ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

『酒匂川ゴミ拾い探鳥会』2月14日(土)

2015-01-28 02:50:29 | ブリ森講座
『酒匂川ゴミ拾い探鳥会』
酒匂川下流部の河原でゴミ拾いと冬の野鳥と豚汁を楽しもう!
水面や中洲にはセグロカモメやユリカモメなどのカモメ類やカルガモ、マガモなどのカモ類、真っ黒のオオバン。
河原の草地には、ホオジロ、カワラヒワ、ツグミ、タヒバリ、ムクドリなどの小鳥がいるよ。
野鳥の会会員が望遠鏡でご案内しますので、初心者でもokです。

2015年2月14日(土)
集合場所:酒匂川下流部の国道1号直上流の右岸(西側)堤防
集合時間:午前9:30
解散:酒匂川JR鉄橋付近12時頃

参加費:無料。
貸出し:ゴミ袋やゴミ拾い道具(トング)は貸してもらえます。
持ち物:筆記用具・メモ帳・あれば双眼鏡・防寒の服装(防止手袋)
雨天中止
予約不要。初心者歓迎。
問い合わせ:畠山fwba1127@mb.infoweb.ne.jp
主催:日本野鳥の会神奈川支部西湘ブロック

工程:30分ぐらいゴミ拾いしてから、上流へ向かってスポーツ広場をのんびり歩き河原の鳥を探す。
ゴミは堤防の指定場所に置くだけで小田原市役所が近日集荷してくれるシステムになってる。だから「ゴミ袋を持ち歩きながら双眼鏡で鳥を探す」必要はない。
探鳥コースの終わり側(JRの鉄橋あたり)で、お楽しみの豚汁サービス(数百円のカンパ)があるよ。
そのまま、おばさんたちの持ち寄りお惣菜品評会のようになっちゃう\(^_^)/。時間的にもお腹が空くので、お昼ごはんにちょうどいい。
記入:伊豆川哲也

観察会のお知らせ 『芦ノ湖周辺に冬鳥を訪ねる』2月8日(日)

2015-01-28 02:46:51 | ブリ森講座
観察会のお知らせ 『芦ノ湖周辺に冬鳥を訪ねる』

芦ノ湖周辺に集う冬鳥・水鳥の観察と自然探索に行こう。
初心者歓迎。今年は、しっかり寒くなってるので、シベリアやサハリンから冬限定の青い小鳥や赤い小鳥が箱根に越冬に来てます。見れる確率大だよ。
芦ノ湖北岸のビジターセンターからキャンプ場周辺で冬の野鳥を中心に自然観察を行います。
見れそうな冬限定の陸鳥:カシラダカ、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、アトリ、アカウソ、マヒワ、ベニマシコ、ルリビタキ、
見れそうな一年中いる鳥:ハクセキレイ、シジュウカラ、イカル、モズ、カケス、ガビチョウ
見れそうな冬限定の水鳥:ヒドリガモ、オオバン、ハジロカイツブリ

集合:2015年2月8日(日)午前10時 箱根ビジターセンター前
解散:12時 集合場所と同じ
会費:500円(資料代・保険代)
持ち物:筆記用具・水・雨具・双眼鏡・防寒の服装(防止手袋)
講師:上妻信夫
雨天中止:当日の朝5時の静岡県東部の天気予報(0559-177)の降水確率が午前・午後のいずれかが40%を超える場合は中止。
主催:箱根を守る会
申し込み先:箱根を守る会 川崎英憲 hidenorikawasaki@mti.biglobe.ne.jp
      箱根を守る会 本多まさ子 books@tbz.t-com.ne.jp
記入:伊豆川哲也

芦ノ湖のカモ、毎年の減少が止まらない!!(野鳥の会ガンカモ一斉調査)

2015-01-28 01:17:13 | ブリ森講座
■■■■■■現状の課題 カモの減少■■■■■■■
2015/1/24に箱根の芦ノ湖で水鳥カウント(主催:(財)日本野鳥の会 神奈川支部 西湘ブロック)をやってきました。
 芦ノ湖のカモ類は、昭和初期オシドリだけで1万羽がいたとされましたが、1980年代はカモ類1500羽程度、その後も毎年減って、オシドリはすっかりいなくなり、今年は、ついにカモ類100羽ちょっと。酒匂川でも毎年激減中です。下記グラフ参照。


調査状況


芦ノ湖のオカヨシガモ

■■■■■■原因 農法の変化によるカモの餌減少■■■■■■■
神奈川西湘地域の川や溜池で一番普通のカモは、マガモ、コガモ、カルガモ、オナガガモなどですが、これらは水田採餌ガモ類とも呼ばれ、日中はイタチ等に捕食されないように見晴らしの良い水面で昼寝をし、夜になるとと広い水田に飛来して落穂、二番穂を食べます。
 全国のカモの減少は、2000年代頃から、収穫後に耕す「秋耕(秋起こし)」が全国的に普及し、落穂や二番穂が、土に埋まり食べれなくなったからと、考えられてます(論文:渡辺朝一2013千葉生物誌等より)。

■■■■■■対策 生物多様性と共存する水田再生■■■■■■■
 では、このままカモ類が絶滅するのを待つしかないのでしょうか?
それではあまりにも寂しいので、生物多様性と共存する水田ができないか皆さんとともに考えてみましょう。
 農家は手間をかけて秋耕と冬季乾田化をして、翌年の稲の生育が良くなるように努力しています。このメリットを活かしながらカモが餌を食べれる共存の水田を、小田原の気候や農法にあわせて農家とともに探ってみたいのです。実は石川県加賀市や宮城県の伊豆沼周辺では農家の協力で成功してます。

共存の一案として、加賀市の鴨池観察館hp(http://www.kagashi-ss.co.jp/kamoike/huyumizutanbo.html)では、秋耕のメリットを活かしながらカモの餌場を兼ねた方法として以下の「雨水たんぼ」を推奨してます。

「雨水たんぼ」
①水深数cmだけで大丈夫。
 星明かりでキラキラする水面を見てカモが水田に降りてくるのがねらい。
 カモが泳げるほどの深さは必要ないので、灌漑用水に通水する必要はなく、排水用の弁を閉めて貯まる雨水だけでok。
②雨水を貯めるのは、餌不足となる1~2月だけでもいい。
③1枚の水田に水を貯めるのは1週間程度だけでも効果がある。
  順次乾田に戻して、近くの水田に雨水を貯めればいい
 (カモ類は1週間程度通うと落穂、2番穂を食べ尽くすので)

秋耕(秋起こし)のやり方の改良
 鴨池観察館では、秋耕の共存案として「粗くざっと起こす」や「シマシマ田んぼ」も提案してます。粗く起こせば、落穂の一部がカモの嘴が届く割れ目に残るので餌場再生になり、秋耕の1つのメリットである乾土効果がより効果的です。
 「シマシマ田んぼ」は、秋耕を縞状に行う提案です。
 とはいっても急には農家の協力は得られません。まずは、耕作をやめてしまった休耕田で、雨水を貯める協力を得て、カモも夜に来ていることを示すだけでなく、害虫を食べる益虫(カエルやカマキリ、トンボ)や人気の生物が増えてるのを市民調査でアピールするぐらいから始めて農家と環境市民団体が仲良くなっていくのがいいかと思いますがいかがでしょうか。
記入:伊豆川哲也 izkw_tetsuya@yahoo.co.jp