生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

余計な一言・・・

2018年04月22日 04時53分02秒 | 放送大学

おせっかいな性格が災いし、人生において、ついつい、余計な一言を発してしまう・・・

それを面接授業の中でやってしまったものだから、さあ大変!今回の面接授業は70名の定員で39名が登録。「導入科目」(導入科目とは「各コースで開設される科目を効率的に学習するために、コースを構成する各学問領域の導入的知識及びそこで求められる基礎的な能力を身に着けること」を目標とする)となっているので安心していたのだが、内容的にはかなりレベルが高い。 P.52まである資料の、偶然開けたpp.35-36に、「水素分子のハミルトニアン」とか「波動関数」とか「ポテンシャルエネルギー曲線」とか知らない言葉が満載だったのだが、それ以外のページも関数やらで占拠されている。

このSCは少々珍しいSC。放送授業7回分をわずか2日で仕上げようというもので、放送授業1回分が1コマに凝縮されている。ようは、概ね1単位分の授業をわずか2日=12時間にも満たない時間で対応することなる。そのため、正直、私でもついていくので精一杯。この内容を、このスピードで本当についていけているのか・・・どんなに優秀な人々が集まっているのか?と思ったけれども、前の方に陣取った人以外は、普段のSCと同じ平均年齢60歳台のような光景である。

そんな難易度の高い導入科目の授業で、時折、先生が「質問ありますか?」と声を掛けられ、誰も質問しないと「本当にわかってます?」と言われる。いや、「質問なし」=「わかっている」じゃなくて、「質問なし」=「質問すべき内容がわからない」という感じだと思うのだが・・・

そんな状況で、先生が本当にわかっているのかどうか確認するため、学生を当て始めた!無難に答えた人もいがた、「わかりません」と答えた学生に「はい不合格~」と先生が言ったことで「余計な一言」を言わざるを得ないと決断。

最後のコマの、最後の質問時間に「今回の授業は全くわかりません。導入科目ということで履修しましたが、何を質問したらよいかわかりません。放送授業を履修しているので、先生の講義を聞いてからオンデマンドで学習するつもりでしたが、先に予習しないといけなかったでしょうか。導入科目との位置づけだったので軽い気持ちで参加しました。わからない私は、明日の授業は出ない方がよいでしょうか」と「質問」した。

教室が一瞬にして凍り付くのが解る!まあ、本当に「余計な一言」なのだが、本当に「わからない」のだから仕方がない。ましてや、これから、授業の理解度を学生を当てて確認していけば、いずれ、理解できていない多くの人々が確認され、遅かれ早かれ、先生は実情を理解することだろうから。

「高校の授業内容をSCで復習する時間はありません。」といった先生の発言もあったのだが「なら、シラバスに履修の条件としてその旨記載することもできたのではないでしょうか」と更に、余計な一言を・・・

そもそも、放送授業を履修することは条件じゃないので、この面接授業だけを履修するケースもあるのだから。高校で数学や化学をやっていない人もいるし、履修していても60歳~の学生に思い出せというのも酷だろう。先生は「東大の1年の後期で学習する内容」と言ってたが、東大以前に、諸諸事情により大学に行けず学びなおした方々に、この内容は本当キツイ。5修士・16学士・1短期大学士の私でも授業のスピードに追い付けないくらいなのだから。

先生も、授業の途中で「1/3ぐらい寝てるよ!」ってご自身でおっしゃってたが、起きている2/3も、どれだけ理解できているのか・・・授業が終わって、後ろに座っていた「おばさま」が「私もわかっていないんだけど・・・明日来てね!」って言ってくださったのが少々うれしい。

あるいは、帰りに一緒になった方から「放送大学にしては内容難し過ぎますね・・・」と言ってくださった方にも感謝。その方に「明日、よろしくお願いしますね」と言ったら「えっ、明日来ないんですか、明日来るんですよね?」って返してくださったので。

といいつつも、やはり、先生に楯突いた極悪人なので先生に直接お詫びに。怖い先生かと思ったが、一対一で話してみると、すぐにいい先生というのがわかる。ダテに、アカデミックの世界で長年やっていませんから。ただ、放送大学での面接授業が3回目ということ。放送大学の教授になる前は首都大学東京で教鞭をとられていたそうなので、その学生と同じレベル感で対応されているのでは・・・と思ったりする。やはり、直前まで現役の高校生をやっていた学生と、何十年ぶりに学び直した社会人がメインの学生である放送大学が同列であるわけもない。

とはいえ、本当、余計な一言だったな・・・本当、今日の授業にでるのが憂鬱(笑)。この単位がなくても、卒業できるので「撤収」もありなのだが、2人の方に「明日も行きます」と言ってしまっているので、行くしかないか。。。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tera)
2018-04-23 22:22:38
放送大学の面接授業は「初学者にも一部は理解できる、一方アカデミックな内容を求める学生にも充分に満足できる講義を提供する」の両立が求められますね。
teraさん (フラ夫)
2018-04-24 07:43:36
その両立を成立させるためにも「シラバスでの告知」が必要と思っています。

面接授業は、事前の段階では内容がよくわかりません。ましてや、「当日プリントを配ります」という授業は対処できません。

どのような前提条件が必要なのか?その情報がないと、半年に1回しかない履修チャンスを逸してしまいます。

「英語が必要」とか「音符が読めること」とか、その少しの情報で、有意義なSCか、地獄のSCかを判別することができるのです。

って感じのことを思っております。

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