部長ブログ@箕面市役所

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夏本番。みんなで平和について考えましょう

2011年07月11日 | 人権文化部

 

皆様こんにちは。生涯学習部と人権文化部の稲野です。

今年は梅雨明けも早かったですね。いよいよ夏本番のようです。あちらこちらの公園や緑地では、くちなしの花が咲いています。本当は、純白で綺麗な花ですが、私の気のせいでしょうか、この暑さであまり元気がないように感じます。しかし、「夏は暑いのが当たり前」。みんなで元気と知恵を出して、特に暑そうな今年の夏を乗り切りましょう。東北へ想いをはせ、節電にもご協力をお願いいたします。

 

 

さて、今回は8月に向けて平和に関する事業をご紹介します。

 

○アメリカ大使館から臨界前核実験に対する返書が届きました

本市では、あらゆる核兵器の廃絶と真の恒久平和の実現を願い、以前から各国に対し、核実験中止と核兵器廃絶を訴えてきました。平穏な生活を一瞬のうちに塵芥と化す核兵器開発のための核実験は、到底許されるものではなく、国際社会の平和と安全を脅かす行為です。

アメリカ合衆国が、昨年11月と今年3月にニューメキシコ州の研究所において、臨界前核実験を実施したとの報道が5月にありました。この臨界前核実験は、核爆発前の状況で止めるもので環境汚染はないとはいえ、核兵器に関するデータ収集とその信頼性の維持などを目的としています。

かつてオバマ大統領がプラハでの演説で「核兵器のない世界」の実現を掲げたことに、世界中が賞賛し、希望を持ちました。しかし今日、再び臨界前核実験を行ったことは、それらの希望を裏切る行為で、核兵器廃絶への道のりをより困難にするものであり、到底容認できるものではありません。

そこで、これに強く抗議するとともに、今後予定している全ての核実験を中止し、核兵器の廃絶に向けて行動するよう、「箕面市非核平和都市宣言」の趣旨に基づき、箕面市民の平和を希求する思いを代表し、箕面市長が抗議文を525日にアメリカ合衆国大使館あて発送しました。

 

すると、613日にアメリカ大使館政治部公使参事官ロバート・S・ルーク氏から、返書が届きました。その概略は、

2011331日の核実験に対してご意見をいただき、ありがとうございます。今回の実験は、オバマ大統領のプラハ演説の趣旨に沿うものです。地下核実験なしで、アメリカが保管中の核兵器の安全性や有効性を調べるため、国家核安全保障局は、331日にサンディア国立研究所で臨界前核実験を実施しました。この実験では、超高温・超高圧でプラトニウムの反応を調べました。アメリカの保管する核兵器の安全性と有効性を立証することが重要です。臨界前核実験では、必要不可欠な科学的データと専門的情報を収集できます。この問題に対して、お時間を割いて取り組んでいただき感謝しております。ご意見、本当にありがとうございました」(原文は英語)

というもので、概ねアメリカ合衆国の立場での釈明といった印象ですが、これまで幾度となく、核実験などに対する抗議文を出してきましたが、返書が届いたのは初めてのことです。この事実は、オバマ政権になってのアメリカ合衆国の変化を物語るような気がします。

 

○平和モニュメント「青い地球」

ところで皆さんは、市役所の北東角(府道豊中亀岡線沿い)に設置されたブロンズ像をご存じですか? 非核平和都市宣言の採択と市制施行30周年を記念して、箕面市美術協会の九後稔さんが制作された、平和モニュメント「青い地球」です。昭和61(1986)に、阪急箕面駅前ロータリーに設置されたものですが、今回の箕面駅前再整備に伴い、この場所に移設されました。

制作意図は「大宇宙から見れば、ほんのケシ粒にすぎない地球は、人類にとってかけがえのない母なる大地である。1961年、人類が初めて大気圏に飛び出た時、宇宙飛行士の眼に映ったものは、何千年、何万年、堂々とあらゆる生物を育んできた“青い地球”であった。科学技術は進み、宇宙的規模にまで進展の様相を帯びてきた今日の世界情勢の中にあって、この誰のものでもない、生きとし生けるもののための“青い地球”。その青さは、汚れなき海の色であり、澄みきった美しい空の色であり、平和の象徴である。まかりまちがっても、死滅の危機に陥れることのないように願うものである」とされています。

市役所にお越しの際や付近を通行の際は、この平和モニュメント「青い地球」をぜひ一度ご覧ください。

 

 

○この夏のイベント

この夏、本市で行われる平和啓発の事業の一部をご紹介しますと、らいとぴあ21(萱野中央人権文化センター)では、「へいわ21」という、萱野小学校の平和登校日に、PTA、幼稚園、保育所、地区福祉会が協働で取り組む平和学習行事が、長年続けられており、パネル展などが予定されています(86日、入場無料)。

また、らいとぴあ21に集う子どもたちが夏休みに平和について学びながら、自転車で走る「ピース・サイクリング」という企画も予定されています。731日に自転車で箕面を出発し、香川・愛媛県を経て広島市まで行き、87日に帰ってくるそうです。

ヒューマンズプラザ(桜ケ丘人権文化センター)では、「戦争と平和パネル展」における、アニメ・紙芝居上演や、映画「父と暮せば」の上映があります。この映画は、井上ひさしさん原作、黒木和雄さん監督で、宮沢りえさんや原田芳雄さんの名演が光る、笑いあり涙ありの作品です(86日から11日、映画は7日午後2時・7時、入場無料)。

箕面駅前サンプラザ1号館地下の郷土資料館では、毎年「戦時生活資料展」を開催しています。平和で豊かな現在では想像もできないほど「耐える」ことを強いられた戦争中の生活を当時の資料から学びたいものです(85日から29日、木曜休館、入場無料)。

それぞれイベントについて、詳しくは市広報紙もみじだより8月号をご覧ください。

 

○平和行進

その他の活動として、市民団体の取組も多々ありますが、市役所には毎年3団体が平和行進で訪問されます。「反核・平和の火リレー」「原水爆禁止国民平和大行進」「非核・平和行進」です。猛暑の中、参加される皆様の核兵器廃絶・恒久平和実現に向けた献身的なご努力に対し、心から深く敬意を表するとともに、みんなで夏に平和の大切さについて改めて考える機会にしたいと思います。

世界で唯一、被爆体験を持つ私たちは、平和の大切さを広く世界にアピールし、核兵器をはじめとする大量破壊兵器の廃絶に向けた取組を続け、真の平和と安全が保たれる国際社会の実現をめざしていかなければなりません。

そのためには、今後とも平和行進や市民の皆様の自主的な取組と市の事業が一体となって、多くの市民に戦争の悲惨さや平和の大切さを考える機会を提供し続けることが大切ではないかと考えています。

ヒロシマとナガサキに原爆が落とされた86日と9日、戦没者を追悼し、平和を祈念する日、815日に向けて、いま一度、平和の大切さを考えたいものです。

 

 

箕面市では、7月から9月まで「市内の移動はおまかせ!みんなで乗れば、より便利に!オレンジゆずるバス」統一キャンペーンを実施中です。 

 
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