お部屋に入ったら、私達は、スーツケースの中身をぜーーーーんぶ出す。
二人分のお洋服を箪笥にしまい込み、ハンガーラックにかける。
化粧品などは、ダブルシンクの下に並べる。
サロジンの好きなところの一つだ。
スーツケースの中身を綺麗に収納できる事。
必要な場所に必要な物が置ける。
いつも、きちんとしておける。ごぞごそ、物を探さなくて良い。
お掃除してくださる方も、床の物をよけたり、椅子の上の物をよけたりしながら作業するより、きっと楽なはずだ。
毎日食べたスペース分だけ追加されるフルーツ。
バナナをぜーーんぶ食べた後にはドラゴンフルーツが追加されたり。
なんて名だか知らない、梨みたいな見た目のキュウリみたいな味のする物を食べたら、ミカンが増えてたり。
ビニールに入った、ゴマパリパリせんべい(うす焼き)。
美味しくも不味くもない無いという、妙な食べ物。
よしおさんが、私の大好物だと思っている。
おそらく、サロジンのスタッフも私の大好物だと思っているだろう。
毎日、一袋食べ切っているのだから。毎日、補充しなきゃいけないのだから。
もちろん、これが有料なら、ぜーーーたいに手を出したりしない。
無料だからか?外から帰って来て、ちょいっと一枚つまむ。
バリバリバリバリ、歯と耳が喜ぶ。
ゴマがぼろぼろ落ちるし、お皿で下から受けてないと床がゴマとクラッカーだらけになる。
バリバリバリバリ。
よしおさんがニヤニヤしながら、見ている。
”それ、好きだね。”
”好きじゃない”
美味しい訳じゃないのに、いつも、一枚・一枚・一枚・って結局全部食べ切ってしまう。
この、色合わせの上手な事。
一度も、座った事の無いソファー。
座り心地は悪くないが、目で楽しむ方が多い。
タイの人も、家に入るときは靴を脱ぐ。
靴を脱ぐ習慣の無い国の人たちの方が、多いだろうに、この床はいつもピカピカに光っている。
砂のついた靴で歩くとフローリングの床はすぐ傷がついてしまうはずだから、よほどメンテナンスを施しているのか?
郷に入れば郷に入ると、皆さんお部屋に入ると靴を脱いでくれるのだろうか?
サロジンは、初めて訪れた時と同じようにいつも、綺麗だ。
薄汚れた印象が無い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます