部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
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国交省が余野川ダムの中止を正式決定!

2012年01月12日 | 地域創造部

 新年明けましておめでとうございます。
 地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 年が明けて早や10日余りが過ぎましたが、皆さまはどのようなお正月を過ごされたのでしょうか? 私は例年どおり、家族で近くの神社に初詣をし、おみくじを引きました。
 結果は 「吉」。 「一度決めたことは、一心に進めるべし!」 とありました。 北急延伸、オレンジゆずるバス、彩都、箕面森町、箕面・桜井地区の再整備、公共施設の再編等々、どれもこれも課題山積ですが、一歩ずつ、着実に前に進めていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


 さて、先週末の土曜日、日経新聞に 「国交省、余野川ダム中止を正式決定」 という記事が掲載されました。

 余野川ダムについては、一昨年の6月に書いたブログ 「止々呂美ふるさと自然館」 の記事で少し触れていますが、 平成17年に国が一方的に “余野川ダムの中止” を発表したことにより、市は、それまでに支払った負担金 11億円の清算や、放置された広大なダム湖用地の取り扱いについて 「国とのバトル」 を繰り広げることになりました。

 平成21年10月には、事態の打開を図るため、市長が直接、国土交通大臣と面談し、“ダム負担金の返還” や “放置されたダム事業用地の適切な管理” 等について直訴したことが全国紙で大きく報道されましたが、この度の決着は、その後の交渉で諸課題を円満に解決できたことを意味するものです。


  ・・・  止々呂美にキャンプフィールド !  ・・・・・・・・・・・・・・・  

 昨年の4月、止々呂美地域に自然を満喫できるアウトドアスポット 「スノーピーク箕面自然館」 と 「スノーピーク箕面キャンプフィールド」 がオープンしました。

 ダム事業の中止で放置されることになった約80ヘクタールにも及ぶ事業用地は、もともと自然豊かな谷筋で、風情のある棚田やクリ林が存在していた場所です。

 まさに自然の宝庫で、自然体験学習や環境学習、ミニキャンプや地元産品を活用したデイキャンプ、野外体験活動のフィールドとしての活用が期待できる場所であったことから、市は、その一部を国から借り受け、キャンプフィールドとして活用することにしました。 ダム事業の跡地は所有者である国が責任をもって管理することが基本ですが、その上で、池の周辺部 約4.5ヘクタール を無償で借り受け、国に代わって管理することで合意に至ったものです。

 並行して検討を進めていた “旧・止々呂美小・中学校跡地の活用策” と一体的に考え、学校跡を 止々呂美地域のもつ豊かな自然や生活文化、漁場、農地、果樹園などの地域資源を活用した活性化の拠点施設とするとともに、ダム事業の跡地をキャンプフィールドとして活用することにしたもので、学校跡に設けた 「スノーピーク箕面自然館」 を各種講座の開催や地元産品の販売、野外活動や体験学習のレクチャーなどを行なう場とし、併せて、ダム事業の跡地に設けた 「スノーピーク箕面キャンプフィールド」 を野外活動の実践の場として、自然のど真ん中でさまざまな活動を展開できるアウトドアスポットに整備したものです。

 施設の運営については、民間のノウハウを最大限に活用することとし、止々呂美の魅力を全国に発信し、持続的な地域振興策を展開するため、公募の結果、アウトドア用品で世界的に事業を展開している有名ブランド、スノーピークを施設の管理者に選定し、市からの委託料 「ゼロ」 で 自然館とキャンプフィールドの両方運営しています。


 昨年 4月のオープン以来、多くの利用者がキャンプに訪れており、6月に開催された スノーピークの恒例イベント 「Snow Peak Way 2011 in 関西」 では、全国各地から70組、250名ものキャンパーが来場され、大変な賑わいを見せました。

    

 初心者からベテランキャンパーまで楽しめる体制が整備されていますので、皆さんも是非、ご家族で、友だち同士で、ご来場ください。


  ・・・  ダム負担金の返還 !  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

 平成17年に国が一方的に “余野川ダムの中止” を発表したあと、その処理について 関係者間で延々と協議が続きました。 前述のとおり、ダム事業の跡地利用や管理については昨年、一定の決着をみたものの、最後まで時間を要したのがダム負担金の返還問題でした。

 この件については、利水者として負担金を支払ってきた上下水道局が中心となって、粘り強く交渉を重ねた結果、今般、国が前例のないカタチで市の主張を取り入れ、返還されることになったものです。

 当初、国は、「利水から撤退したのは市の事情」 として、支払い済みの11億円の返還どころか、追徴金5千万円の支払いを求めてきました。 当時、政策総括監 (現副市長) や上下水道局長とともに何度も国に出向き、幾度となく市の考え方を説明してもまったく聞き入れられず、随分と悔しい思いをしたことを思えば、隔世の感があります。

 細かな交渉過程や内容について、ここで申し上げることはできませんが、市としては、「市が利水から撤退せざるを得なかった理由や経過」 を繰り返し説明し、理論武装もしながら交渉した結果、国としても説明のつく一定の妥協点を見つけ出すことができ、最終的に関係者の理解を得ることができたものです。

 なお、新聞記事によれば、「余野川ダムは総事業費500億円のうち既に約416億円が執行済みで、国土交通省が208億円、大阪府が25億円、兵庫県が65億円、阪神水道企業団が107億円 (国の補助金を含む)、箕面市が11億円 (国の補助金を含む) を負担しており、事業の中止により、阪神水道企業団に9億円、箕面市に3億3千万円が返還される」 と記載されています。

 これだけを見れば、箕面市は7億7千万円も損をしたように見えますが、11億円の内訳には国の補助金や箕面森町にかかる大阪府の負担金が含まれており、実態として、過去に持ち出した負担金は箕面市に返還される見通しです。


 今回の交渉では、当初は 「国とのバトル」 となりましたが、一定の方向性を確認できた以降は、お互いに問題解決に向けて連携し、協調することができました。 特に後半は国が中心となって、大阪府、兵庫県、阪神水道企業団など関係者間の調整に奔走され、今日の決着を迎えることができたものです。

 この度の決着で、余野川ダムをめぐる課題は大きなヤマを越えたと言えますが、新名神高速道路の整備や箕面森町の仕上げなど止々呂美地域に残された課題は多く、引き続き解決に向けて取り組みたいと考えています。




箕面市では、1月から3月まで「はじめませんか?地域のボランティア活動 ~まずは箕面市役所へ!シニア・ナビでご紹介します~」統一キャンペーンを実施中です。

  

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