岐阜の画廊 文錦堂

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私のイチオシ作品!!《注目作家 編/酒器展 2020より》

2020-01-23 13:20:34 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日の岐阜は、朝から小雨が降りしきる生憎の空模様です。

さて、先週末18日に大盛況のなか閉幕した、年に一度の酒器の祭典「酒器展 2020」
ようやく少し落ち着き、画廊内もいつもの静けさを取り戻しつつあります。

それでは、今日も「私のイチオシ作品!!」をご紹介させて頂きます。
会期中ご紹介出来なかった選りすぐりの『酒器』をご紹介していきますので、乞うご期待です。

今日ご紹介する作品は、今展で注目が集まった 氏家 昂大さん、安食 潤さん、大岩 智之さん、松村 遷さんの新作です。
氏家さん、大岩さんは、6月開催予定の「NEW Generation展 2020」でも昨年に続いてご出展頂きます。 乞うご期待です!!

先ずは、大胆な造形と色彩で現在注目の作家 氏家 昂大さんの新作から。
昨年の「NEW generation展」で文錦堂初登場となった氏家さんですが、貫入に漆や呉須などを染み込ませる独自の作風は多くの愛好家から関心を寄せられました。
今展では、新作の【黄瀬戸漆黒ぐい呑】に最も人気が集まりました。



   氏家 昂大 作 「織部朱漆彩徳利」 H14.8×D 9.8cm・・・・・(売約済

   氏家 昂大 作 「黄瀬戸漆黒ぐい呑」 H 7.3×D 8.3cm・・・・・(売約済

続いて、昨年開催した父子展が記憶に新しい安食 潤 さんの【婆沙羅】作品を。
父子展では、御父上 ひろ先生の代表作とも云うべき【婆沙羅】を踏襲し、塩釉で表現されたご自身なりの作品を新たに発表され大きな話題となりました。
今展では、さらに進化した婆沙羅作品を発表してくれました。



   安食 潤 作 「婆沙羅徳利」 H13.5×D 8.7cm・・・・・(売約済

   安食 潤 作 「婆沙羅ぐい呑」 H 6.0×D 6.8cm・・・・・(売約済

「NEW generation展」組の一人、兵庫県赤穂郡上郡町で作陶活動を行う現在注目の作家 大岩 智之さんも参戦です。
師譲りの洗練された造形と修業時代に培った経験と知識によって生まれる多彩な景色は、今展でも存在感を放っていました。
備前焼の新たな可能性を感じさせてくれる大岩さんの今後の展開からますます目が離せません。



   大岩 智之 作 「黒徳利」 H17.0×D 8.5cm・・・・・(売約済

   大岩 智之 作 「黒ぐい呑」 H 6.7×D 6.8cm・・・・・(売約済

最後は、多治見市陶磁器意匠研究所出身 松村 遷さんの「本沼手黄瀬戸」作品を。
桃山時代の黄瀬戸に魅了され、「いずれは薪窯で」と探し求めて出会った栃木県益子・本沼の地。
本沼の土を活かして味わいを深めた本沼手黄瀬戸は、今展でも多くの来場者を魅了しました。



   松村 遷 作 「本沼手黄瀬戸徳利」 H12.0×D10.0cm・・・・・(売約済

   松村 遷 作 「本沼手黄瀬戸ぐい呑」 H 4.6×D 5.8cm・・・・・(売約済
コメント
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