かえで君と私

私、夫ネイサン、長男カエデ、次男アボ(全て仮名)4人家族の生活@ホワイトロック、カナダ。

CTスキャンで恐怖体験 アナフィラキシーショック

2012-09-28 22:17:39 | 未分類
先日、検査の為にCTスキャンに行ってきました。CTを撮った理由はお腹に原因不明の水が溜まっていたから。CT後内臓疾患などではなくて特に心配のいらないものだと判断したのですが、アボちゃんが大変な目にあったピースアーチ病院でこの日母の私も大変な目に合ってしまいました。

CTを撮る時は事前に映りやすくする飲み物を飲んだ後造影剤の点滴を打ちます。この日まで全く知らなかったのですが実は私、造影剤にものすごいアレルギーがあったのでした。そのせいでアナフィラキシー様ショック反応を起こして同じ院内の救急へ運ばれてしまいました。

検査はまず、CTの機械についているベッドに横たわり、最初は造影剤抜きで撮影。その後造影剤の点滴を打ちます。造影剤の点滴は普通の点滴と同じ様に腕の静脈から入れますが、造影剤が入った瞬間に今まで経験した事のないような痛みが静脈に感じられました。例えて言うなら静脈がぎゅ~~~っと縮まって入ってくる液を拒否しているような、ガラスの小片が血管の中を通って行くような感じで、点滴がちゃんと入っていない痛みの100倍ぐらい痛かった!!「ちょっと待った!!!何か変、すっごく痛いんですけど!」と検査技師に痛みを訴えたのですが 「ほらほら、ちゃんと液は入っているから心配しないで、腕を上にあげて液が体に入りやすい体制になって。」と言われ、これは普通なのか?と思いつつきっと大丈夫なはず、と痛みと恐怖の冷や汗ダラダラですが我慢します。

検査技師によると、その後まず、胸のあたりが暖かくなって、次におしっこが漏れたみたいに下半身が暖かくなるけどこれは普通だからね。との事。間もなく検査技師はCTを撮りに退場しました。私は点滴を打たれつつCTを待ちます。数秒後、検査技師が言った様にまず心臓のあたりが暖かくなり、膀胱あたりももわーっと暖かくなりました。そしてその直後、足の裏が強烈に痒くなった、と思った瞬間体中の血が沸騰した様に気持ち悪くなり、吐き気、痛み、何とも言えない具合の悪さに一瞬のうちに襲われてしまいました。ちょっとーーだれか~~~!と助けを呼ぶとすぐに検査技師が戻ってきて、私を見るや否や顔色がさっと変わり、「この人アレルギーだから先生呼んで!」となりました。

先生がすぐに来たのですが、その頃には喉の中も腫れて綿を10個ぐらい詰め込まれたような感じ、息はハーハー大げさにしないとできないし声ももう出ません。頭はガンガン割れる様に痛み、頭を抱えないと爆発しそうな痛みに涙がボロボロでてきて、段々気が遠くなってきます。アナフィラキシーショックの事はいろいろ読んで知っていましたが、こんなに気持ちが悪くなる物とは思ってもいませんでした。このまま死ぬかも?と一瞬思ったくらいです。

その後すぐ救急に運ばれ、ステロイドとあと2種類なにか注射を打ってもらいしばらく寝てきました。注射前は全身蕁麻疹が出たみたいにボコボコに赤く腫れていました。注射後、蕁麻疹はすぐに治まりましたが心拍数が40台で、ものすごく寒くて震えがガタガタ。この救急、アボちゃんが大変な目にあったので全然信用できないのでモニターを自分で確認します。血中酸素濃度=100(大変よろしい)=呼吸は大丈夫 血圧上110、下60=ちょっと低めだけどいつもと同じ、だったのできっと大丈夫、と自分を励まします。その後看護士さんが温めた毛布をどんどんかけてくれてちょっとウトウトできました。そしてその4時間後、全く何事もなかったかのように復活し無事帰宅しました。あっという間に具合が悪くなり、薬であっという間に良くなるのはとても不思議。救急の先生は3日分のステロイドを処方してくれ、翌々日は下記のエルフィンレイクのハイキングにも出かけて大丈夫でした。(ちょっと無理したかも?もし山で具合悪くなったらどうする気だったのか。)実を言うとその後数日は胸にこみ上げる気持ち悪さと手足のかゆみが多少あったのですが、1週間経って完全に復活しました。

色々調べてみましたが、造影剤を打つ前にアレルギーがあるかどうか判断するのは無理なようです。打ってみて初めて分かるそう。ちなみに検査前の問診票にアレルギーの有無を聞かれましたが、私はハウスダストのアレルギー性鼻炎しか該当する項目がなかったのでOKと判断されたようです。あー怖かった。ちょっと死を意識してその後色々考えた体験でした。



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4 コメント

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Unknown (びったん)
2012-09-29 15:39:18
怖いよ~。ひやひやしながら読んでました。
無事で本当に良かった。けど、すごく苦しかったでしょー、読んだだけでも恐怖なのに、実際だもんね。。しかも信用出来ない病院でそんな体験をするなんて寿命も縮まる感じだったね。
勉強になりました。いつか検査する時があったら、アレルギー問診票に大げさに書くよ。
Unknown (きょうこう)
2012-09-29 23:22:32
のわわわわわわーーー!読みながら一緒に息苦しくなるくらい怖いっすー。
しかも、射ってみてからじゃないとアレルギーかどうかわからないってすんごく怖いいいー。何とかチェックできるような開発はされないのかしら。
今後もしCT受ける機会があったらこの記事思い出して震えそう。
こういうタイプがなりやすいとかってのもないのかな。
しかし、ご無事で何よりでした。
ああーーー怖かった。
きょわい! (hodo-hodo)
2012-09-30 18:34:22
そんなことってあるんだね。
お友達は桃の激しいアレルギーがあって、喉が腫れて呼吸困難になって電車で倒れて病院に運ばれたって人がいた。
病院でしかならないアレルギーだけど、病院でよかったね。(ん?なんか変)
でも無事でよかった。
Unknown (Hana)
2012-10-01 07:35:45
びったん 問診票大げさに書くのはいい考え。私もこれからはそうする。むかしMRIをした事があって、今回2回目だったからというのもあると思う。その時に抗体ができたんだろうと思うの。

きょうこう 救急の先生に、ハチのアレルギーはある?魚介にアレルギーは?と聞かれたから、どっちかにアレルギーがあると造影剤のアレルギーにもなりやすいのかもよ。 

hodoちゃん
そうね、このアレルギーの良い所は起こる場所は絶対に病院だという所かもね。モモやピーナツなら油断がならなくて大変だよね。

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