果てのある路

ささやかな想いをエッセイで…

上田城と真田丸

2016-11-01 10:14:12 | 旅行記
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高齢の両親を伴い、高速道路を250kmほど走って、
「真田丸」人気に沸く上田市を訪れた。
紅葉が進んだ上田城は、平日にも関わらず、かなりの人出だった。


宿は、ホテル祥園の別邸・寿久庵。
湯川秀樹博士が宿泊したという「山つつじの間」。
(たまたま幸運にも、予約時に空いていたので)
食事は美味しく、寝具は心地よく、居室は清潔、スタッフの気配りが行き届き、
たいへん快適な宿だった。

上田到着は、午前11時。
昼食を早めに済ませ、宿に駐車させてもらって、上田城目指して歩く。
途中、長野県立上田高校の門前を通る。


初代藩主・真田信之を始め、仙石氏、松平氏が代々住んだ藩主邸址だ。


お堀の一部も残されており、写真には写っていないが、
亀が大中小5匹、岩の上で甲羅干ししていた。
ケヤキなどの樹木がどれも太く大きく、歴史を感じさせた。
校内からは、元気良い高校生たちの声が聞こえて、清々しい。

観光会館でパンフレットをもらい、二の丸橋を渡って入城。
市立博物館と大河ドラマ館を見学した後、東虎口櫓門をくぐって、真田神社へ。
生涯無敗にあやかって、絵馬やお守りがたくさん売られていた。
南北西櫓も全て見学したが、ボランティアスタッフさんたちが皆、親切だった。

上田城は、歴史好きな人たちにとって、一番人気の城だという。
関ヶ原後に徳川氏に破却され、江戸初期に仙石氏に再建されたとはいえ、
随所に真田昌幸の知謀が垣間見えるのだろうか。

明治維新後、各地へ売却移転された櫓のいくつかを、
昭和になって、市民の力で買い戻し復元させていったことに、感動を覚える。


NHK大河ドラマ「真田丸」は、非常に面白い。
信繁の真骨頂を見せるクライマックスへと、いよいよ近付いてきた。
  真田幸村、という伝説へ。

初回から全話、手に汗握って、夢中になって観ている。
400年前の人々も、ああやって泣いたり笑ったりしながら、
全力で生きたと思うと、全員が愛おしい。
本当に、素晴らしい脚本だ。
コメント
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