部長ブログ@箕面市役所

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「産婦人科をもっと身近に」&「心臓の病気について」

2018年12月03日 | 病院事業管理者

皆様こんにちは。箕面市病院事業管理者(兼)事務局長事務取扱の稲野です。

ことしも師走。あと1か月で平成30年も終わりです。歳をとるほど一年がはやく感じられるといいますが、いつもこの季節になると実感します。
また、インフルエンザが流行してきました。こまめな手洗いやマスクの着用など、予防策をしっかりとして、楽しい年末をお過ごしください。

(紅色がきれいな市立病院のもみじ)

さて、今回は、直近に開催した市民医療講座「聞きにくい行きにくい~産婦人科をもっと身近に」と「症状がないから大丈夫!?心臓の病気について毎日の生活で心がけること」について、ご紹介します。

○聞きにくい行きにくい~産婦人科をもっと身近に
去る10月13日(土曜日)に開催した市民医療講座は「聞きにくい行きにくい~産婦人科をもっと身近に」がテーマでした。講師は、当院の医務局次長(兼)産婦人科主任部長の足立和繁医師、部長の山本善光医師、医長の舟田里奈医師に務めてもらいました。

まず最初に、足立医師から、産婦人科の紹介をしました。常勤医師10名がチーム医療を基本として、「報連相(ほうれんそう)」を大事に、毎朝カンファレンスをしていること。産科外来の担当はすべて女性医師であることや、平成29年度の手術実績として、帝王切開など産科手術が56件、腹腔鏡による子宮全摘術など婦人科手術が362件だったこと、診察室や分娩室の紹介、明るい病棟のようすなどを説明しました。そして、タイトルにあるように、産婦人科を身近に感じてもらい、気になることがあれば躊躇することなく、(婦人科は開業医を通じて)、受診してくださいと締めくくりました。

(講演する足立医師)

次に、舟田医師が「妊娠とサプリメント~ビタミンDの有用性について~」と題し、滝ノ道ゆずるを夫役、蓬莱医師を妻役として、自身の診察室でのようすを再現しながら、サプリメントやビタミンDの有用性について、楽しく解説しました。

妊婦さんにとって、うなぎやレバーはビタミンAを多く含むので、食べ過ぎはよくないこと。オメガ3脂肪酸を多く含む魚を食べた方がよいが、水銀の問題があるので大きな魚は摂取量に注意する必要があること。また、ビタミンB1不足によるウェルニッケ脳症を回避するため、葉酸が効果的であること。しかし、葉酸は他のビタミンと同様に熱に弱いので、サプリメントで補うのが大事なこと。特に、葉酸などビタミンDは妊娠前から妊娠中や産後、出生児に至るまで、様々な効果があるため、海外では、葉酸+マルチビタミンの摂取が基本になってきていることなどを解説しました。

(左から、妻役の蓬莱医師、夫役のゆずる、舟田医師)

次に、山本医師が「ここまでやってます 腹腔鏡手術!~悪性腫瘍手術からロボット支援手術まで~」と題し、腹腔鏡手術の長所・短所をふまえた上で、当院で実施している手術の内容や方法を、一つひとつ丁寧に解説しました。

特に、子宮頸がんはヒトパピローマウィルスが原因であるため、予防できるがんであること。今年4月から婦人科領域でも保険適用となったロボット支援手術を当院も実施していることなどを説明した後、「子宮頸がん、子宮体がんは、早期の症例では低侵襲手術が可能であるので、検診は定期的に受診してください。不正出血など気になる症状がある場合は、まちのクリニックを通じ、当院の受診をお願いします」と結びました。

(講演する山本医師)

最後に、質問コーナーとして、参加者から寄せられた様々な質問に対し、3人の講師が専門的見地から、それぞれ丁寧に解説しました。


(質問に答える講師の皆さん)


○症状がないから大丈夫!?~心臓の病気について毎日の生活で心がけること~
去る10月27日(土曜日)に開催した市民医療講座は「症状がないから大丈夫!?~心臓の病気について毎日の生活で心がけること~」でした。講師は、当院の循環器内科部長の北尾 隆医師に務めてもらいました。

(講演する北尾医師)

まず最初に、北尾医師はカナダ出身の内科医ウイリアム・オスラー博士の100年前の言葉「人は血管と共に老いる」を紹介し、「日本人の三大死因のうち、二つは血管病です」と説明しました。その二つは、心疾患と脳血管疾患です。また、心臓の代表疾患として、虚血性心疾患、心房細動、拡張性心不全があり、心臓の構造や疾患の原因を解説しました。

心臓を栄養する血管を冠動脈といい、冠動脈の狭窄により、心筋への血液供給が一時的に停止します。虚血性心疾患の代表例は狭心症や心筋梗塞で、その原因はプラークの破綻と血栓形成です。無症状でも冠動脈がつまりかけていることがあり、血管に細い管(カテーテル)を通した造影検査で発見されることがあります。

高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の有無や喫煙、肥満などに応じ、発症の危険因子が高くなります。急性心筋梗塞を発症した場合は、狭窄した冠動脈にカテーテルを通して、風船(バルーン)治療や細い金属製の筒(ステント)を挿入するステント治療が必要になります。当院では「心臓カテーテル」と呼ばれるこれらの治療を一時休止していましたが、現在は再開しています。


(心臓を栄養する冠動脈)

また、不整脈の代表である心房細動は、血量が80パーセントくらいに減り、血圧が下がること。原因は、糖尿・肥満・喫煙であり、無症状の場合も多く、致死的脳梗塞の原因となることなどを解説しました。そして、心不全の症状や経過、心臓病になりやすい人の生活習慣や予防のための食事、加齢に伴う筋肉減少症(サルコペニア)によるフレイルサイクルの悪循環のしくみなどを解説した後、腹8分目の食事や低塩・糖・脂食、野菜・魚中心の食事と一日20~30分の散歩を勧めました。

(講演に聴き入る参加者の皆さん)


【お知らせ】
○クリスマスコンサート
  日時 平成30年12月21日(金曜日)午後3時~4時
  場所 箕面市立病院リハビリテーション棟1階ロビー
  内容 ハンドベル俱楽部「花鈴」によるクリスマス曲の演奏
  *申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

児童虐待をなくすためには、周囲のみなさんが子どものSOSサインに気づき、通報していただくことが、何より重要です。SOSサインに1つでも気づいたら、迷わず児童相談支援センター☎072-724-6233(夜間・休日は児童相談所全国共通ダイヤル☎189)へお電話ください。

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