安いTS520Vを入手してからは部屋にいる時には電源ONにしてエージングをしています。
まあ、昔のリグですから性能的には現代のリグには到底追い付きません。しかし、VFOをクルクル回していますと無線をやっているという気持ちが高ぶってくることも事実です。
特にVFOダイヤルは視覚だけではなく触覚としても記憶が深く刻まれていますので色々と楽しめますね。
このTS520以前のTS510やTS511はVFOダイアルがとても軽くて、少し勢いを付けて回すと端から端迄ブーンと回り「おースゲェ!!」と思ったものです。
私の開局は八重洲のFT401でしたので対極の感触・・ねっとりとした感触のギアでした。目盛りのリングが八重洲機はロックされてなく僅かな抵抗を感じるだけで回ってしまうので「不良品か??」と疑問を持ってアキバの店を数軒回り、展示機を触って確かめたりもしました。・・結論としては正常でした。
現代のリグとの相違点は数々ありますが、個人的にはこのVFOダイアル周辺が最も大きな相違点ではないかと思っています・・これは電気的な相違というよりも機構上、感触の相違です。
当時のリグで7MhzのCW帯を聞きますと、とにかくバンド幅が狭く感じます。何しろ1回転25KC・・(25キロヘルツなんて最近で、25ケーシーです)も動きますので1回転で終わります(笑)でも私には違和感も無く、「こんなもんだよ」という懐かしさ一杯です。
子供無線時代には外部VFOなんぞは高根の花でしたので、SSBのDXペディなどで「5UP」と言われますと指先に神経を集中して5KC回してコールし、次の瞬間に指で5KC戻すという変態チックな運用をしていました。それでも何故か外れることも無く、普通にQSO出来ていました・・やっぱり無線は気合と集中ですhi 不便な方が楽しいのが無線です。
届いたらバンド切り替えSWを確認しましょう。中のジョイントがプラなので、熱疲労で劣化の可能性があります。
そしてリレークリーナーで各部の洗浄からですね。
但し、接点復活材は使わない方が良いですよ。ホコリが付いてしまいます。
100W機ならファイナルのプレートには800v掛かっています。電源offにしても残っていますので、ドライバーなどでプレートとシャーシーアースを短絡させてから作業開始です。
TUBE RIGは半導体にない魅力がありますね。2E26 FINAL、6BQ5 P-PのA3送信機を作りました 送信して10W蛍光管をFINALのプレートに近づけると蛍光管が点灯します 最も明るくなるように終段のパイマッチを調整するなんてことで 机の上に蛍光管を置いていました 可笑しいですね
勢いでポチったら落札できちゃった・・・みたいな。w だいたいJARDの保証認定ねんてやったことないぞっと。