世の中「改竄」「捏造」といった言葉がちまたに溢れる昨今。
大学院の博士論文が否定され、学位が取り消されそうな流れになっている。さて・・・もし、学位が取り消された場合、「学歴」は履歴書上、どのように表記するべきなのかという疑問にぶち当たってしまった。
①博士の学位取得まで書いた後、「博士の学位取り消し」と記載する。
②修士の学位取得まで書いておしまいとする。
③博士の学位取得ではなく、「単位修得満期退学」とする。
実際、そんな学位を取り消されるケースって「見たことない」し、通常、学位取り消しは「犯罪」等、芳しくない事例に起因するため、正解というものが存在しないのかもしれない。
しかし、②の修士までしか書かないとすると、その後の何年間かの履歴が消えてしまうことととなるし、③の場合だと、「単位修得退学証明書」や「満期退学証明書」といった「博士課程後期を修了した証明書」が発行されるか微妙だし・・・①が妥当のような気もするが、博士課程修了から、どのような立場に変更されるのかがわからない。
そう。そもそも、学位取消処分だけなのか、除籍処分となるのかで全く履歴が変わってしまうのである。
だが、履歴書の趣旨からすれば、まずは、自分の履歴がどのようになったかを偽り無く書き綴り、それを第三者に明らかにすることが肝要と思われる。だから、学位が取り消された事実は履歴書に書かざるを得ないだろう。そうなってくると、博士の学位を修得したが、取り消された旨を、その理由とともに書き綴るべきであろう。
学位については、自己に不利益な情報を書き漏らすことはNGである。後日、「学歴詐称」といわれるリスクがあるためである。軽犯罪法にも以下の通りかかれている。
軽犯罪法第1条15
官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者
学位を詐称することは犯罪であり、場合によってはクビにされても仕方がない。「別に、見栄を張って上位の学位を書くとか、あるべきものを書かないケースは詐称じゃないだろう?」と思われるかもしれないが、以前、高卒対象の公務員採用枠に、大卒者があえて大卒の事実を隠して応募したケースがあった。確か、後刻、大卒の事実を隠して採用された人は解雇されたはずである。
あるいは、他大学出身者が東大大学院に入学し、修士の学位を取得したとして、「学士は修士より下だから、東大学士として就活しよう。同じ東大だし~♪」ってのも当然、許されるものではない。学士はあくまで学士。修士が上とか、博士が上とか、学歴においては考慮されない。
あるべき事実をあるべき通りに書くのが履歴書の学歴欄である。だからこそ、私のように、履歴書の学歴欄以上に、学位を取り続けるのは就活において「異端児」となってしまうのである。
まあ、今の状況だと、最終学歴は「短大卒業」となっているし、そもそも、転職するつもりがないし、もし転職しようとしても、異端ゆえに、転職できるような一般的な履歴書は書けないので、書類選考で落とされてしまうことだろう。
でも、本当、今回のケースの結果、学位取り消しとなった場合、どんな履歴書になるのでしょうね・・・
大学院の博士論文が否定され、学位が取り消されそうな流れになっている。さて・・・もし、学位が取り消された場合、「学歴」は履歴書上、どのように表記するべきなのかという疑問にぶち当たってしまった。
①博士の学位取得まで書いた後、「博士の学位取り消し」と記載する。
②修士の学位取得まで書いておしまいとする。
③博士の学位取得ではなく、「単位修得満期退学」とする。
実際、そんな学位を取り消されるケースって「見たことない」し、通常、学位取り消しは「犯罪」等、芳しくない事例に起因するため、正解というものが存在しないのかもしれない。
しかし、②の修士までしか書かないとすると、その後の何年間かの履歴が消えてしまうことととなるし、③の場合だと、「単位修得退学証明書」や「満期退学証明書」といった「博士課程後期を修了した証明書」が発行されるか微妙だし・・・①が妥当のような気もするが、博士課程修了から、どのような立場に変更されるのかがわからない。
そう。そもそも、学位取消処分だけなのか、除籍処分となるのかで全く履歴が変わってしまうのである。
だが、履歴書の趣旨からすれば、まずは、自分の履歴がどのようになったかを偽り無く書き綴り、それを第三者に明らかにすることが肝要と思われる。だから、学位が取り消された事実は履歴書に書かざるを得ないだろう。そうなってくると、博士の学位を修得したが、取り消された旨を、その理由とともに書き綴るべきであろう。
学位については、自己に不利益な情報を書き漏らすことはNGである。後日、「学歴詐称」といわれるリスクがあるためである。軽犯罪法にも以下の通りかかれている。
軽犯罪法第1条15
官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者
学位を詐称することは犯罪であり、場合によってはクビにされても仕方がない。「別に、見栄を張って上位の学位を書くとか、あるべきものを書かないケースは詐称じゃないだろう?」と思われるかもしれないが、以前、高卒対象の公務員採用枠に、大卒者があえて大卒の事実を隠して応募したケースがあった。確か、後刻、大卒の事実を隠して採用された人は解雇されたはずである。
あるいは、他大学出身者が東大大学院に入学し、修士の学位を取得したとして、「学士は修士より下だから、東大学士として就活しよう。同じ東大だし~♪」ってのも当然、許されるものではない。学士はあくまで学士。修士が上とか、博士が上とか、学歴においては考慮されない。
あるべき事実をあるべき通りに書くのが履歴書の学歴欄である。だからこそ、私のように、履歴書の学歴欄以上に、学位を取り続けるのは就活において「異端児」となってしまうのである。
まあ、今の状況だと、最終学歴は「短大卒業」となっているし、そもそも、転職するつもりがないし、もし転職しようとしても、異端ゆえに、転職できるような一般的な履歴書は書けないので、書類選考で落とされてしまうことだろう。
でも、本当、今回のケースの結果、学位取り消しとなった場合、どんな履歴書になるのでしょうね・・・
だから日頃からどこから突っ込まれても文句のつけようがないような、研究態度、しいては生活態度全般を心がけておかないといけないわけですが、、
それにしても彼女の不幸は能力以上の研究テーマに足を踏み入れてしまったこと。返す返すも、あのまま東京湾の海洋微生物の研究を続けていたら、、、と悔やまれます。
名誉挽回のため、STAP細胞の有無をこれからどこの研究施設にも属さず独力で証明していくことは生命科学の分野では、かなり難しいと考えられますし、、
電気電子、コンピュータ、情報関係の研究なら所属する施設がなくても、意思が強ければ仕事の合間に独力で続けることができるのですけどね。
最終学歴には、きちんとした定義はないみたいですが、通常は、「最後に卒要した学校」ではなく、「これまでに受けた、もっとも高い学歴」のことですね。だから、大卒の人がその後で2年生の専門学校に行っても、最終学歴は大卒のままです。
でも、フラ夫さんの場合は、修士が複数あるのでややこしいかも。
最終学歴は、転職を考えなければ最後に行った学校でいいのかなと思います。
加えて、「博士の学位」や「地道な研究」に対するイメージの悪化や、信用を失墜させた罪もあり、どうしようもないという感じです。
本当に、STAP細胞が真実であったとしても、学位研究家としては、博士の学位をないがしろにした点は許容範囲を逸脱しております。
それに、拙ブログ内においては、生涯学習のレベル感として、短期大学士<学士<修士<博士とは認めておりませんので、最後に卒業or修了した学校を最終学歴として設定しております。
博士が、学歴すごろくの「上がり」だとすると、そこまで到達した後の学びが味気なくなってしまいます。ですので、「学歴」≒「学習の歴史」とみなしております。
無論、世間一般的には風竜胆さんの考え方が正解のはずです。しかし、異端児の天邪鬼の私としては、歴史の通りに捉えるのが生涯学習的な学歴とみなしております(笑)
あとは、早稲田大学大学院の評価を著しく貶めたことによる「除籍」となるかがポイントでしょうか。他人様のことですので、あまり煽り立てることは控えたいと思っておりますが、学位制度を研究する立場としては、結果を注目せざるを得ません。