部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
市の動きや仕事紹介、副市長、教育委員会委員などのつぶやきも。

「子どものおなかのなか」&「体にやさしい大腸がん手術」

2018年10月18日 | 市立病院事務局

皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。

やっと涼しくなってきました。最近は「ちょうどいい」と感じる季節はあっという間で、すぐに寒くなることが多いですね。しかし、この冷え込みが箕面山の紅葉を鮮やかに色づかせます。災害補修工事のため、一部区間でハイキング道への迂回をお願いしていた滝道も、11月1日午前11時から全線で開通する予定です。早くも流行し出したインフルエンザにご留意いただきながら、箕面の秋を満喫してください。

(紫の花が綺麗なリハビリテーションセンター前の紫苑)

さて、今回は、直近に開催した市民医療講座「子どものおなかのなか」と「体にやさしい大腸がん手術」について、ご紹介します。

○子どものおなかのなか~栄養のことから病気のことまで~
去る9月1日(土曜日)に開催した市民医療講座は「子どものおなかのなか~栄養のことから病気のことまで~」がテーマでした。講師は、当院の小児科医員の長谷川泰浩医師に務めてもらいました。

(講演する長谷川医師)

長谷川医師は、まず「おなかのなかはどうなってる?」と題し、口を入口、肛門を出口として、長いトンネルにたとえ、食道、胃、小腸、大腸の機能や役割を説明しました。そして、子どもに吐く、下痢などの症状が出た場合のおなかのなかの状況や対処法について解説しました。

また、子どもには、どれぐらいのカロリー摂取やカルシウムが必要なのか、好き嫌いがある場合にバランスの取れた食事をさせる必要性はどれほどあるのかなど、具体的な食品名やボリュームを示して解説しました。そして、まずは大人から実践すること、子どもの自発を促すことが大切であると説明しました。

最近の子どもの傾向として、「発育が早い」と言われているが、実際には、平均体重や身長は1990年頃からほとんど変わっていない。しかし、体重が平均より20パーセント以上、多い「肥満」や、少ない「やせ」の割合が増加し、「普通」の体格の子どもが少なくなっているそうです。

最後に、嘔吐や便秘、下痢の症状の見分け方、病気の可能性がある症状や頻度などを具体的に示し、「こんな症状があるときは医師に相談を」と説明しました。
また、最近はおじいさん、おばあさんから教えられない家庭が多く、子どもの症状にとても不安な保護者が多いらしいです。当日は、一時保育利用者も含め、小さなお子様づれのかたも多く、参加された皆さんは、熱心にメモを取りながら、長谷川医師の話を聴かれていました。

(熱心に受講される参加者の皆さん)


○体にやさしい大腸がん手術~ロボットで広がる治療の選択肢~
去る9月29日(土曜日)に開催した市民医療講座は「体にやさしい大腸がん手術~ロボットで広がる治療の選択肢~」がテーマでした。講師は、当院の外科部長の團野克樹医師に務めてもらいました。


(講演する團野医師)

團野医師は、まず大腸がんについて、年々増加傾向にあり、罹患者が年間10万人に達すること。比較的治りやすいがんであること。発症率は40歳代から増加しはじめ、50歳代で加速され、高齢になるほど高くなること。男女比は1.6対1で、男性に多いこと。部位は直腸・S状結腸に多いことなどを説明しました。

(大腸の構造 「国立がん研究センターがん情報サービス」から引用)

大腸がんの症状は、血便、便通異常(下痢・便秘)、腹痛、腹部膨満、貧血などがあり、痔核出血と間違いやすく、見過ごすことがある。便潜血(目に見えない血便)も多いため、がん検診を受けることが重要で、箕面市では年1回、40歳以上のかたは無料で検診が受けられるので、ぜひ受けましょう!と呼びかけました。

また、大腸がんの進行度と治療方針として、がんの浸潤が軽度の場合は内視鏡治療(経肛門的切除)が可能で、それ以上進むと腸管切除やリンパ節郭清の手術が必要になり、より進行すると抗がん剤治療を併用することになります。手術は、従来の開腹手術が減り、小さな創(穴)を開けて、カメラでお腹の中を見ながら、手術鉗子を用いて行う腹腔鏡手術が増加しています。

(腹腔鏡手術のイメージ)

腹腔鏡手術の安全性・手術精度の向上のため、より操作性を高め、安全にできる手術として開発されたのが「ロボット支援下手術」です。創が小さく、出血が少ないため、快復が早いという腹腔鏡手術のメリットを生かし、3次元画像(腹腔鏡は2次元)で距離感がつかみやすく、鉗子が手首と同じかそれ以上の動きができるなど、従来の腹腔鏡手術のデメリットを解消したのが内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」です。

「ロボット支援下手術」は、これまで前立腺がんと腎臓がん(一部切除)のみに保険適用されていましたが、今年4月からは直腸がん、胃がん、肺がん、子宮全摘術などに拡大されました。このため、従来の腹腔鏡手術と同じ費用でダビンチによる手術が受けられるようになりました。この手術を執刀するには、養成機関のトレーニングを受けて、ライセンスを取得する必要がありますが、当院では團野医師のほか、複数の医師がすでにライセンスを取得しています。

最後に團野医師は、安定した高解像度3D画像や自然な操作感など「ロボット支援下手術」の優位な点はたくさんあるが、視野の集中や触覚がないなど、それは裏を返せば注意すべき点でもある。術式選択でもっとも重要なポイントは、安全性・根治性と整容性・低侵襲性のバランスであり、医師の資格・技術や経験とともに、手術目的にもっとも適した術式を選択することが大切です。直腸がんの手術は専門のライセンスを持ち、経験豊富な医師が複数いる当院で!と話しました。

(講演に聴き入る参加者の皆さん)


【市民医療講座のお知らせ】
○症状がないから大丈夫!?~心臓の病気について毎日の生活で心がけること~
  日時 平成30年10月27日(土曜日)午後3時~4時30分【時間注意】
  場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
  講師 循環器内科 部長 北尾 隆 医師
  *申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。
    なお、手話通訳又は要約筆記をご希望のかたは、10月18日(木曜日)までに
  病院経営室(電話728-2034)へお申し込みください。

 

「ゆるキャラ(R)グランプリ2018」が、8月1日(水曜日)にスタートしました。市では、11月9日(金曜日)の投票期間終了までの間、今年こそ日本一獲得をめざす「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開します。


 


「第三次箕面市立病院改革プラン」を策定しました

2018年09月26日 | 市立病院事務局

皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。

箕面の今年の夏は、震度6弱の大地震に始まり、台風や豪雨が続いた後、最大瞬間風速50メートル超の大型台風まで襲来しました。特に、広い範囲で断水や停電が発生したことから、多くの市民にさまざまな危害をもたらしました。北海道では震度7の地震により大規模な崖崩れや一斉停電がおこり、関西国際空港では高潮の発生やタンカーの連絡橋衝突で機能が停止するなど、”想定外”の事態が今回もたくさん発生しました。
秋の到来とともに、被災された皆様に、さわやかな日常が一日も早く戻りますよう、お祈りいたします。

(色づき始めたリハビリテーションセンター前の柿)

さて、今回は、前回のブログでお知らせした市立病院の新たな経営改革プラン「第三次箕面市立病院改革プラン」について、ご紹介します。

 

○「第三次箕面市立病院改革プラン」策定の経過
1981年7月にオープンした箕面市立病院(以下「当院」といいます。)は、現在まで約37年に亘り、市民の生命と健康を守る最大のセーフティネットとして、地域医療に貢献してきました。しかし、経営面では、毎年10億円超の赤字が生じ、市民の税金である一般財源から繰入れをしなければ運営できない状況となっていました。

そこで、2008年度に、地方公営企業法の趣旨である独立採算の経営をめざし、「箕面市立病院改革プラン」(一次プラン)を策定し、2009年度から、医療スタッフの確保と医療機器の整備による「攻めの経営改革」に取り組んだ結果、2013年度には病床稼働率が95.9パーセントとなるなど、各種経営指標が改善し、単年度黒字化を達成しました。

ところが、2014年4月の消費税率8パーセントへの引き上げ、2014年度予算からの地方公営企業会計制度の改正など社会的要因の影響により、2014年度は約6億84百万円の赤字となりました。2016年度には、病床稼働率が86.4パーセントまで低下したこともあわせ、約10億59百万円の赤字が生じ、この対策として、昨年2月に、2017年度から5か年で黒字化をめざす「新・箕面市立病院改革プラン」(二次プラン)を策定しました。

二次プランでは、低下した病床稼働率を当面は90パーセント、最終目標を92.5パーセントとして、約1年間取り組んできました。しかしながら、計画初年度である2017年度において、病床稼働率は90.3パーセントに回復したものの、実入院患者数の減少や患者一人あたり入院単価の減少により、目標とした収支差マイナス4億36百万円に対し、決算額がマイナス約8億88百万円となり、目標額を約4億52百万円下回る結果となりました。

このため、速やかに軌道修正を図ることをめざし、二次プランの計画値と初年度の実績値の乖離の要因を詳細に分析して、改めて経営改革に取り組むべく、「第三次箕面市立病院改革プラン」(三次プラン)を策定しました。

(三次プランの表紙)


○損益分岐点分析による目標額設定
三次プランの策定にあたり、経営改革の目標額を設定するため、2017年度決算額をベースに損益分岐点分析を行いました。

損益分岐点分析を簡単に説明しますと、2017年度決算の赤字額8億88百万円をゼロにするためには、入院・外来等の患者数や診療単価を増加・向上させ、収益(収入)を増やす必要があります。この際、患者数の増加に伴い医薬材料費等も増加しますので、赤字額8億88百万円に加え、その分(変動費といいます。)を含めて収益(収入)を増やす必要があります。その収益必要額が損益分岐点となります。損益分岐点を超える収益(収入)が確保できたら黒字へと転化します。

2017年度の変動費の割合は24.1パーセントでしたので、赤字ゼロを達成するために必要となる収益必要額は96億61百万円となり、現状より11億70百万円の増収が必要となります。逆にいうと、11億70百万円の増収額のうち、変動費を除いた75.9パーセント、つまり8億88百万円が収支改善の効果額となります。三次プランは、この金額を目標に取組内容を検討しました。


○三次プランの取組内容
三次プランの取組内容としては、開業医や検診機関からの紹介患者の確保と救急車搬送患者の確保により、外来受診・検査・入院・手術・リハビリ等の件数を増加させることが何よりも必要です。そのために、開業医等への訪問活動を強化するとともに、救急受入体制の充実を図っていきます。

また、収支改善のため、収益(収入)の増加と同時に、費用の圧縮として、診療材料費や医薬材料費等のコスト削減を進めていきます。スタッフの充実による収益向上策については人件費の増加分、来年10月に予定されている消費税率引き上げの影響額も費用として算入しました。

これらの結果、三次プランによる2023年度時点での収支改善目標額は、
◆入院患者増による増収額 8億32百万円
◆外来患者増による増収額 3億3百万円
(収支改善効果額は入院・外来で、8億61百万円)
◆コスト削減 1億59百万円
◆スタッフ充実のための人件費増 ▲86百万円
◆消費増税影響額 ▲30百万円
となり、2023年度には、16百万円の黒字に転換する計画です。
(詳しくは、コチラをご覧ください。)

今後は、その目標達成に向けて、より多くの患者さまを受け入れられるよう、各診療科をはじめ、院内スタッフが一丸となって、改革に取り組んでいきます。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


【市民医療講座のお知らせ】
○体にやさしい大腸がん手術~ロボットで広がる治療の選択肢~
 日時 平成30年9月29日(土曜日)午後2時~3時30分
 場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
 講師 外科部長 團野克樹医師
 *申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。

○聞きにくい行きにくい~産婦人科をもっと身近に~
 日時 平成30年10月13日(土曜日)午後2時~4時
 場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
 講師 産婦人科 主任部長 足立和繁医師、部長 山本善光医師、医長 舟田里奈
     医師
*申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。
 なお、手話通訳又は要約筆記をご希望のかたは、10月4日(木曜日)までに病院経営
室(電話728-2034)へお申し込みください。

 

「ゆるキャラ(R)グランプリ2018」が、8月1日(水曜日)にスタートしました。市では、11月9日(金曜日)の投票期間終了までの間、今年こそ日本一獲得をめざす「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開します。


平成29年度病院事業決算について

2018年08月31日 | 市立病院事務局

皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。

とても暑かった長い夏も終盤を迎え、少しは秋の気配が感じられる季節になりました。
市役所では、きょうから9月市議会が始まりました。今議会は、通常の条例・予算等の審議に加え、昨年度の決算審査と議会の役員改選が行われるため、46日間の長い会期が設定されています。市立病院は、昨年度決算で約9億円の赤字となりました。さまざまなご指摘があると思いますが、今後の経営改革の取組方針について、ご説明させていただく予定です。

(まだまだ元気なサルスベリ)

さて、今回は、その「平成29年度箕面市病院事業会計決算」について、ご紹介します。

○平成29年度の病院事業決算
箕面市立病院には、地方公営企業法が適用され、病院事業から得た収益をもって費用に充てる「独立採算」が基本となっていることは、過去のブログで何度かご紹介しました。また、ここ数年、「赤字」が続いているため、平成21年(2009年)に策定した「市立病院改革プラン」(一次プラン)を見直し、昨年2月に「新・市立病院改革プラン」(二次プラン)を策定して、改めて経営改革に取り組んできました。

その主な内容をご紹介しますと、
◆急性期病床と回復期リハビリテーション病床を軸として医療の質を向上し、市民の健
 康を守る。
◆一般財源の負担による一般会計繰入金ゼロを継続し、独立採算の運営をめざす。
◆計画期間は、2017年度(平成29年度)から2021年度までの5年間。2022年度の黒字化
 をめざす。
◆従来の積極的な経営方針を継続しつつ、医療従事者の配置も含めて、効率性を重視
 し全体を見直して経営改革に取り組む。
◆平均入院日数が短縮する中で、病床稼働率(一次プランでは95パーセント)を急激に
 上げることは困難なため、病床稼働率を当面90パーセント、最終目標92.5パーセント
 と設定し、これを前提とした健全経営を実現する。

二次プラン初年度の平成29年度(2017年度)決算は、次のとおりでした。

   ※1 平均入院日数:全入院患者の入院日数を平均した日数
   ※2 延外来患者数・外来診療単価:訪問リハビリテーションを除いた数値

平成29年度(2017年度)決算は、最終的に約8億9千万円の赤字となりました。これは、平成28年度(2016年度)決算(約10億6千万円の赤字)と比較して、1億7千万円の改善ではありますが、平成29年度(2017年度)予算(約4億7千万円の赤字)との比較では、4億2千万円のマイナスでした。

その原因としては、病床稼働率は当初目標の90パーセントを超えましたので、病棟のベッドはほとんど利用されていましたが、収支改善にはあまり効果が出ませんでした。病床稼働率が向上したのは、患者さまの平均入院日数が伸びたためで、その結果、1人当たりの診療単価が下がってしまいました。

市立病院では、入院されている患者さまには一日も早く快復され、元気に退院していただき、その空いたベッドに次々と回転よく、新たな患者さまを受け入れていくことをめざしています。それが患者さまにとっても、病院経営にとっても、最も理想的であると考えています。

 

○新たな改革プランの策定
市立病院は、2024年オープン予定の新病院の建設を控え、経営改革を強力に進めていく必要がありますので、現在、さらなる改革内容や具体的な取り組みを検討しているところです。まとまりましたら、ホームページやブログで紹介いたしますので、ぜひご覧ください。


【市民医療講座のお知らせ】
○子どものおなかのなか~栄養のことから病気のことまで~
 日時 平成30年9月1日(土曜日)午後2時~3時30分【あすです!】
 場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
 講師 小児科医員 長谷川泰浩医師
*申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。

○体にやさしい大腸がん手術~ロボットで広がる治療の選択肢~
 日時 平成30年9月29日(土曜日)午後2時~3時30分
 場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
 講師 外科部長 團野克樹医師
*申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。
 なお、手話通訳又は要約筆記をご希望のかたは、9月20日(木曜日)までに
病院経営室(電話728-2034)へお申し込みください。

 

 「ゆるキャラ(R)グランプリ2018」が、8月1日(水曜日)にスタートしました。市では、11月9日(金曜日)の投票期間終了までの間、今年こそ日本一獲得をめざす「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開します。


病院機能評価を受審しました

2018年08月10日 | 市立病院事務局

皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。

早い梅雨明けに喜んでいたのも束の間。今年の夏は夕立さえなく、台風でも来ないと雨が降らない日が続いています。災害をもたらす豪雨は要りませんが、恵みの雨は大歓迎したいところです。熱中症にはくれぐれもご留意をいただき、残りの夏を満喫しましょう。

(夏の象徴-元気に咲くサルスベリ)

さて、今回は、去る7月23~24日(月~火曜日)に受審した「病院機能評価」について、ご紹介します。

○病院機能評価とは
病院機能評価は、病院の質改善を図るため、公益財団法人・日本医療機能評価機構が第三者の立場で、公私を問わず、全国の病院の運営管理や提供される医療について、中立的、科学的・専門的な見地から評価を行うものです。各病院は、その評価結果に基づき、更なる改善活動を推進し、病院体制の一層の充実や医療の質の向上に努めていくことになります。

病院機能評価の認定有効期間は5年です。当院では、平成15年(2003年)8月18日に初回の認定を受けて以降、5年毎に更新認定のための評価を受けており、今回の受審が4回目になります。

(前回(2013年8月4日)更新時の認定証)

○病院機能評価が無事終了
普段の運営体制や提供している医療を評価してもらうものとはいえ、いざ受審するとなると、やはり事前にしっかりと点検やシミュレーションをして、事前提出する審査書類の作成など、結構ハードな作業になります。副院長をリーダーに、医師・看護師はもとより、各部門から代表を選出し、ワーキングチームを編成して、何日もかけて準備にあたりました。(ワーキングチームの皆さんお疲れさまでした。)

また、病院機能評価は、評価基準が徐々にグレードアップしていきますので、過去に受審した経験だけでは対応できません。前回の受審から加わった「ケアプロセス調査」では、一人の患者さんが外来診察を受ける段階から、様々な検査などを行った後、治療するため入院し、さらに精密な検査を受け、手術や投薬治療などで改善し、リハビリや栄養指導などを受け、退院後の生活相談などを行った後に退院するといった、病院における治療の過程すべてが適切に行われているか、複数の事例に対し、説明を求め、チェックしていかれます。

医師、看護師をはじめ、薬剤師、放射線技師、検査技師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などとともに、感染制御部や医療安全管理室のほか、地域の開業医との連携、カルテや個人情報の管理、倫理的な審査手続、病院の経営企画、人事管理、医療事務、医薬品や診療材料の購入、施設管理に至るまで、すべての部署の職員がどのように仕事をしているか。特に、患者さまにとって、その内容がわかりやすく、文書等で明示され、マニュアル化されているか、個々の職員がマニュアルどおり実施しているか、記録が適正に行われているかなどについて、6人のサーベイヤーが会議室での質疑とともに、各病棟や事務室に分かれて、2日間に亘って聞き取りを行い、チェックされました。

 

(具体的な症例の内容審査のようす)

最後に講評として、サーベイヤーのリーダーが「おおむね良好でした。自治体病院で職員1人ひとりが頑張っている病院を見たのは久しぶりです」との感想を述べられました。正式な評価結果は、3~5ヶ月後にいただけるとのことでした。評価結果や評価内容については、到着次第、当院のホームページで公開いたしますので、ぜひご覧ください。


【お知らせ】
市民医療講座「子どものおなかのなか~栄養のことから病気のことまで~」
  日時 9月1日(土曜日)午後2時~3時30分
  場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
  講師 小児科医員 長谷川泰浩医師
*申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。
*一時保育(1歳6か月~就学前。先着5名程度)ご希望のかたは8月17日(金曜日)までに、手話通訳又は要約筆記をご希望のかたは8月23日(木曜日)までに、病院経営室(電話728-2034)へお申し込みください。


市立病院で消防訓練を実施しました

2018年07月19日 | 市立病院事務局

皆様こんにちは。箕面市立病院事務局の稲野です。

6月18日の大阪北部地震に続き、7月5日からは西日本豪雨が広範囲に土砂崩れや河川の氾濫をもたらしました。200名を超えるかたの貴重な生命が奪われ、いまだ数十名の行方不明者や数千名に及ぶ避難を余儀なくされているかたがたがおられます。
お亡くなりになられたかたがたのご冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

箕面市でも、ため池の堤瑭や調整池の擁壁が崩れるなど、広範囲に避難指示や避難勧告を出しました。ほとんどの避難指示・勧告は解除しましたが、地震による影響と合わせ、一部地域では、いまだ継続中です。市独自の支援策(災害見舞金ブロック塀撤去家屋の一部損壊)もありますので、ご活用を検討いただき、1日も早い、復旧・復興をお祈りいたします。

(市立病院ロビーのたなばた飾り)

さて、今回は、去る6月29日(金曜日)に実施した「消防訓練」について、ご紹介します。

○市立病院の消防訓練
市立病院では、消防法等の関係法令に基づき、毎年2回以上、消防訓練を実施しています。市立病院には、常時300名前後の何らかの疾患をもつ患者さまが入院されているため、万が一の有事の際は、とても混乱することが予測されます。自力で避難できるかたもおられますが、そうでないかたや、避難時に慌ててケガをされる可能性があるかたも、大勢いらっしゃいます。このため、定期的に訓練を行い、職員が避難経路や機材と誘導の手順や役割を確認し、慣れておくことが大切です。

今回の訓練は、6月29日(金曜日)の午後3時に、リハビリテーション棟3階の給湯コーナーから出火したという想定で、医師・看護師・セラピスト・事務等の病院スタッフのほか、警備や施設管理担当の委託業者の社員等、64名が参加して、次の4つのポイントを重点に実施しました。

(1)火災発生から避難誘導、初期消火までの手順の確認
(2)エアーストレッチャーを使用した階段搬送
(3)行動の開始、完了時の責任者への報告
(4)消火器使用方法の確認

(訓練のシナリオ確認)


(避難誘導される役割の病院スタッフ)


(病棟責任者の看護師長が担当医師に作業の確認)


(自力歩行できないかたはエアーストレッチャーへ)


(階段もそのまま滑り降ります)


(無事1階へ到着)


(最後に水消火器を使い、消火訓練)

○今回の反省点
訓練は概ね計画どおり、実施できました。また、大阪北部地震の直後と言うこともあり、参加者全員、緊張感をもって取り組んでいただきました。
なお、次の事項が今回の反省点です。次回の訓練や、もしもの本番に備えて、改善を図っていきます。

(1)各誘導員が各々の役割を一部把握できていなかったところがあり、誘導にやや時間
 を要した。今後は各誘導員の役割をより明確にし、スムーズな誘導に努めていく。
(2)エアーストレッチャーの使用方法を十分に修得できていなかったことから、誘導にや
 や時間を要した。再度、使用方法の周知を行い、よりスムーズな誘導に努めていく。


【お詫び】たなばたコンサート中止
7月6日(金曜日)に開催を予定していた「たなばたコンサート」は、大雨による土砂災害等の危険があるため、中止しました。楽しみにされていた皆様には、たいへん申し訳ありませんでした。

【お知らせ】
市民医療講座「子どものおなかのなか~栄養のことから病気のことまで~」
 日時 9月1日(土曜日)午後2時~3時30分
 場所 箕面市立病院リハビリテーション棟4階 いろはホール
 講師 小児科医員 長谷川泰浩医師
*申込は不要です。ぜひ直接、会場へお越しください。
*詳細は、市立病院ホームページやもみじだよりでお知らせします。
*一時保育(1歳6か月~就学前。先着5名程度)ご希望のかたは8月17日(金曜日)まで
 に、手話通訳又は要約筆記をご希望のかたは8月23日(木曜日)までに、病院経営室
 (電話728-2034)へお申し込みください。

 

 箕面市ふるさと納税の利用を市民のみなさまに呼びかけるため、2018年7月31日(火曜日)までの間「えっ、箕面市民も寄附できるの?箕面市ふるさと納税!」を統一キャンペーンとして展開します。