部長ブログ@箕面市役所

箕面市役所の部長が、市のホットな話題を語ります!
市の動きや仕事紹介、副市長、教育委員会委員などのつぶやきも。

平成29年度 水道事業会計の決算概要について

2018年10月02日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。上下水道局長の小野啓輔です。

「台風一過」という言葉があります。

台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡りよい天気になること
転じて、騒動が収まり、晴れ晴れとすること
という意味です。

今回の台風24号も、全国で大きな被害をもたらしましたが、
箕面市内に関しては、比較的被害も少なく、
10月1日に災害対策本部を終了できました。
しかし今年の災害は、総じて、
通り過ぎてもなお、大きな被害が続いています。

例えば、停電。
9月4日に大阪を直撃し、各地に深刻な被害を及ぼした台風21号。
箕面市内でも、山や公園の木々、街路樹や電柱がなぎ倒され、
家屋の屋根や瓦、看板などが吹き飛ぶとともに、
広範囲・長時間に渡って停電が発生し、
多くの皆さまが不安で不便な生活を強いられました。

関西電力によると、箕面市内の主要な電力幹線はすべて復旧していますが、
例えば滝道の一部など、今でも電線網が台風21号で破損し、
今でも通常の電力供給が断たれたままで、
発電機車や発電機等で応急対応している地域もあるのです。

上下水道局でも、9月4日以降、台風21号による停電で、
滝道にある上水道のポンプや下水のマンホールポンプが停止したため、
しばらくは給水タンクに水を入れて滝の上のドライブウェイまで車で運び、
山の斜面にホースを這わせてポンプ場に何度も水を送るなど、
職員の人力での給水活動を毎日続けていました。

【ドライブウェイから滝道への応急給水】


その後、関西電力が滝上の大日駐車場に「高圧発電機車」を配備し、
この電力により一部のポンプは動かせたのですが、それでも
電柱や電線の倒壊・破損地域は、高圧発電機車の電力も届かないため、
個別に発電機を設置してポンプ類を動かし続けて、
上水道も下水道も止まらないよう、今も対応を継続しています。

【大日駐車場の発電機車】

箕面公園の最新情報は、こちら

今年は、日本全国の各地で甚大な災害が次々と発生し、
今も多くの方々が厳しい生活を強いられています。
被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、
一日も早く復旧・復興がなされ、「台風一過」となりますよう、
心からお祈り申し上げます。 

●平成29年度 水道事業会計 決算

平成29年度「箕面市水道事業会計」及び「箕面市公共下水道事業会計」の
決算については、8月31日に開会された箕面市議会第3回定例会に上程され、
9月19日の建設水道常任委員会において、決算審査が行われました。
今後、10月3日の本会議で、認定可否の判断がされる予定です。
今回は、水道事業の決算の概要をご報告いたします。

<水道事業の決算概要>

水道事業は、地方公営企業法に基づき、
水道を利用したかたから水道料金をいただき、そのお金などですべてまかなう
「独立採算」を基本とする仕組みになっています。
また、新たに施設を建てたり更新したりするときには、多額の費用がかかるため、
国等からの借り入れ(企業債など)によって事業を進めており、
借り入れたお金は、利息を付けて返済しています。
そして、このような経営状況を的確に把握・公表できるよう、
特別会計「箕面市水道事業会計」を設置し、
複式簿記・発生主義による企業会計方式をベースに、
損益勘定である3条「収益的収入・支出」と、
資本勘定である4条「資本的収入・支出」に区分されています。

1.業務量

◯給水人口は前年度(平成28年度)と比較して、897人増加しています。
◯年間有収水量・1人1日平均有収水量は、前年度からほぼ横ばいの状況です。


「有収水量」とは、水道水として給水した水量のうち、
料金をいただいた水量をいいます。
平成29年度の一人1日平均有収水量は284リットルで、前年度と同じですが、
全国平均298リットルと比べ14リットル使用水量が下回っており、
少しずつではありますが、減少する傾向にあります。
これは、洗濯機や食器洗浄機・トイレなど節水型・省エネモデルの
水道機器の普及により減少しているものと考えられます。
全国的な傾向ですが、今後の水道経営を考える上で、重要な動向です。

「有収率」とは、水道水として給水した水量に対して、
料金として収入のあった水量が占める割合をいい、
水道の経営上重要な指標です。
平成29年度の有収率は、98.3パーセントで、前年度より0.8ポイント増加しました。
残りの1.7パーセントは、漏水による料金の減免や、洗管作業・消防活動及び
給水訓練等の公共用水として使用したことなどによる無収分です。
なお、有収率の全国平均は、90.2パーセントです。




2.収益的収入・支出

収益的収支とは、地方公営企業の経常的企業活動に伴い、
年度内に発生すると見込まれるすべての収益と
それに対応するすべての費用をいいます。
1年間でどれくらい収入があり、どれくらいの支出があったのかを示すものです。
減価償却費のように、現金支出を伴わない支出についても費用に含まれます。


◯前年度(平成28年度)と比較して、収入・支出は微増、
 損益は微減となっています。

◯損益は、約4億5千5百万円の黒字です。
 前年度(平成28年度)と比較して、2千3百万円減少しましたが、
 2年連続、4億円を越える黒字を達成しました。

 

 3.資本的収入・支出

資本的収支とは、収益的収支に属さない収入・支出のうち現金の収支を伴うもので、
主に施設や設備の建設・更新といった、支出の効果が次年度以降に及ぶものや、
企業債の元金償還などの費用とその財源となる収入を表しています。
資本的収入には、企業債、府交付金、負担金などを計上し、
資本的支出には、建設改良費、企業債償還金などを計上しています。


                       
◯資本的収入は、企業債、府交付金が増加しています。
◯資本的支出は、企業債償還金が減少し建設改良費等が増加しています。

資本的収支の不足額は、
(1)前年度からの繰越工事資金、
(2)収益的収支において減価償却費などで費用化しているが実際には現金の
   支出を伴っていないため内部留保されている「損益勘定留保資金」、
(3)これまでの計画的な貯金である減債積立金・建設改良積立金
等で補てんできています。


●決算に見る「計画」の推進状況

箕面市では、「箕面市上下水道事業経営改革プラン」(平成23年度に策定)で、
上下水道事業の「めざす姿」として、
  「料金を値上げすることなく、
   施設・管路の耐震化・更新事業を実施するための資金を確保する」
ことを基本方針としています。
そして、この目標を実現する具体的な実行計画として、
「箕面市上下水道施設整備基本・実施計画」(平成29年3月改訂)を定めています。
この計画のポイントは、現行料金の範囲内で次の2項目を実現することです。

 ※ 料金回収率100%以上を維持する。
 ※ 平成27(2015)年度から平成46(2034)年度までの20年間で、
    施設・管路の耐震化・更新事業を着実に実施するための資金として、
    建設改良費約162億円を確保する。 

(1)料金回収率の状況

「料金回収率」とは、給水原価に対する供給単価の割合です。
給水原価(給水に要する費用)が、どの程度、供給単価(給水による料金収入)により
回収されているのかをみるもので、上水道経営でとても重要な指標です。

  料金回収率(%)= (供給単価/給水原価)×100

この回収率が高いほど、料金の収益性が良く、
100%を下回っている場合は、
給水にかかる費用が、水道料金による収入以外に他の収入で賄われていることを
意味します。
平成29年度決算における料金回収率は、107.23%となり、
計画の目標値を上回っています。
 

 (2)建設改良事業の実績

また、平成29年度決算で実施できた施設・管路の耐震化・更新事業は、
次の表のとおりで、
国道171号・桜ヶ丘・牧落などの配水管改良や坊島受水場ポンプなどの更新、
箕面高区配水地耐震補強工事などを施工しており、
料金を値上げすることなく、計画は順調に進んでいます。



(3)まとめ

このように、水道事業については、平成29年度も前年度に引き続き
黒字決算を実現できました。

今後も、上下水道施設整備基本・実施計画に基づき、
上水道施設の老朽化対策や耐震化などをさらに進めていく必要があります。
そのためには、投資資金の平準化、効率的・計画的な事業運営に努め、
必要な費用をしっかりと確保しながらも、現行の料金水準を維持できるよう、
健全経営を継続していくことが不可欠です。

また、単に黒字幅の増大を追求するだけではなく
利用者のサービスの質と独立採算の両方を重視した効率的な経営も必要です。
そのため、今年の7月から、水道料金の値下げも実現しています。

今後ともさらなる経営基盤の強化に努め、
安全、安心、安価で良質な水道水の安定供給を
全力で推進していく所存です。

「ゆるキャラ(R)グランプリ2018」が、8月1日(水曜日)にスタートしました。市では、11月9日(金曜日)の投票期間終了までの間、今年こそ日本一獲得をめざす「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開します。


毎日使った水は、どこへ行くの? ~ 「下水道の日」

2018年09月07日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。
上下水道局長の小野啓輔です。

今年は、全国で深刻な大災害が相次いで発生しています。
直近だけでも、6月の大阪北部地震、7月豪雨、
その後、12号から今回の21号までの連続台風に続き、
9月6日には、北海道で最大震度7の大地震が発生しました。
被害に遭われた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

特に9月4日に徳島と神戸に上陸した超大型の台風21号は、
タンカーの衝突・空港機能の全面停止などの衝撃的な事故をはじめ、
すさまじい暴風雨による広範囲・長時間の停電が続いているなど、
今までにあまり経験のない形態の甚大な災害被害を
近畿全域、そして箕面市にも、もたらしました。
そのため、様々な新しい事態や課題も現れており、
今後も対策の総括と改善を重ねていく必要があります。
さらに、豪雨や新たな台風等が続く予報もあり、
現在も箕面市災害対策本部は継続しています。
引き続き、市役所の総力で対応してまいります。

台風21号に関する緊急情報は、こちら


●今日のテーマは、「下水道」です。

今回は、前回のブログでの予告どおり、
箕面市の小学校副教材『わたしたちのまち箕面』に出てくる
「くらしをささえる水」を、引き続き見ていきます。
前回は、「毎日使ってる水は、どこから来るの?」でした。
今回は、「毎日使った水は、どこへ行くの?」です。




●使った水は、どこへいくの?

私たちが、台所やお風呂、トイレなどから流した水は、
どこへ流れていくのでしょう?

子どもたちは、家の前にある汚水桝(おすいます)や、
道にあるマンホール、下水管、
さらには「下水処理場」についても調べていきます。

自分たちの住んでいるところから、どのような道を通って、
どの下水処理場へ下水が運ばれているのか。
「調べてみよう!」とモミジーヌが呼びかけます。



「下水処理場」は、私たちが台所、風呂、洗濯、トイレなどで使って
汚れた水を、きれいにして川にもどしている大切な施設です。

実は、箕面市内に「下水処理場」はありません。
箕面市内で使われた水は、下水管や中継ポンプ場を通って、
豊中市にある「原田水みらいセンター」と、
茨木市にある「中央水みらいセンター」と、
池田市内にある「池田市下水処理場」で処理しています。

副教材では、原田水みらいセンター(下水処理場)のしくみが
図解されています。

具体的に下水処理場のしくみを見ていきましょう。

【沈砂池】
下水は、まずは沈砂池に入ります。
下水には、ごみや砂など、いろいろな物がまじっているため、
まずは沈砂池で沈めて取り除きます。


【最初沈殿池】
沈砂池で取り除かれなかった小さなゴミや泥などを、
さらにゆっくり時間をかけて沈め、この池で取り除きます。
この時点では、まだいろんな汚れが浮いており、においもあります。


【反応タンク(エアレーションタンク)】
最初沈殿池で処理を終えた水に、
微生物の入った泥(活性汚泥)をまぜて、空気を吹き込むことで、
微生物がさらに増えて働きが良くなります。
この微生物が、汚れの原因である有機物を分解・吸収し、
水をきれいにするとともに、汚れをより一層、
沈みやすくしていきます。


【最終沈殿池】
沈みやすくなった泥を、この池の底に沈めます。
上澄みのきれいな水は、次の消毒施設に送ります。
沈んだ泥(活性汚泥)は、再び反応タンクに送り、
一部は、汚泥処理施設に送ります。
ここでも、金魚が泳いでます。


【消毒設備】
最終沈殿池から送られてきたきれいな水に、
薬品を入れて消毒し、猪名川に流します。

水処理全体の状態や水質は、
中央監視室・水質試験室でチェックしています。




●9月10日は、「下水道の日」

折しも、9月10日は、「下水道の日」です。

下水道の日は、
諸外国に比べ著しく遅れていた日本の下水道の普及を図るため、
下水道を全国的にアピールする活動として、
1961年(昭和36年)に国(当時の建設省)が
「全国下水道促進デー」として制定したのが始まりです。
その後、2001年(平成13年)に、
日本における近代下水道の基礎とされる「旧下水道法」の
制定100周年を記念して「下水道の日」に名称変更されました。
今年で第58回目を迎えます。

もともと9月10日は、立春から数えて220日目ごろで、
台風のよく襲来する時期と言われており、
浸水対策を大きな役割の一つとして担う下水道を広くアピールするのに
最適であることからこの日が選ばれたそうです。
今年は特に、実際よく台風が襲来していることを実感します。

当時の下水道の全国普及率は6パーセント程度でした。
ちなみに2017年(平成29年)3月31日現在では、
78.8パーセント(福島県の一部を除く)となっており、
箕面市の普及率は、ほぼ100%を達成しています。

下水道は施設のほとんどが道路などの下にあり、
普段は皆さまの目に触れることがありませんが、
この機会に下水道の現状、役割などについて、
市民の皆さまのご理解と関心を深めていただけたらと思います。

なお、公益社団法人日本下水道協会では、
9月10日の「下水道の日」にちなみ、
下水道に興味を持っていただき、理解を深めていただくことを目的に、
「下水道いろいろコンクール」として、
全国の小中学生などを対象に、
絵画・ポスター、作文、書道、新聞、標語を募集しています。
応募は、平成30(2018)年10月31日(水)当日消印有効です。
詳しくは、
公益社団法人日本下水道協会のホームページをご覧ください。

「ゆるキャラ(R)グランプリ2018」が、8月1日(水曜日)にスタートしました。市では、11月9日(金曜日)の投票期間終了までの間、今年こそ日本一獲得をめざす「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開します。


毎日使ってる水は、どこから来るの?

2018年08月16日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。
上下水道局長の小野啓輔です。

突然ですが、クイズです。
次の人物うち、
箕面市を訪れたことのある人は、誰でしょう?

役行者(えんのぎょうじゃ=修験道の開祖)
源頼朝、   源義経、   弁慶、  
足利尊氏、  織田信長、  松尾芭蕉、  
三島海雲、  夏目漱石、  野口英世、  
双葉山、   手塚治虫

正解は?

実はこの人たち、ぜんぶ
箕面を訪れた記録があります。

役行者や野口英世などは、箕面山中に像もあり有名ですが、
例えば織田信長は、摂津国での戦の最中、箕面に鷹狩りに出向き、
箕面の滝も見物した事が『信長公記』に記録されています。
織田信長は、今の滝道の東側、西江寺に至る「中ノ坂」を
鷹を追って馬で颯爽と駆け上がったと思われます。

また夏目漱石は、後期3部作の『彼岸過迄』で箕面のことが詳しく書いてあり、
実際に箕面を訪れたときの記載が『漱石日記』にもあります。

さらに、手塚治虫が高校生の時に書いた随筆集『昆虫つれづれ草』には、
杉の茶屋あたりでオオムラサキを追っていた
箕面での昆虫採集の様子が生き生きと書かれています。
治虫というペンネームも、
昆虫「オサムシ」から名付けられたそうです。

実は、このようなことを教えてくれたのは、
箕面市教育委員会が発行している
小学校の副教材『わたしたちのまち箕面』です。

この副教材『わたしたちのまち箕面』、
おとなが読んでも、おもしろい、よくわかる
なかなかの優れものです。

こんなページもあります。

箕面が、なぜ箕面という地名になったのか?
私自身、これまで、箕面の滝の姿が、
農具の「箕(み)」の「面(おもて)」の形に似ているから
箕面という地名になったという知識はありました。
しかし、根っからのシティボーイのため、
農具の「箕」を見たことがありませんでした。
この写真を見ると、「箕の面の形」というのが、
みごとに箕面の滝と重なり、地名の由来に実感が持てました。

この本、気に入った!!
ということで、
この副教材『わたしたちのまち箕面』に出てくる
「くらしをささえる水」を中心に、
小学生とともに、水について考えていきたいと思います。

●水はどのように使われているのだろう?

箕面市内の子どもたちは、わたしたちのまち箕面について、
いろんなことを学んでいます。

例えば、
「わたしたちが使う水は、どこから送られてくるの?」
「わたしたちが使った水は、どこへ行くの?」
小学校4年生で学ぶ学習課題です。

子どもたちは、副教材『わたしたちのまち箕面』などを活用し、
水にまつわる様々なことを調べ、学習していきます。

小学生が、まず取り組むのが、
「水はどのように使われているのだろう」という課題です。
自分たちが、毎日どんなことに水を使っているのか?
水が使われている場所や使い方、使う量に注目して調べます。

【水の使い方】


【水の量の量り方】



覚えてますか?
水1立方メートルが、重さ1トン = 1,000キログラムです
(厳密には、3.98℃の水という前提です。)
ちなみに、水1立方センチメートル = 1ミリリットル = 1cc = 1gです。
 
さて、水の使用量を調べるには、自分の家の水道メーターを見る方法や、
箕面市上下水道局が2か月に1回、各家庭にお届けしている
「水道使用水量・料金等のお知らせ」を見る方法などがあります。

そこから、自分の家庭で使っている水の量や料金、
さらには、箕面市全体で使っている水の量などを見ながら、
多くの水が使われていることを学びます。


●水はどこから送られてくるのだろう?

自分一人で、一日に約300リットルもの水を
使っているんですね。
わたしたちが毎日使っているすごい量の水、
いったいどこから来ているんでしょうか?

「蛇口の向こうはどうなっているんだろう」、
「流した水はどうなるんだろう」など、
子どもたちの素朴な疑問が、生活のしくみを知るきっかけとなります。

子どもたちは、身近な水道の蛇口に始まり、
家の外の水道メーター、その先の水道管などからさかのぼって、
配水池や浄水場などがあることを知っていきます。
さらに、その先が、井戸などの地下水や、箕面川・淀川の水であること、
そして淀川の水は、琵琶湖から流れてきていることも学んでいきます。

【箕面市の上水道マップ】


また、箕面市内で使っている水道水のうち、
12.8%が箕面市内で作っており、
87.2%が大阪広域水道企業団から買っていること、
大阪広域水道企業団の水は、
琵琶湖から淀川に流れてきた水を、
枚方市にある「村野浄水場」と
摂津市にある「三島浄水場」できれいにしてから、
箕面市に送られてきていることも学びます。


●箕面浄水場のしくみを調べてみよう

毎年6月には、実際に、
箕面浄水場(箕面市箕面2丁目)へ見学に行く小学校もあります。

【ようこそ 箕面浄水場へ】
 箕面浄水場では、箕面川から取り入れた水を、
 安心して飲めるきれいな水に作り変えています。
 

【箕面浄水場名物 金魚のお出迎え】
 箕面川から取水した原水で、金魚を飼っています。
 金魚は、水質に敏感に反応します。金魚による水源監視で、
 箕面川に有害なものが投げ込まれていないかの判断材料としています。
  

【沈砂池の見学】
 箕面川の水は、滝道にある取水口からポンプで最初にこの池に送られてきます。
 大きな砂や荒いごみは、この池をゆっくり水が流れ通過する間に、底に沈みます。
 原水の不純物を沈めることから、沈砂池という名称になっています。
 写真のきみどり色の下が池になっています。安全に管理するために蓋をしています。
 沈砂池の深さは、3~4mあります。
 沈砂池には、箕面川の水が入ってきますので、
 箕面川に住む魚の卵が流れてきて、沈砂池で魚が生まれることもあります。


【高速繊維ろ過機の見学】
 沈砂池を通った原水は、高速繊維ろ過機へと送られます。
 ここでは、水に汚れをくっつける薬を入れて汚れを集めて、
 ふとんのような綿を通過させて、水をろ過します。
 下の写真にあるような繊維(写真中央の綿のようなもの)が
 タンクの中に入っています。
 この機械に入っている綿は、見学会では実際に触ってみることができます。
 これで、ある程度までの浮遊物を取り除きます。
 

【膜ろ過ユニットの見学】
 高速繊維ろ過機でとれないものは、膜ろ過という、
 とてもとても小さな穴が空いた膜に水を通して、ごみをとります。
 この膜ろ過の膜の穴は、6ナノメートル。
 6ナノメートルというのは、6ミリの100万分の1です。、
 このユニットを、1分間に0.5ミリメートルというゆっくりとした速さで
 水を通して、汚れもバイ菌も取り除きます。
 こうしてきれいになった水に、消毒のため少量の塩素を加えた安全な水が、
 上水道として、私たちの家庭に届きます。
 

【中央管理室の見学】
 箕面浄水場では、箕面市全体の水の流れや水質も、点検・監視しています。
 水源から蛇口に至るまで、市内30以上もの地点で採水して検査を行い、
 常に水道水が安全であることや、水源に異常がないことを確認しています。
 また、水道水の基本となる色・濁りと消毒の効果については、
 市内13か所に連続測定装置(給水モニター)を設置し、
 箕面浄水場で24時間、常に遠隔監視を行っています。
 万が一異常があれば、すぐに対応が可能です。


いかがでしょうか。
子どもたちは、実によく勉強しています。
上下水道局としても、未来を担う子どもたちに
「水」や「水道」について理解を広める絶好の機会として、
各室から選抜された広報啓発検討委員会の職員が、
興味深い映像や、わかりやすい話し言葉などを工夫し、
全力で説明しています。

箕面浄水場見学会に参加された子どもたちが、
学校や自宅に帰ってから、先生やお友達、ご家族に
「水道」についてお話をしていただき、
今まで以上に水を大切に使っていただければと願っています。

水の学びは、続きます。
次回は、「使った水は、どこへ行くの?」
下水道を見ていきます。


水への想い ~ 「水の日」

2018年07月26日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。
上下水道局長の小野啓輔です。

8月1日は、「水の日」です。

古来、水で有名な俳句と言えば、
「古池や かわず飛び込む 水の音」(芭蕉)
「朝顔に つるべ取られて もらひ水」(加賀千代女)
あたりでしょうか。

私の大好きな川柳の分野でも、
水に関わる名作が、数多くあります。
そんな中から、私が勝手に選んだお気に入りをいくつか。

「水脈を 手繰れば神の 山に着く」        (倉吉市 牧野芳光さん)
          ~ 鳥取県「名水川柳コンクール」の最優秀賞作品です。

「小諸なる 浅間の水に 歴史(いのち)あり」  (大池光義さん)
「家々へ 命をつなぐ 水の道」            (土屋久美子さん)
          ~ 長野県小諸市「水道川柳」の最優秀賞・入賞作品です。

「農に生き 水の鼓動を しかと聞く」       (豊岡市 木谷盛男さん)
「水ごくり 私に戻る 音がする」          (宝塚市 和田翆女さん)
          ~ 兵庫ふれあいの祭典「川柳祭」の会長賞・知事賞作品です。

また、猛暑の今、熱中症予防も大切です。

「多めより こまめが大事 水補給」         (兵庫県 磯江智美さん)
「水飲むな 昔の常識 非常識」          (神奈川県 橋本健吾さん)
「スマホより 携帯しよう 水筒を」         (大阪府 房 稔さん)
「花に水 人にも水で 咲く笑顔」          (北海道 奥井英樹さん)
          ~ 「健康のため水を飲もう川柳」の最優秀賞・入賞作品です。

さらに、川柳ではなく、短歌ですが、

「震災に強い管だと聞かされて 工事の音も優しく聞こえ」
                              (ペンネーム 勝手気ままさん)
          ~ 東京水!作品コンクールの優秀賞も、好きな作品です。

そして、同じ東京コンクール最優秀賞で
個人的に、最も共感できるのが、この一句です。

「「もう一杯」 蛇口をひねる 休肝日」      (ペンネーム およよんさん)

今日は、そんな「ロマンと人情」が溢れる
「水の日」がテーマです。 (言葉が、昭和やな!!)


●「水の日」の制定

暑い熱いあつ~い夏、
8月は一年で水の使用量がもっとも増える月です。
その最初の日である8月1日を、「水の日」、
8月1日~7日を「水の週間」とすることが、
昭和52(1977)年の国の閣議了解により定められました。

さらに平成26(2014)年には、「水循環基本法」(平成26年法律第16号)が制定され、
国民の間に広く「健全な水循環の重要性」についての理解や関心を深める日として、
8月1日は、法律で定められた「水の日」となりました。

水が健全に循環することによってもたらされる「水の恵み」や
「健全な水循環の重要性」についての理解と関心を深めていただくため、
水関係の府省が都道府県等と連携し、全国的な啓発行事を実施しています。

 

●「水循環基本法」の制定

この「水循環基本法」。
あまり有名な法律とは言えないかもしれません。
もともと、環境問題や水質は環境省、上水道は厚生労働省、工業用水は経済産業省、
農業用水は農林水産省、水資源開発や河川・下水道・海岸は国土交通省というように、
水に関わる行政は、分野も多岐にわたり、法律も個別でした。
各省庁では平成10(1998)年頃から自主的な連絡会議を設置するなど、
水関連の行政を総合的にとらえる問題意識が高まってはいましたが、
結局、法律の実現には至りませんでした。
その後、有識者や超党派国会議員、与野党の各議員連盟などの動きが積み重ねられ、
平成26(2014)年3月、議員立法により、衆参両議院とも全会一致で可決・成立した
という、結構ユニークな法律です。
その基本理念が、「健全な水循環の維持・回復」です。


              <平成29年版 水循環白書から>

●そもそも「水の循環」とは?

水は、森羅万象、生命の源です。
私たち人間はもとより、地球上のあらゆる生物にとって、
他に代わりを求めることのできない、かけがえのない重要な資源です。
また、人の歴史は、水のもとで始まり、水と深い関わりをもっています。
水の恵みは、私たちの毎日の暮らしに潤いを与え、
農業や工業、発電や舟運、医療、流通、レクリエーションなど、
さまざまな産業や経済、文化の発展に重要な役割を果たしてきました。

水の惑星と言われる地球ですが、
実は、地球上の水の約97.5パーセントは海水で、淡水は約2.5パーセントにすぎません。
しかも淡水のほとんどは、南極や北極などの氷河や地下水で、
私たちが比較的容易に利用できる水は、
河川・湖沼などわずか0.01パーセントでしかないと言われています。
例えば、地球上に存在する水の量を、500ミリリットルのペットボトル1本分とすれば、
河川や湖沼などの水として存在する淡水の量は、
そのうちのわずか「1滴」程度にしかならないのです。

このように、水は決して豊富ではなく、限りある貴重な資源なのですが、
地球上の豊かな水の恵みは、「水の循環」によって保たれています。

水は、海水や河川の水として常に同じ場所に留まっているわけではありません。
太陽からの放射エネルギーによって、海や大地や植物の水が蒸発・蒸散し、
上空で冷やされて霧や雲になり、やがて雨や雪となって地上に降ります。
雨や雪は、地球の重力に従って、地下水となり、次第に集まって湖沼や河川となり、
さらに海へと流れ出て、戻っていきます。
それが蒸発して、また雨が降って・・・というように、絶えず循環しています。
これが、「水の循環」です。

この「水の循環」によって、塩分を含む海水も蒸発する際に淡水化され、
私たちが利用可能な淡水資源が常に作り出されています。

水資源は、消費すればなくなってしまう化石燃料などの資源と異なり、
上手に使えば、循環により繰り返し利用できるという大きな特性があります。


      <水の循環 ~ 政府広報オンラインから>

ところが、高度成長期の都市への人口や産業の集中、都市域の拡大、
産業構造の変化、過疎化や高齢化等の進行、
地球温暖化など気象変動等を背景として、
この「水の循環」が変化し、その健全性が損なわれてきています。
それに伴い、化学物質や各種排水による水質や土壌の汚濁、湧水の枯渇、
地下水の減少、地盤沈下、森林や農地の減少や荒廃、保水機能の低下、
河川流量の変化、水辺や水生生物の生育・生息環境・生態系への影響、
さらには、都市化等による水の浸透機能の低下、地表水と地下水の連続性の阻害、
ヒートアイランド現象、地球的規模での降水パターンの変化や気候変動等による
局地的な洪水や渇水被害、干ばつ、都市型水害の増大、水文化の衰退など、
さまざまな問題が顕れてきました。

特に、近年の日本列島では、先日の「平成30年7月豪雨」にも見られるように、
集中豪雨や大型台風による「異常気象、洪水、河川氾濫」などによって
全国各地で甚大な浸水被害が生じている一方で、
毎年のように全国のどこかの河川で「渇水=水不足」が発生しており、
人口と社会経済活動が集中する首都圏においても、
平成28(2016)年、平成29(2017)年と連続して、
取水制限が必要な「渇水」が生じています。


                <平成29年版 水循環白書から>

●「水循環基本法」のポイント

このような問題に対処するためには、
水が、国民共有の、ひいては人類共通の貴重な財産であり、
公共性の高い大切なものであることを、
国・地方公共団体、事業者、国民がしっかりと再認識し、
水が健全に循環し、水がめぐる先々でもたらされる豊かな恵みを
将来にわたって享受できるよう、健全な水循環を維持・回復するための施策を、
バラバラの縦割りではなく、包括的に推進していくことが不可欠です。

そこで、この水循環全体をしっかり守っていくため、
水循環に関する基本理念を明らかにし、施策を総合的かつ一体的に推進する
「水循環基本法」が制定されました。

水循環基本法では、「水循環」と「健全な水循環」を、次のように定義しています。

*「水循環」とは、水が、蒸発、降下、流下又は浸透により、海域等に至る過程で、
  地表水又は地下水として河川の流域を中心に循環することをいう。

*「健全な水循環」とは、人の活動と環境保全に果たす水の機能が適切に
  保たれた状態での水循環をいう。

そして、国・地方公共団体の施策の策定・実施責務や、
事業者・国民の水の適正利用・健全な水環境への配慮・協力を規定、
「流域の総合的管理」「水循環基本計画の策定」「基本的施策の実施」
「教育の推進」「国際的な連携・協力」
「内閣総理大臣を本部長とする水循環政策本部の設置」などを定めています。

そして、この法律に基づき、「水循環基本計画」が、
平成27(2015)年7月に策定されました。
水循環基本計画は、こちら


       <水循環基本法 水循環基本計画 ~ 内閣府から>

水は、太陽のエネルギーと地球の重力により、たえず地球上を循環しています。
人類は、太古の昔から変わることなく繰り返されている
この大きな循環の中で、生きてきました。
水を利用し、水の恵みを受け、時には災害を防ぐために、
さまざまな努力をしてきました。
水の循環との深い関わりの中で、水と共に暮らす知恵と工夫が蓄積され、
多様な地域文化が育まれてきました。

上下水道局が所管している上水道と下水道も、
原始の水循環にさまざまな知恵と工夫を加えながら、
人類が長い時間をかけて、創り上げてきたものです。

河川や地下水から水を導き、人が安心して飲める良質な水道として各ご家庭に届け、
利用された水を、下水道を通して、再度、浄化処理し、河川に還していく。
まさに、「水の循環」に深く関わる営みです。

水循環に配慮し、汚染のないきれいな水を確保・維持し、
豊かな自然と水の循環がもたらしてくれる水の恵みを
可能な限り損なうことなく、水の循環と共生していく。
また、貴重な水を大切に使い、守り生かす文化を大事にしていく。
そんな上下水道局でありたいと思います。

●水への想いを大切に

少し、話を大上段に振りかぶりすぎました。
「水の日」は、水の貴重さ、大切さ、水資源の重要性について、
関心を高め、理解を深めるための記念日です。

そのため、例えば中学生を対象に
「水の作文コンクール」なども実施されています。

今年の募集は、すでに5月で締め切られています。
水の作文コンクールについては、こちら。
過去の入賞者の作文が、すべて掲載されています。

昨年のコンテストで、熊本県の中学校1年生 岡部利穂さんが、
みごと内閣総理大臣賞を受賞されました。

作文の題名は、「水への想いが変わった日」。
熊本地震を体験し、断水と余震が続く、怖くてつらい毎日を過ごした中で、
水の大切さに心から気づいていく様子が、生き生きと描かれています。

岡部さんの作品は、こちら。

今回、大阪北部地震により、
箕面市でも大規模な断水が生じました。
同じ思いをされたかたも、大勢いらっしゃると思います。
「水の日」を機会として、
あらためて、水の大切さや地球の水循環に、
少しでも想いを巡らせていただけたら、とても幸いです。


箕面市ふるさと納税の利用を市民のみなさまに呼びかけるため、2018年7月31日(火曜日)までの間「えっ、箕面市民も寄付できるの?箕面市ふるさと納税!」を統一キャンペーンとして展開します。 


大阪府北部地震による断水

2018年07月03日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。
上下水道局長の小野啓輔です。

6月18日(月曜日) 朝7時58分に発生した大阪府北部地震は、
高槻市・枚方市・茨木市・箕面市などで震度6弱を観測し、
各地に多大な被害をもたらしました。

大阪府内の近隣他市では、尊い命が失われました。
とても痛ましく、心からご冥福をお祈りいたします。

また、箕面市内でも、けがをされた方々、
今もなお「避難指示」等が続いているご家庭、
営業休止を余儀なくされた店舗、
建物・塀などが壊れたままのご家庭もあります。
私の箕面市内の友人宅は、1階の食器棚の開き戸が地震で全開し、
中にあった食器がすべて床に落ち、割れて散乱し、
後片付けがたいへんだったと話していました。

被害に遭われた皆さまに、謹んでお見舞いを申し上げます。

地震に関する箕面市の最新情報は、こちら
 

上下水道局でいえば、
発災直後の2日間は、地震によって発生する断水と濁り水対策に、
職員一同、フル回転で取り組みました。

それでも、結果として、濁り水は市内各地で発生しました。
また、箕面市の水道施設では、発災直後に、
外院3丁目と彩都粟生南で、地震による水道管からの漏水が発生し、
緊急に修繕を行い、午後3時頃には修繕が完了しました。

【地震による箕面市外院3丁目の漏水】



一方、この間に、大阪広域水道企業団の水道施設が府内各地で被災し、
箕面市を含む北摂地域への送水が一部停止されるという
緊急事態が進行しました。
その結果、小野原全域と粟生新家・今宮・西宿の一部エリアで
6月18日午後9時から翌日19日午前11時頃まで、
断水が発生し、午後4時頃まで、濁り水が続きました。

たいへんなご不便をおかけいたしました皆さまに、
深くお詫び申し上げます。

今後、今回の経験を踏まえて対策を検証し、将来に向けてさらに改善し、
より安心な防災対策を進めていくことが重要です。
そのため、今回の断水の状況や対策の取り組みを、
できるだけ振り返って、記録しておきます。

【応急給水拠点の様子】


●地震による断水の原因

箕面市の水道は、全体の12.9%が、箕面川と半町の井戸から取水し、
箕面市内の浄水場で浄水し、各ご家庭に配水しています。
また、全体の87.1%が、大阪広域水道企業団(以下、「企業団」)から
浄水を送ってもらって(つまり購入して)、各ご家庭に配水しています。
この企業団からの水が箕面市内に入ってくる入り口(「分岐」と言います)が、
6か所あります。
具体的には、桜ヶ丘分岐、芝分岐、西宿分岐、新家分岐、川合分岐、
そして豊能町にある余野分岐の6か所です。

そのうちの3か所の分岐(新家分岐、川合分岐、余野分岐)の水が、
地震による企業団の水道管(送水管)の破損により、止まりました。

ちなみに、今回の地震によって大きく被災した大阪府内の
企業団の水道施設は、
幹線送水管が6か所、付属施設が7か所あったそうです。
そのうち、箕面市に影響した送水管は、
昭和38(1963)年に布設された900㎜の幹線(4拡北部幹線)で、
6月18日(月曜日) の発災直後に高槻市内で大きく破損し、午前8時頃から
箕面市を含む北大阪9市町(茨木市、高槻市、島本町、箕面市、吹田市、
豊中市、豊能町、能勢町、枚方市)への送水が停止されました。


●地震による断水対策の取り組み

普段、分岐から入ってきた水は、
さらに箕面市内の各地域で「配水池」という池に貯めています。
この配水池は、通常の水使用量で概ね「半日分」程度の水を
貯めることが出来ます。
しかし今回、企業団からの水が地震で止まったため、 
配水池の水が減り続け、半日後には池が空っぽになり、
断水が発生することになります。

具体的には、
新家分岐からは、「小野原配水池」と「青松園配水池」へ水を送っています。
この水が止まると、影響を受けるのは、
「小野原と、粟生新家・今宮・西宿の一部」及び
「外院、石丸、粟生外院、粟生間谷西と、白島・粟生新家の一部」のエリアです。

川合分岐からは、彩都の3配水池へ水を送っています。
この水が止まると、影響を受けるのは、「彩都と粟生間谷東」のエリアです。

余野分岐からは、止々呂美と森町配水池へ水を送っています。
この水が止まると、影響を受けるのは、「止々呂美と森町」のエリアです。

この緊急事態を受けて、箕面市は2つの対策を実施しました。


(1)可能な限り、断水を回避

配水池の水が空っぽになる前に、なんとか他の地域の配水池から
水を回せないかを検討し、
坊島受水場から青松園配水池に水を送ることが出来ました。
この結果、青松園配水池につながる
「外院、石丸、粟生外院、粟生間谷西と、白島・粟生新家の一部」エリアの
断水を防ぐことが出来ました。

また、青松園配水池から、さらに彩都地域にも水を逆方向で送ることで、
「彩都粟生南と粟生間谷東の一部」エリアも、断水を防ぐことが出来ました。
(ただし普段と逆方向に水を送ったために、最初は濁り水が発生しました。)


(2)応急給水拠点の設置

しかしながら、その他の配水池へは水を送る別ルートが無く、
結果的に、「小野原と、粟生新家・今宮・西宿の一部」、
「止々呂美と森町」、「彩都と粟生間谷東の一部」の3エリアは、
断水となる可能性が残りました。
そこで、この地域を重点に、「応急給水拠点」を設置しました。

 
【今回設置した応急給水拠点】

  とどろみの森学園、上止々呂美自治会館、下止々呂美自治会館
  彩都の丘学園、彩都やまもも公園、彩都みはらし公園
  豊川北小学校、東小学校、萱野東小学校、豊川南小学校
  やなぎぶち公園、小野原住宅集会所、今宮自治会館、春日神社駐車場、
  小野原自治会館、小野原多世代地域交流センター、かやの広場南道路
  (上止々呂美・下止々呂美の各自治会館では、水ペットボトル配布方式)

この応急給水拠点の設置・運営に当たっては、
日本水道協会を通じて、多くの市町村から、たくさんの職員さんが
それぞれ自前の給水車で給水支援に駆けつけてくださいました。
給水車を派遣してくださった自治体(18団体、2日間で延べ31台)を、
感謝を込めて記録しておきます(順不同です)。

  大阪府内:豊中市、岸和田市、泉大津市、泉南市、熊取町、
          富田林市、藤井寺市、河内長野市、泉佐野市、
          阪南市、貝塚市、高石市、大阪狭山市
  兵庫県内:神戸市(2台)、西宮市、尼崎市、伊丹市、阪神水道企業団

また、自衛隊も深夜も含めて2日間にわたり、
給水車による応急給水拠点での給水活動を継続してくださいました。
皆さま、ご支援ほんとうにありがとうございました。

 

さらに、市民の皆さまが節水に努めていただいたことと、
その後、川合分岐と余野分岐の送水が復活出来たため、
「止々呂美と森町」及び「彩都と粟生間谷東の一部」エリアは、
結果として、断水を防ぐことが出来ました。

一方、「小野原と、粟生新家、今宮、西宿の一部」エリアは、
配水に必要な水量も1日に約6,000立法メートルと大量なこともあり、
18日(月曜日)の午後9時頃から断水が始まり、翌19日の午前11時頃まで、
8,617世帯、19,468人の皆さまに、断水のご不便をおかけいたしました。
また、水道開通後も、濁り水が午後4時頃まで続きましたが、
ここも、市民の皆さまが、
水道開通後も無駄な水使用を控えて節水に努めていただいたため、
再度の断水を招くことなく、無事に復旧することができました。

以上が、今回の地震による断水の状況です。


このように地震による断水は、収束しましたが、
今回の経験を踏まえて、将来に向けた様々な課題を総括中です。

先日の日曜日には、また震度2の余震がありました。
今日現在もまだ、被災された皆さまは、苦しい生活が続いています。
箕面市災害対策本部も、対策を継続中です。
日常業務、今現在の災害対策、水道施設の耐震化対策、
そして、次の災害を想定した防災対策の向上に、
これからも真剣に取り組んでまいります。

どうか市民の皆さまも、
災害に備えて、各ご家庭で日頃の準備をお願いします。
特に、3日分の水の備蓄を、ぜひともお願い申し上げます。

「防災~今すぐ始める家庭の備え」は、こちら。



箕面市ふるさと納税の利用を市民のみなさまに呼びかけるため、2018年7月31日(火曜日)までの間「えっ、箕面市民も寄付できるの?箕面市ふるさと納税!」を統一キャンペーンとして展開します。