新刊0704


新 刊 0704




寺社をささえる人びと 身分的周縁と近世社会6
吉田伸之=編 吉川弘文館 3150円
〈各地の寺院・神社をささえたのはどのような人びとであったのか。延暦寺、浅草寺、北野社など具体的な地域を取り上げ、周辺の社会集団との関わりや、多様な実態を解明。有力な寺社にスポットをあて、それを担う固有の社会や空間の構造を描き出す。江戸時代の「正統」な宗教者である神職や僧侶を、身分的周縁論の見地から再検討する。〉
(4/28)



奈良大和路の古寺
楽学ブックス JTBパブリッシング 1890円
〈奈良に行くなら見ておきたい古寺のみどころや歴史・伝説、主な収蔵文化財などをわかりやすく解説する。〉
(4/28)



伝教大師最澄の寺を歩く
比叡山延暦寺=監修 楽学ブックス JTBパブリッシング 1680円
〈最澄の生涯をたどりながらその精神世界に迫る。天台宗の教義や修行の聖地・比叡山延暦寺も詳しく紹介。〉
(4/28)



弘法大師空海の寺を歩く
武内孝善=監修 楽学ブックス JTBパブリッシング 1680円
〈各地に逸話を残す空海の一生、教え、ゆかりの寺院を辿りながらその実像に迫る。高野山も詳しくガイド。〉
(4/28)



21世紀 仏教への旅 中国編
五木寛之=著 講談社 1785円
〈中国禅は、仏教の大革命だった!禅の源流を訪ねて中国沿岸部をめぐり、さらに、世界のZENを追ってフランスに飛んだスリリングな旅。〉
(4/28)



花のこころ
安田暎胤=著 講談社 1300円
〈花は人のこころを美しくする。悩める現代人にやすらぎとまほろばを伝えつづける奈良・薬師寺管主が、花に託した36の心の法話集。池坊由紀さんの美しいいけばな作品12点も収載〉
(4/28)



仏像、大好き! 仏像に会いに行こう
田中ひろみ=著 小学館 1365円
〈本書は、イラストやマンガを主体としたビジュアルを重視して、仏像の基本から拝観のポイント、そして著者独自の視点で選定した日本全国「見た目がおもしろい仏像」を紹介した平易な仏像入門書です。京都、奈良の「名仏」マップや仏像マニア・みうらじゅん氏との対談も掲載。多角的に仏像の魅力に迫ります。 〉
(4/24)



山折哲雄セレクション「生きる作法」1 無常の風に吹かれて
山折哲雄=編著 小学館 2520円
〈本シリーズは、山折哲雄氏の著作の中から、質素ではあっても豊かに生きるための人生の指針を著者の自選によって提供するものです。〉
(4/24)



カラー版 ブッダの旅
丸山勇=著 岩波新書 岩波書店 1050円
〈2500年前のインドの地に生まれ,布教・伝道活動を行ったブッダはどんな旅路を辿ったのか.長年インドを舞台に取材活動を続けてきた写真家が,その生涯の足跡にそって,現代のインドの風景・風俗,各地に残る遺跡や仏像・レリーフの写真とともにブッダの生きた時代に思いを馳せる.仏教学者の前田專學氏による解説付き.〉
(4/21)



そんな生き方じゃだめなのが分かる本
亀井鑛=著 興山舎 1500円
〈落語ってイソップって昔話って、こんなにも面白くて仰天する教えがあるなんて知らなかった。自分の思い込みが自分をだめにしていたのが楽しみながら感得できる。NHK教育テレビ「こころの時代」元司会者がみんなに伝授します!〉
(4/19)



菩薩の願い 大乗仏教のめざすもの
丘山新=著 NHKライブラリー No.220 NHK出版 966円
〈果てしなく続く国と国との争い、宗教や民族間の争い……。この世界の痛みを取り除くために、他者へのまなざし、他者の自覚、他者の発見が今求められている。大乗仏教の真髄である「慈悲」「利他行」を見直し、経典に込められた菩薩のこころを読み解く。〉
(4/17)



般若心経の謎を解く 誰もがわかる仏教入門
三田誠広=著 PHP文庫 PHP研究所 620円
〈本書では、釈迦という人物にスポットライトを当て、初期仏教からどのようなプロセスを経て大乗仏教が生まれ、“般若波羅蜜多”という革新的な思想が生まれたのか、を探ります。釈迦の生涯や仏教発展の軌跡を辿るうちに、釈迦の思想を最もコンパクトに表現したといわれる『般若心経』の意味、そしてその謎が明らかになります。〉
(4/17)



良寛 文人の書
萬羽啓吾=著 新典社 3990円
〈未公開を含む良寛の作品群から、その人となりを紹介。文人の魂である硯の歴史を遡り、良寛の愛した「秋萩帖」の謎に迫ることで仮名の起源を解き明かすなど、130点にのぼる写真を駆使して文人良寛を語り尽くす。〉
(4/16)



親鸞・普遍への道 中世の真実
阿満利麿=著 ちくま学芸文庫 筑摩書房 1260円
〈絶対他力の思想はなぜ、どのように誕生したのか。日本の精神風土と切結びつつ普遍的救済への回路を開いた親鸞の思想の本質に迫る。〉
(4/15)



仏教を学ぶ お経の意味がわかる本
服部祖承=著 大法輪閣 1470円
〈般若心経・観音経・懺悔文・坐禅和讃など、よく聞く「お経」の数々を取り上げ、現代語訳を付し、教えの内容やポイントをやさしく丁寧に解説。読むとお釈迦さまの言葉が身近に感じられる仏教入門書。〉
(4/11)



データブック 現代日本人の宗教 増補改訂版
石井研士=著 新曜社 2520円
〈日本人の宗教意識や宗教活動の特徴は何か。それはどのように変化してきたのか。世論調査や統計資料など、基礎的データを分析することによって現代日本人の宗教性を解明し好評を得てきたものに、最新データと動向を追補するだけでなく、新たな章をもうけ構成を一新。〉
(4/11)



「生死」と仏教 名僧の生涯に学ぶ「生きる意味」
瓜生中=著 佼成出版社 1470円
〈護国宗教として移入された仏教を民衆のものへと昇華させていった、わが国の高僧たち。仏教の出発点である生死の苦悩を深く認識しつつ、それぞれの視点で<よりよく生きる道>を確立していった過程を詳しく紹介する。〉
(4/9)



死から見る生 自殺と終末期医療を考える
藤腹明子、カール・ベッカー、青木新門、井上洋治、安齋伸、沼野尚美、平野博、窪寺俊之、瀬良信勝、戸松義晴、アルフォンス・デーケン、斎藤友紀雄、中野東禅、安蘇谷正彦 眞田芳憲、渡邉直樹、宮川俊行=著 佼成出版社 1890円
〈「人はなぜ死を選ぶのか」そして「なぜ不治の病に冒され死ななくてはならないのか」……。宗教、医療など分野を異にする17名のコメンテーターが死の周辺の問題に迫り、人生、どう生きるかを提言します。〉
(4/9)



親鸞 「教行信証」総序・教の巻・行の巻論讃
西山邦彦=著 法蔵館 14700円
〈「教行信証」総序・教・行の巻を分析。とくに諸仏称名について真宗七祖の考えを鮮明にし、さらに仏教の二大潮流である中観学派と唯識学派の学説をふまえ二十一世紀に相応する教学。〉
(4/8)



親鸞 「教行信証」信の巻(本・末)論讃
西山邦彦=著 法蔵館 14700円
〈「信の巻」について本・末すべてを論じた書はかつてなかった。ひとえに曽我量深師の教学を仰ぎつつ、五逆、誹謗正法論に至る親鸞の叙述を一字一句も逃さずに、解説した現代相応の金字塔。〉
(4/8)



親鸞 悲願の大地 『教行信証』証の巻論讃
西山邦彦=著 法蔵館 14700円
〈「教行信証」がめざすのは無量光明土の顕現である。「歎異抄」にはない無量光明土の丁寧な解説はその「証の巻」にある。その顕現こそ必須であることを今日の歴史に照らして述べた書。〉
(4/8)



地獄と極楽 その現実的意味
稲城選恵=著 法蔵館 1050円
〈地獄や極楽といった、現代人に誤解されていることの多い言葉をとりあげ、それぞれの本質的な意味を解説することを通して、人間の生き方を正しく導く教えとしての真の意義を明かす。〉
(4/8)



日本の古代社会と僧尼
堅田理=著 日本仏教史研究叢書 法蔵館 2940円
〈日本古代の地域社会に仏教は、そして僧尼はどのように受け入れられていったのか。僧俗の交通のあり方に注目しつつ、僧尼の活動の具体相を『日本霊異記』を素材にさぐり、国家による社会編成のあり方や神仏習合、王土王民思想などの分析を通じて、仏教史からみた新たな地域社会論の構築を試みる。〉
(4/8)



瑜伽師地論菩薩地 菩薩功徳品
古坂紘一=編著 チベット佛典研究叢書第二輯第九分冊 法蔵館 3675円
〈本書は菩薩的行為の道標を示した『瑜伽師地論菩薩地』の基本篇の終章である。序文に論考を付し、合轍篇でチベット語訳、玄奘訳等とサンスクリット原文、および海雲の註を厳密に対照する。〉
(4/8)



パリニッバーナ 終わりからの始まり
下田正弘=著 シリーズ仏典のエッセンス NHK出版 1050円
〈ブッダ最後の旅として名高い経典を、「始まり」「終わり」「師と弟子」などのキーワードから読み解く。〉
(4/4)



ダンマパダ 心とはどういうものか
松田愼也=著 シリーズ仏典のエッセンス NHK出版 1050円
〈「法句経」の名で訳され、人生訓として親しまれている経典。美しい詩句の中に仏教の本質を探る。〉
(4/4)



大峯千日回峰行 修験道の荒行
塩沼亮潤、板橋興宗=著 春秋社 1890円
〈想像を絶する荒行=大峯千日回峰行と四無行。さらに八千枚大護摩供をも満行した塩沼亮潤大阿闍梨が、その前人未踏の回峰行の実際を赤裸々に語り、あわせて〈仏教者〉のあるべき姿を探る、驚異と覚醒の書。聞き手は、曹洞宗前管長の板橋興宗禅師。〉
(4/2)



シク教 21世紀をひらく世界の宗教
グリンダル・シン・マン=著、保坂俊司=訳 春秋社 1890円
〈シク教の教義の特徴は、ヒンドゥー教とイスラームを批判的に統合した点にある。その歴史的展開、つまり16世紀にインドのパンジャブ地方で興ってから、今日の広い地域への流布にいたるまでの歴史を、正確な記述と平易な文章で紹介する。特に、近現代を重視し、現代における信仰や信者の生活、聖地、シク社会の構造などに焦点を当てる。〉
(4/2)



思想の身体 徳の巻
黒住真=編著 福井裕之、頼住光子、田尻祐一郎、趙寛子、竹内整一、宮本久雄=著 春秋社 2100円
〈非常にとらえにくい「徳」の思想を、宗教学・哲学・倫理学の連携から新たな日本の思想として蘇らせる意欲的一冊。シリーズ第八弾!〉
(4/2)


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 新刊0703 新刊0705 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。