部長ブログ@箕面市役所

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「防災士」資格の取得に挑戦!

2019年12月09日 | 総務部

みなさん、こんにちは。総務部長の北村清です。
今年も残すところ3週間あまり。みなさまがたにおかれましては年の瀬を迎え、新年の準備に忙しくなる季節となりました。気象庁によりますと、今年の9月から11月の気温は例年に比べて高く、東日本は平年より1.7度、西日本は1.5度高くなり、1946年の統計開始以来、最も暑い秋になったそうです。今年の紅葉の色づきも10日程度遅れたようで、先週の日曜日にハイキングに行った際には、まだ、赤く色づく紅葉を楽しむことができました。

 

さて、今回の部長ブログでは、11月25日(月曜日)・26日(火曜日)に開催された防災士養成講座に、市長、職員、地区防災委員会役員のみなさんなど88名が受講し、「防災士」の資格取得試験に挑戦しましたので、ご報告します。

 

◆防災士とは…

防災士は、2003年に設立された特定非営利活動法人「日本防災士機構」が認証する民間資格で、自助(自分の命は自分で守る)・共助(地域・職場で助け合い、被害拡大を防ぐ)・協働(市民、企業、自治体、防災機関等が協力して活動する)を基本に、災害対応や救命救急などの知識や技能を習得し、被災時の避難誘導、避難所運営などで中心的な役割を担います。本年11月末現在の全国の認証登録者は、18万2583人となっていますが、今後、防災士が増えることで社会全体の防災力が高まることが期待されています。 一般的に防災士に期待される主な役割は次のようになっています。

◎平常時  自分の身のまわり、家庭の防災・減災対策の実施。地域や企業における防災意識の啓発活動・研修などの実施や参加

◎災害時  消防や警察、自衛隊などの公的支援が到着するまで、被害の軽減を図り、消防活動や救出救助、避難誘導などを行う。

◎災害発生後 自治体、防災関係機関、NPOなどと連携・協働して被災者支援にあたる。

 

◆今回の防災士養成講座の内容は…

受験者には講座開催の1か月前にテキストとなる「防災士教本」が配布されましたが、ご覧のとおり、368ページからなる大冊となっています。

 

これに加えてレポートの提出や普通救命講習の受講も義務づけられており、事前準備をした上で講座に臨む必要があります。受講者は、休日や帰宅後にテキストを読みながらレポートを作成し、普通救命講習で人工呼吸やAED(自動体外式除細動器)の使用方法なども学んだ上で講座に参加しました。

 

今回開催した防災士養成講座は2日間にかけて行われ、講師としては、兵庫県広域防災センター、大阪管区気象台、大阪府池田土木事務所、関西大学社会安全学部、NPO法人「人・家・街安全支援機構」、NPO法人日本防災士会などの防災専門家のほか、災害時のボランティア活動などを担う箕面市社会福祉協議会の職員をお招きし、市の防災、建築審査関係課室の職員も講師として参加しました。 受講者は、市長、職員、避難所運営の中心となる地区防災委員会役員のみなさんで、「行政の災害対応」「身近でできる防災対策」「避難所運営ワークショップ」など12講座を受講し、最終日は「日本防災士機構」による試験を受験しました。

 

関西大学社会安全学部・林能成教授の講座では、「地震・津波のしくみと被害」について講義が行われ、地震発生のメカニズムや関東大震災(関東地震・1923年)、安政江戸地震(1855年)時の被害状況の比較では両地震とも地盤の弱い隅田川以東で甚大な被害が生じていること、阪神淡路大震災における神戸市内の犠牲者のうち、建物倒壊等によるものが8割以上を占め、耐震や建物補強が重要になっていること、東日本大震災における津波被害と事前の備えに関する話が行われました。今回の講義のポイントは過去の災害を教訓とし、事前の備えで被害を激減することができるというものでした。

 

 

兵庫県広域防災センター防災教育専門員・田中健一さんの講座では、各グループにわかれて避難所運営ゲーム(HUG)を行いました。HUGという名称は、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字から取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。避難者を優しく受け入れるイメージから名付けられました。このゲームでは、受講者が避難所の開設・運営責任者になったと仮定して、避難所にやってくる避難者の受け入れや避難所で起きる様々な事態への対応を短時間で決定することを学びます。講師が避難者の情報が書き込まれたカードを読み上げて、読み上げられた避難者の状況に応じた対応を訓練するわけですが、避難所の部屋割りや車の駐車スペース、炊き出しの場所などを頭に入れながら、高齢世帯、障害をお持ちのかた、発熱している子ども、日本語が話せない外国人など様々な状況を見極めながら避難者を応待します。避難者にとって最適な環境のもとで避難生活を送ってもらう必要があり、自由に意見を述べ合いながらも非常に緊張した中での訓練となりました。

 

 

 

◆さて、防災士資格取得試験の結果は…

2日間の講座がすべて終了し、受講者を代表して倉田市長に修了証書が授与されました。その後、30問による試験が行われましたが、24問以上の正答で晴れて防災士合格となります。受講者の間では、「事前に提出するレポートの内容から出題される」とか、「非常に簡単な試験らしい」という話もあり、気軽に構えていたのですが、試験問題を開けてみると、ヤ、ヤバイ…(汗)。出題内容についてはくわしくお伝えできませんが、テキスト全般からまんべんなく出題されており、回答の選択を迷うような問題がちりばめられていました。 結果については12月中旬に通知されますが、結果はどうであれ、今回の防災士養成講座では、これまで知らなかった防災知識や避難所運営の対応などを学ぶことができ、大変有意義な2日間となりました。受講者のみなさん、大変お疲れさまでした。

 

 

◆最後に

平成7年の阪神・淡路大震災では、地震直後に16万人以上の人ががれきの下敷きになり、自力脱出した人を除く約3万5000人が生き埋めになりました。このうち、2万7000人を近隣住民が救助して8割の方が生存につながっています。その後の東日本大震災や熊本地震においても、災害時対応においては地域住民の自助・共助の力が欠かせないことが認識されました。 本市においても、昨年6月の大阪北部地震や7月豪雨、その後の台風による被害は記憶に新しいところですが、市ではこれらの経験を通じ、職員の防災意識と地域防災力の更なる向上が必要との考えのもと、今回の防災士養成講座の開催に至りました。 この講座では、南海トラフ地震(東海・東南海・南海地震)についても学びましたが、政府の地震調査委員会は、この地震が30年以内に発生する確率は70~80パーセント(2018年1月1日時点)とし、いつ発生してもおかしくはない状況という説明がありました。「災害は忘れた頃にやってくる」という物理学者の寺田寅彦の言葉にもあるように、地震はいつどこで起きるかわかりません。ハザードマップや避難ルート、備蓄品などの確認、耐震診断と補強の実施、避難訓練や自主防災活動への参加のほか、日頃から隣近所や地域における顔の見える関係づくりを意識的に行うなど、できる備えはたくさんあります。みなさんもぜひ、この機会に「いざというときの備え」に取り組んでおきましょう。

 

 

 

児童虐待をなくすためには、周囲のみなさんが子どものSOSサインに気づき、通報していただくことが、何より重要です。SOSサインに1つでも気づいたら、迷わず児童相談支援センター☎072-724-6233(夜間・休日は児童相談所全国共通ダイヤル☎189)へお電話ください。 

 

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