伝えしたとおり、
現在開催中の平成31年第1回箕面市議会定例会に、
平成31年度(2019)年度の「水道事業会計予算」と「公共下水道事業会計予算」を提案しており、
3月11日の建設水道常任委員会では、両予算案とも、委員会として可決すべきものと決定されました。
3月25日の本会議で最終可決いただければ、予算が確定する予定です。

「公共下水道事業会計」も「水道事業会計」と同様、「公営企業会計」方式を採っていますので、
「独立採算」「決算・予算双方重視」「予算の弾力的運用」など、
前回のブログでもご説明した公営企業会計の特徴を持っています。

ただし、公共下水道事業のうち、雨水(うすい)処理に要する費用については、
台風や大雨による浸水の防止や、河川・海など公共水域の水質保全などの
「公共的な役割」があることから、その費用は下水道使用料からではなく、
公費(税金)でまかなうことが原則となっており、
この公共(一般会計)と企業会計との役割分担に基づき、
雨水処理経費や雨水建設改良費は市の一般会計が負担し、
公共下水道事業会計に繰り入れを行っています。

●公共下水道事業会計予算案の概要

1.業務の予定量

予算の前提となる平成31年度の業務の予定量を示しています。

【箕面市公共下水道事業会計予算 業務の予定量】

平成31年度の汚水整備人口と水洗化人口は、市の人口ビジョンを基に、
前年度(平成30年度)予算と比較して、113人・152人の増加を見込んでいます。
一方、年間汚水量は、全国的にも減少傾向にあることから、やはり減少する想定としています。

ここでも、上水道と同様、洗濯機や食器洗浄機・トイレなどで節水型・省エネタイプの普及が
進むとともに、日本全体の人口が縮小していくことなどにより、
今後、水道水を使う量の減少に伴い、下水道の使用水量も減少していくことが予測されています。
独立採算を基本とする「公営企業」にとっては、厳しい経営環境が続きます。

以下、収益的収入・支出と資本的収入・支出の区分についても、水道事業会計と同様です。

2.収益的収入及び支出

収益的収支とは、地方公営企業の経常的企業活動に伴い、年度内に発生すると見込まれる
すべての収益と、それに対応するすべての費用をいい、
減価償却費のように、現金支出を伴わない支出についても費用に含まれます。

【箕面市公共下水道事業会計予算案 収益的収入及び支出】


平成31年度の収益的収支では、1億7,546万7千円の黒字、
税引き後の純利益でも1億4,352万円の黒字を見込んでいます。
また、下水道使用料で下水の処理費用を賄える状況かどうかを示す「経費回収率」も、
104.79 %を確保する予定で、この指標が100%以上だと、経営の健全性を着実に確保しています。

収入と支出の内訳を、簡単にご説明します。

収入には、「営業収益」として、
(1)お客様からいただく「下水道使用料」、
(2)公共(一般会計)と企業会計との役割分担に基づく「雨水処理負担金」、
(3)指定工事店や下水道台帳の複写などにかかる手数料として「その他営業収益」があります。
また「営業外収益」として、
公共(一般会計)と企業会計との役割分担に基づく汚水の高度処理や水質監視費用などの
「他会計負担金」、受取利息、補助金等の「長期前受金戻入」、土地使用料等の「雑収益」があります。
最も大きな収入は、下水道使用料で、16億2,836万8千円を見込んでおり、
平成30年度予算と比較して微減をとなっていますが、
下水道事業収益全体では、198万8千円の増額を想定しています。

一方、支出には、
(1)箕面市は市内に下水処理場を持っていないため、大阪府等が管理している下水処理場を利用しており、
    その維持管理費用である「流域下水道維持管理負担金」や、市の萱野汚水中継ポンプ場、
    雨水管・汚水管等の維持管理費、人件費・業務費、減価償却費等の 「営業費用」、
(2)企業債の利息や消費税等の「営業外費用」、
(3)前年度分の漏水減免など過年度損益修正損等の「特別損失」、
(4)「予備費」があります。
大きな支出としては、
流域下水道維持管理負担金として、猪名川流域分が3億8,455万7千円、
安威川流域分が1億8,290万8千円、
汚水減価償却費が9億2,242万1千円、雨水減価償却費が4億4,891万6千円、
萱野汚水中継ポンプ場の運営・維持管理費が6,419万5千円、
企業債の支払利息・取扱諸費が8,180万8千円などを見込んでいます。


                                                                                          

3.資本的収入及び支出

資本的収支とは、収益的収支に属さない収入・支出のうち、現金の収支を伴うものです。

【箕面市公共下水道事業会計予算案 資本的収入及び支出】

平成31年度の資本的支出には、
(1)施設設備や管渠の更新・耐震化の調査・設計業務委託や工事など、
    「汚水建設改良費」として、5億2,494万2千円、「雨水建設改良費」として、5億8,126万5千円、
    「流域下水道建設負担金」として、1億826万2千円、備品等の「固定資産購入費」として394万円、
(2)「企業債償還金」として、汚水・雨水・流域下水道それぞれの企業債の
  償還元金合計 3億7,839万6千円、などを計上しています。

また、資本的収入としては
(1)建設改良費に充当するために借り入れる「企業債」として、3億2,650万円、
(2)建設改良事業に対する「国庫交付金」として、5億858万円、
(3)公共(一般会計)と企業会計との役割分担に基づく雨水や流域下水道等の「負担金」として、
  1億3,195万6千円を見込んでいます。

資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額6億3,076万9千円は、
(1)収益的収支において減価償却費などで費用化しているが実際には現金の支出を伴っていないため
  内部留保される「損益勘定留保資金」
(2)消費税の仮受と仮払控除後に確定する消費税資本的収支調整額
によって補てんできる予定です。

平成31年度に予定している主な建設改良工事をご紹介します。

(1)市内の下水道管について、避難所や防災拠点、要援護者関連施設などの重要排水施設と
  終末処理場を結ぶ管路について、テレビカメラ等による調査・耐震診断に基づき、計画的に耐震化を
  進めています。また、単に建設年度順に工事をするのではなく、腐食や劣化の環境と度合い、材料・構造、
  影響度など、様々なリスクを想定した健全度算定に基づく「ストックマネジメント」の考え方により、
  ライフサイクルコストと優先度を考慮した修繕・改築を進めています。
    このような下水道管渠の更生・築造工事を市内各所で実施します。

    例えば、「総合地震対策」として汚水1,700メートル、雨水669メートル、
    また「国道171号雨水管渠築造工事」として、口径600ミリ~700ミリの雨水管を386メートルにわたって
  新たに設置し、本市西南地域の雨水排水を改良します。

(2)箕面市稲の西脇公園の横にある萱野汚水中継ポンプ場において、ポンプなどの現場操作盤を更新します。

(3)猪名川流域下水道において、豊中市にある原田水みらいセンターの汚泥焼却炉・受変電設備・
  監視制御設備の更新や場内配管敷設・急速ろ過設備の新設などの工事を、
    安威川流域下水道において、茨木市にある中央水みらいセンターの高圧受変電設備の更新などの工事を
  実施する予定で、それに伴い、共同利用している箕面市も負担金を支払います。

なお、下水道については、平成31年度予算の提案以降に、国において
「平成30年度の第2次補正予算」が成立しました。これは、昨年全国で相次いだ自然災害を踏まえ、
「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」として実施された国の補正予算で、
箕面市がエントリーしていた「防災・安全社会資本整備交付金」5億858万円も内示が決定されました。
そのため、今回の国の補正予算の国庫交付金を確実に確保するため、
もともと平成31年度当初予算に計上していた工事等を、平成30年度補正予算として、市議会に追加提案
しています。議決をいただいた後、執行は平成31年度に繰り越すとともに、
平成31年度予算は、適切な時期に補正する予定です。
また、流域下水道においても、国の補正予算を活用するため、同様に市補正予算を追加提案しています。

今後も、「箕面市上下水道施設整備基本・実施計画」に基づき、計画的にバランス良く施設水準を維持・向上
していき、将来にわたって安全・安心で快適な下水道を適切に運営し続けていく予定です。

児童虐待をなくすためには、周囲のみなさんが子どものSOSサインに気づき、通報していただくことが、何より重要です。SOSサインに1つでも気づいたら、迷わず児童相談支援センター☎072-724-6233(夜間・休日は児童相談所全国共通ダイヤル☎189)へお電話ください。

 

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