DT-02デカタイヤバージョンのカスタマイズ内容です 全部書きます。
(1)
どうしようもなく変更できないのがこのギア比です。
DF02、03共に純正やサードパーティのオプション併用により11.0以上のギア比を
確保できました。しかしこのDT02は標準17Tのピニオン、スパーにギア比を上げる為
のパーツ変更の余地が無く、ギア比9.28以上に変更しようがありません。
仮に同一規格で、歯数の少ないピニオンがあったとしても、シャーシ側のモーターマウントが
17T又は19T用のネジ穴しかありませんので取り付けることはできません。
果たしてギア比固定のままブラシレスモーター+デカタイヤの負荷に耐えることができるかどうか?
モーター温度が60~70℃くらいまでに収まればファンで冷却しつつ遊べるかなと・・。
駄目ならおとなしく25T~30Tのブラシモーターでお茶を濁すしかないですね。
(2)冷却対策
モーターがリアのオーバーハング部分に露出している2WD車は4WDに比べてそれ
だけで冷却に優れる部分がありますが、今回においてはギア比でのゆとりがありま
せんので気休め程度であっても対策は施したいところ。
定番のDT02用モーターヒートシンクを取り付けました。
2WD車用のヒートシンクは他社からも安価に販売されていますが、タミヤ純正は
アルミモータープレートが付いている分?高価となっています。
このアルミモータープレート、冷却対策はもちろんですが、元々モーターの露出が少
ないためにヒートシンクを取り付ける程のスペースが無いので、厚みのあるモーター
プレートでモーターのギアボックスからの露出を増やし、そこにヒートシンクを取り付
ける為のものだったんですね。
この露出度は標準の540モーターを基準にしているので、540モーターよりも長さが
短い場合、ヒートシンクが取り付けられない場合があります。
オリオンのEXPERIENCEは取り付け可能、ヨコモ・プロストックⅡは長さが足りなくて
不可でした。
どうしても取り付けるなら、モーターをカバーしている部分を切り取る必要があります。
(3)ボディ補強
デカタイヤ&強力モーターを使用する分、車体への負担も大きくなります。
特にフロントダンパーステーはタワーバー形状ではないのでますます不安になります。
5mmアジャスターと3mmネジで自作タワーバーを取り付けて補強しています。
DT02にこういったタワーバーを追加している方が多いようです。
(4)サーボ
2WDですので4WDほど強力なトルクは必要ありませんが、なにしろデカタイヤを
動作させるので、トルク3kg台のローエンドモデルでは少し不安・・。
そこでタワープロSG5010です。実はDF02やDF03で使用しているMG996Rと
一緒に購入してありました。2個で2000円です。
量販店でのサンワやフタバのローエンドの特価品と同じ位ですが性能はSG5010の
方がトルクが少し高いはずです。
はず、というのはこのSG5010だけでなく、デジタルのMGシリーズも同様ですが、
スペックの記載がオークション、タワープロHPで異なります。どれが本当なのか??
一例
某オークション1
動作スピード: 0.20sec/60°(4.8V時)、 0.16sec/60°(6.0V時)
トルク:5.2 kg/cm(4.8V時)、 6.5 kg/cm(6.0V時)
某オークション2
トルク __: 3.1 kg/cm (4.8V時)
トルク __: 4.5 kg/cm (6V時)
動作速度_: 0.17sec/60°(4.8V時)
タワープロ社のHPより
Stall torque 3.1kg/cm(4.8V); 4.5kg/cm(6V);
Operating speed 0.17sec/60degree(4.8v); 0.14sec/60degree(6v)
心情的的にはトルク6.5kgのオークション1の性能を信じたいところですけど、
やっぱりタワープロHPの方が本当なのかな。
また、サーボに関連してステアリングリンケージについてですが、
タイヤの直径が増えて車高が上がった分、サスペンションのストローク量が増えまし
た。そのためフルバンプした場合、右ステアリングロッドがフロントバルクとシャーシを
結合する部品(C1部品)に接触してしまいます。ジャンプしての着地のような衝撃で接
触すればロッドは曲がり、C1部品は破損の恐れがあります。
C1部品の接触部分をリューターで削り落としました。強度は落ちるでしょうが・・。
(5)足回り
足回り
スリッパークラッチを持たないDT02の駆動系保護として定番の軟骨化パーツ一式を
タミヤカスタマーに注文。ついでに磨耗の著しい17Tピニオンギアもオーダーしてお
きました。このピニオンはアフターでしか買えません。SPパーツにして欲しい・・・。
駆動系保護にはボールデフ装着という方法もありますが今回は予算の関係で見送り。
DT02の軟骨化については他サイト様や2ちゃんねるでも数多く語られています。
DT02は元来エントリーモデルとして位置づけされているため、あまりハイパワーな
モーターを搭載して走行するという仕様にはなっていません。
エントリーモデルゆえ、スリッパークラッチのオプション設定も無く、頑丈な強化スチー
ル製のドックボーン(DT02のドッグボーンはDF03と同じ)も相まって、ジャンプの着
地時やギャップ通過時の衝撃はダイレクトにピニオンやスパーなどの駆動系に伝わ
ります。これに強力なモーターを搭載した日にはその衝撃も比例して上がっていく訳
で、ギア欠け、ギア舐めが発生する可能性が高くなります。
そこでスーパーファイターG(現在は製造終了)の樹脂製デフカップ、アクスルシャフト、
ドッグボーンを使用することにより、その衝撃を樹脂のしなりで受け止め、駆動系へ
のダメージを防ごうというものです。
使用するパーツは
スーパーファイターG Nパーツ 9115153
デフギア袋詰 51008
20010/02/07修正
コメントで指摘を頂きました。
ギア袋詰 9335432ではなく、デフギア袋詰 51008 でした。
購入してしまった方々、ごめんなさい。
いずれもタミヤカスタマー扱いです。
ギア袋詰で使用するのはべべルギア(大)だけですが、
「SP.1008 ベベルギヤ(TT-01/TGS)」にも同じべべルギアが入っているので、ショップ
で買えるならこちらの方が安いです。
またデフギア側のデフカップはDF02用のカップとほぼ同じに見えます。部品共用と
いうことで両方使えると助かるけどどうなんだろう?アクスルシャフトはDF02と同一
でした。
また、アクスル側サスシャフトは緩み易いスクリューピンから、TL01用のステンレス
製に変更してます。
デフギヤ袋詰め 51008 じゃないですか?
ギヤ袋詰め注文して無駄になっちまいましたorz
全くご指摘の通りですね。
無駄な注文をさせてしまい、申し訳ないです。
本文は修正しました。
今後ともよろしくお願いします。