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N響オーチャード定期第52回その3 危機管理編

2009年03月02日 | 音楽 芸術鑑賞等
間がかなり開いてしまいごめんなさい。

楽譜が前に落ちてしまいました。

ハープの平野花子さんは、客席からはかなり小柄に見え
大きなハープの前に手を伸ばして楽譜を拾おうものなら
おそらくハープがガタンと倒れてしまいそうです。

そのためか、ハープのパートがお休みの時も動きませんでした。
(バイオリンなどの小さな楽器では、楽譜やボウを拾ったのを何回か見た事があります。)

またプロだから仕方ないのかもしれませんが、誰も拾ってくれませんね

おそらく暗譜されていることだから、何事も無かったかのように弾くのかなと思って見ていると

休符が終わる頃から
周囲をキョロキョロし始めました。

これは偶然でなく、終わるまでずっとでした。

指揮者も見ながら、周囲の演奏者の微妙な動きを見て合わせていたのでしょう。
(と私には見えました。)

このことからあることを思い出しました。
直接私が見たのではないのですが

20年位前、海外でプロ?のサッカー選手が日本に戻ってきてミニゲームをした時のこと。
自分のところにボールが無いときも、常に周囲をキョロキョロして
他のプレーヤーの位置などの情報をインプットしていたそうです。

ボールの行く先を見ている他の日本人プレーヤーとは違っていたそうです。

簡単に言えば、情報を1秒毎、それ以上のスピードで更新し
どんな状況にも咄嗟に対応できるようになっていたのでしょう。

サッカー選手の華麗なドリブルやシュートなどの技よりも
その情報収集の話にインパクトを受けました。


どれだけ素晴らしい演奏でも、一人で演奏しているわけではないから
タイミングが合わなければ致命的です。

プレッシャーの中、あらゆる情報を得ようとしている姿に感銘を受けました。
それは偶然だったのか、私の考えすぎかわかりませんが
楽譜が落ちる前と後では、明らかに目の動きが変わっていました。

ハプニングが起きた時にどうすべきがぐらいは考えていても
楽譜を落とした時の対処法まで練習しているとは思いません。

普通の人であれば、仮に楽譜を全部覚えていたとしても
指揮に合わせて自分のパートを弾くことに専念してしまうのではないでしょうか。
前述したサッカーの話であれば、ボールばかり見ているのでしょう。

「一流の人は違うな」と思いました。
それと同時に「仕事も全く同じだな」と思うと何だかおかしくなりました。

もちろん演奏はとても素晴らしいものでした。
二重の意味で思いっきり拍手しました。






Comments (6)
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