店内に入ると、沢山のガラス。
ペンダント・ピアス。
”あれ?Vetro付けてるの?”
”わたし、ここのビックファンなの。これは、セントラルフェスティバルで買ったのよ”
”ここは、本店だから、たーーーくさんあるし、今Saleやってて40%OFFだよ。”
これだけあると、目移りして、逆に選べない。
それでも、母へのおみやげを含めて8個購入。全部で3280バーツ 日本円にすると10,817円でした。
もう、仕事は終わりました。
基本的に御昼間のタイの町はどこも、閑散としている。
夕方5時くらいから、賑わい始めるのが普通だ。
カオラックの町も真昼間12時には、歩いている観光客に出会ったのは数人だった。
渋谷や上野みたいに異常なほど人がいる場合も購買意欲は薄れるが、人があまり居ないのも・・・購買意欲が沸かない。
昔は、タイぽい ビーチドレスとか、キャンドルとか、お香とか、すごく気になっていたんだけど。
お洋服関係は、現地で見ると、とても素敵に見えるが・・・・実際に日本に帰って来て着るか?っと言うと・・・
お洗濯すると、色落ちが激しいので、結局個別に手洗いしないといけないので、どんどん遠のく。
アロマオイルやバスソルトはお安くて香りが良いので、いつも大量に購入して帰るのだが、今回はそれもしなかった。
ブラブラとただ、幹線道路沿いを歩いて・・・・暑くて疲れたので休憩。
ビールでも買って帰りましょう。
”外で煙草吸ってもいい?”
お店の女の子に聞くと
”あー良いよ。ビール飲みながら、ゆっくりしていきなよ”
お客さんだと思っていた、痩せた若い男の子が外にあるテーブルを指さして、灰皿まで持って来てくれた。
もう少し大きな街で歩いていたら、ジャンキーに見えるような風貌。
お客さんだと思っていたけど、どうもお店の従業員のようだ。
”俺は、肺が真っ黒になるの嫌だから、紙タバコにしたんだよ”
確かに・・・タイの煙草には必ず恐ろしい肺の写真や、タバコによる疾病で醜くなった体の部位が写っている。
彼は、ブラジルから妹と働きに来て、小さい兄弟達を大学まで卒業させたらしい。
10年近く、ブラジルには帰ってないけど、弟がプログラマーに妹が看護婦になって、とても誇りに思っている。
”えらいのね。家族に会えなくて寂しいね。”
”大丈夫、妹もいるし、最近はスカイプで顔見る事が出来るから。前は、電話代高かったし、寂しかったけど。
今は、スマホでいつでも会えるからね。”
見た目あやしい彼は、笑うと可愛い。あまりにも痩せていて若く見えるし、不安定な人間に見えるが、
話すと、とても優しくて、心地の良い時間だった。
お店の前にタクシーの看板が立っているので、彼にサロジンまで送ってもらう事にした。
”ねぇ、サロジン知ってる?サロジンまでいくら?”
”あーちょっと待ってね、妹に聞いてくる。あいつ詳しいんだ”
”300バーツだって”
サロジンのドライバーが教えてくれた、ローカルタクシーの値段と同じだ。
(良い奴だと思っていても、疑り深い私達)
”じゃあ、乗せていて!!”
”良いよお金はお店で払ってね、妹が運転するよ、妹インターナショナルドライビングライセンスもってるから
安心して、びっくりするほどゆっくり走るし・・・”
ふふふふふ、旅行客と伊達にコミュニケーションをとってる訳じゃないらしい。
確かに、大きな幹線道路を走るタクシードライバーは、ガンガン追い抜きをするからドキドキする事が多い。
店番じゃないし、ドライバーでもない、いったい彼の仕事は何だろう?
”サロジンまでですね、どうぞ乗って”
妹さんの指さす先には、トゥクトゥクの大きいバージョン。
わぁー久しぶりのトゥクトゥクだぁ。よく見かける軽トラのやつより、頑丈そうな作り。
妹さんは、無理な追い越しもせず、まさに安心できる運転。
気持ち風に吹かれながら、サロジンまで帰ってきました。
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