海洋プラスチックの問題が世界で叫ばれ始めて...日本は?
マテリアルリサイクル23%
リサイクルする度にプラスチック分子が劣化してしまい、どんどん品質が悪くなる。
ケミカルリサイクル4%
廃プラをひとまず分子に分解してからプラスチック素材に変えるので、何度でも再生できる。理想的なリサイクル
だがコストがかかる。
サーマルリサイクル56%
ごみ焼却炉で燃やし、その熱をエネルギーとして回収。
海外にはサーマルリサイクルという言葉はなく、「エネルギー回収」や「熱回収」と呼ばれ、そもそもリサイクルとみなされていません。
海外でのリサイクルの主流は、マテリアルリサイクルや、ちゃんとモノに生まれ変わるタイプのケミカルリサイクルです。
日本の4%を占めるケミカルリサイクルも、実際には「廃プラスチックを分子に分解してからプラスチック素材に変える」ということはしていません。
廃プラを製鉄所に持っていって鉄鉱石と石炭と一緒に燃やしているだけです。
なんだか狐につままれたような気持ちになります。
合計して60%。84%のうちの60%だから、日本でリサイクルされているとされるプラスチックの7割強が、じつは炉で燃やされているのです。
一番問題なのは安易な燃やすと言う方法で対処してきた日本。
欧米ではケミカルリサイクル技術が進みシステムとして構築されてきています。
目先しか見ない日本の経営者と政治家のため日本国民は高い代償を払わされる可能性があります。