バスストップから基地ストップの会  

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2018年1月定例デモと申し入れ書

2018-01-21 | 日記
1月20日(土)は、今年1回目の座間キャンプへの定例デモ。大寒だったが、日中は比較的暖か。
座間キャンプ正門ゲートに着いたが、またしても受け取る自衛官がいない。待つこと10分余、全く悪びれた様子もなく氏名不詳の(ネームを付けていない)自衛官がやってくる。毎回その週の水曜行動の際に土曜日に申し入れ行動を行う旨伝えてあるというのに。いい加減であり、市民デモが軽んじられているのは腹立たしい。
住宅地に入ると、厚木基地にオスプレイ来るな抗議行動の報告や、さまざまな行動報告。これからの行動への呼びかけと続く。同時刻に神奈川の基地問題についての集会があったこともあり参加者は12名。
デモ後の交流会には他の行動を終えて貴重な資料(「安保法制後の自衛隊」など)を持ってきてくれた仲間を加え、今日の参加者は合計13名。
     
                       




          申 入 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官   ジェームズ・パスカレット少将様       
陸上自衛隊中央即応集団司令官             小林 茂 様                    
座間駐屯地司令                    豊田 真 様

朝鮮半島をめぐる軍事的緊張が高まるなか昨年から米軍・自衛隊の訓練中の事故・事件が多発しています。特に沖縄では年末最も恐れられていた普天間基地周辺での保育園・小学校への落下物があいつぎ、米軍からの「最大限可能な限り(学校上空を)避ける」という回答に小野寺防衛相は「基本的には飛ばないと認識している」と発言していました。ところが18日、普天間第二小学校の上空を午前と午後の二回も飛行する姿が防衛局のカメラにも写されました。にもかかわらず米軍は防衛相の抗議にもいっさい飛んでいないと答える始末です。沖縄県議会は19日臨時本会議で、2月末日までに普天間飛行場の運用停止を求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。翁長知事も「極東の安全を守る前に国民の安全を守り切れない」と米軍の対応を批判し日本政府の毅然とした態度を要求しています。
米軍は沖縄の怒りを真摯に受け止め、謝罪し、飛行中止を決定すべきです。米軍住宅地上空では飛行訓練が行われないという事実が、あなた方が危険性を十分認識しているということを示しているではありませんか。

ピョンチャンオリンピック開催中の米韓合同軍事演習停止の決定を受けて始まった韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との南北会談は、世界の人々の注目を集めました。昨年一挙に高まった朝鮮半島の緊張は、米国による攻撃を恐れる北朝鮮が核武装を進めこれに対し米韓日の三国が軍事演習を繰り返したために激しくなりました。大規模な軍事演習が戦争への道であることは、これまでの多くの経験からも明らかです。オリンピックが終わるまで米韓軍事演習を行わないよう求めたムン大統領と世界各国からの同意の声に押されたトランプ大統領の決定が、3月までの「平和」をもたらしました。
一方バンクーバーでは朝鮮戦争での国連軍側20か国の外相会議が開かれ、南北対話の進展を支持しながらも新たな制裁など対「北朝鮮」への圧力を強化することが確認されました。米国や日本政府の声が大きく報道され河野外相は「対話ムードは一切なかった」とまで言いきっています。緊張を煽る発言を続ける安倍首相、河野外相は平和を求める声に耳をふさいでいるのでしょう。

今年は明治150年とかでさまざまな行事が企画されています。しかし明治維新がめざした富国強兵の行きつく先が1945年の敗戦でした。また同じ過ちを繰り返すのはまっぴらです。もう二度と戦争をしないと誓った先人の思いを受け継ぎ、私たちは軍事基地の撤去を訴えます。朝鮮戦争が完全に解決しキャンプ座間から国連旗が消える日が近いことを望みます。

2018年1月20日 
                 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

  
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