ご近所さんの訃報

嫁いだばかりの２３年前、まさに右も左も分からない状態の私に、真っ先に声を掛けてくれたご近所さんがいました。

　遠くから来た嫁はんって、あんたけ？ヨロシク！

Ｎさんは綺麗な方なんですが、言葉使いはぶっきらぼうです。きっとどこの町内にも一人はいるであろう少し厄介な方・・・

そんな嫌われ者さんにも、ピシッと物が言える人は彼女以外にいませんでしたし、厄介者さんからも一目置かれるポジションでした。

病弱らしいＮさんは何度も入退院を繰り返しますが、会えばぶっきらぼうに「大丈夫！心配かけて悪い！」と笑ってた・・・

実はまた検査入院する事になったから、うちに来る郵便物や配り物はお宅で預かって貰える？

それが今年の２月頃のお話です。２人いる息子さんはそれぞれ独立をしていますが、日曜日には長男さんがそれらを引き取りにうちに来ていました。

入退院を繰り返しているけど、近所の人は誰もＮさんの病名を知りませんでした。ある日曜日・・・息子さんがポツリと洩らした一言・・・

　先週、無事に骨髄移植が終わりました・・・

Ｎさんがとても難しい病気と闘っていた事を初めて知り、義母も私も大きなショックを受けたんです。

りんごがうちの子になった時も例のぶっきらぼうな口調で、「オイ！チビ助、あんまり吠えるなよ！」と軽く頭をポンポンしてくれたんですよ。

　この毛布、貰い物だけどあんまり好きな柄じゃ無いから、りんごにあげる！

　　　　　　　　　　　　　　

え～いいんですか？だってこれ新品じゃないですか？それにＮさんにピッタリのヒョウ柄だよ！と言うとまたＮさんはぶっきらぼうに

　私より、りんごの方が似合うちゃ！

それからりんごは長い間、外で寛ぐ時はこのヒョウ柄の毛布に座っていたんです。Ｎさんの言う通り、りんごはお気に入りだったようですね。

近所のムードメーカーだったＮさん・・・静かに旅立ちました。享年６８歳・・・寂しい町内がまた寂しくなってしまいました。

　Ｎさん・・・りんごからもお礼を言いたいです。


　「お母さんからの伝言も、ちゃんと伝えてね」

　去年のある寒い日、私が着ていたカーディガンを見て「それいいなあ～着なくなったら私にくれる？」そう言って笑ったＮさんです。

「いいよ！じゃ洗濯して来年渡すね！」と答えた私ですが、結局その約束は果たせないままＮさんは遠くに行ってしまいました。

Ｎさん、ほんの数分で構いませんから犬の国に寄り道して貰えますか？そしてりんごに会って下さい。

今までたくさんありがとうございました。心よりお悔やみ申し上げます。合掌　

　あのね、Ｎさんサッカーが大好きだったって知ってた？　りんごより　

４年に一度のＷ杯を楽しみにしていたそうです。例のぶっきらぼうな口調での、コロンビア戦の感想を聞きたかったな～
今日はお通夜に行ってきますので、誠に勝手ながらコメント欄は閉じさせて頂こうと思います。

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捨てる人と拾う人

４年に一度のサッカーＷ杯で注目されている日本人サポーターの事は、もう既に皆さんご存知だと思います。

応援に使う青いビニール袋はゴミ袋です。試合後スタジアムのゴミ拾いをする姿に、海外から絶賛の声が上がっていますね。

楽しませて貰ったお礼にゴミを拾っているだけです。

ゴミ拾いをしていたあるサポーターの方は、テレビ局のインタビューに謙虚に答えていらっしゃいました。

拾う人もいれば捨てる人もいる。仕事柄いろんな事を体験してきましたが、信じられないゴミも多々あるんですよ。

以前もお話したんだけど、トイレの汚物入れに汚れたおパンツ・・・人の振り見て我が振り直そうと自分に言い聞かせて片付けたわ。

　ハア～？脱ぎ捨てですか・・・　

履物を購入されてすぐに履き替えたいお客様には、今まで履いていた靴を入れるのに買い物袋を１枚お渡しします。

せっかく渡した袋も無用の長物なのか？たまに駐車場に古ぼけた靴がポツン・・・と置き去りにされているんですよね。

こんな事ならレジで、捨てて下さいって言ってくれれば良かったのにな～　　

正直人の履いた靴や汚れたおパンツは触るのも嫌なの。これもお仕事だと割り切り、例の人の振り見て・・・と言い聞かせる私です。

しかし投棄物が靴ですからね～しかも綺麗に並べられた１足ですからね～　場所によっては、１１０番されちゃいますよ！

　かりんとう２個出た～ちゃんと拾ってね。


　「んな事、言われなくても分かってます！」

　仕事の愚痴みたいで申し訳ございませんでした。信じられないお話ですが、よくある事なんです。

ワンコの排泄物も同じです。余所の子のウンＰは構いたくないのが本音。でも見るに見かねて放置ウンＰの始末もします。

ワンコは自分のウンさんを片付けられませんし、それは飼い主さんのマナーです。拾う人もいるし捨てる人もいるのよね。

こういうお話、今まで何度も何度もしてきました。でもやっぱりまだ放置ウンＰは減らないのが現実です。今朝も見たぞ～！　

　くれぐれも命は捨てないように！　りんごより　

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赤ちゃん、やめました～

お父さん犬を始め、妻夫木新部長と柳葉前部長など、物語風にシリーズ化されているＣＭは続きを観るのがとても楽しみです。

　赤ちゃん、やめました～（最近これにハマッている）

某車会社さんのＣＭですね。菅野美穂さんがママで、青木宗高さんがパパで、石倉三郎さんがじいじに扮しています。

こちらも既にシリーズ化となり赤ちゃんだった女の子は、随分生意気な口を利くまでに成長しました。

いつまでも赤ちゃんだと思っていた姪達もいつの間にかすっかり大人になり、それと正比例して年を重ねていく親や祖母や伯母です。

でもワンコは人と少し違うような気がします。例え老犬になって耳や目や鼻が利かなくなっても、認知が入ってもずっと赤ちゃんのまま・・・

永遠に赤ちゃんだよね～！



りんごは仔犬の頃から食いしん坊だったけど、決して甘えん坊ではありませんでした。気の向いた時にだけ、そばに寄って来るタイプの子です。

実家のランちゃんのように妹や母の膝に乗るでも無く・・・意外とクールな犬生を歩んでいました。

当然一人では何にも出来ない子ですが、夜鳴きもせず好き嫌いは皆無。ピンポンには吠えるけどすぐに落ち着く。お留守番もちゃんと出来る。

犬の割には自立をしていた方だとも思います。そんなりんごが突然病気になり、仔犬の頃以上に手が掛かるようになって行きます。

生まれて初めてのオモラシ・・・あの時のりんごの顔が忘れられません。

私達以上に当の本人(犬）が一番驚いたのでしょうね。　え？え？ナニ？私、どうしちゃったの？と驚きと共に情けない顔でした。

りんごと暮らした１３年間で鮮明に思い出に残っているのは、仔犬の頃と闘病中の頃です。それって一番手の掛かる時期ですよね。

もう少し手を煩わせてくれても良かったのに・・・通院とオモラシと抱っこ散歩。５年前の今頃は、赤ちゃん返りをしていたりんごです。

　赤ちゃん、やめました～！


久しぶりにこの写真を見ましたが、やっぱりブサカワですぅ

　犬は人より早く年を重ねるから、可愛い赤ちゃん時代はアッと言う間に過ぎていきます。

人年齢に換算するとりんごはいつの間にか私と同世代になっていたし、ついに私を追い越してしまいました。

それでもワンコはいつまでも赤ちゃんのままです。老犬になりオムツ生活になっても、やっぱり手がかかる大きくて小さな赤ちゃんです。

りんごにはもう少し赤ちゃんでいて欲しかったな～おばあちゃん赤ちゃんのりんごに会いたくなりました。　

　赤ちゃん、やめました～は撤回しました～！　りんごより　

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今日も親ばかでごめん！

　え？こんなトンボ、初めて見たぞ！



偶然見つけた頭の先からシッポまで全身が真っ赤なトンボ。見慣れた赤トンボとは少し違うような気がします。気になる事はすぐに調べる！

この派手なトンボは『ナツアカネ』と言うそうです、真っ赤な身体は♂だと分かりました。やっぱり♂は♀より綺麗なんですね。

ライオンの♂と♀の区別は立派なたてがみで一目瞭然！カブトムシの♂と♀は、角の有無で一目瞭然！　

ではワンコとニャンコの♂・♀は？　

ちょっと失礼しま～す・・・と大事な所を見れば分かりますが、一瞬すれ違った犬や猫の性別判断は難しいと思いませんか？

りんごがうちの子になった日、パパさんと義母はりんごの大事な所をチェックしたにも関わらず、男の子だと言い張っていました。

　レディに向かって失礼な！プンスカプン　



この顔のどこが男の子なんでしょうね？頭の先からシッポの先まで、どこをどう見ても女の子なのに。

その日仕事から帰った私は２人の♂か♀かで揉めた話しを聞いて、再度大事な所をチェックさせて頂きました。

　え～！何度見せればいいんですか～？

男の子に間違われた仔犬ちゃんはそれからスクスク成長し、いつの間にか誰もが振り返る美人さんになったとさ・・・

　めでたし・・・めでたし・・・


　「ふっ！惚れても無駄よ～」
　「ヘロモン無いからね！」

　生物界は♀より♂の方が綺麗な事が多いですが、人間界はどうかしら？綺麗な男子にはなかなかお目にかかれません。

ゲーノー界という特別な世界には女子顔負けの綺麗な男性や、羨ましいくらい美肌を持った男子（例えばマツコとか）もいますけど・・・

イケメンや美人は３日いたら飽きるって言うしな～りんごくらいに普通に可愛いＡＫＢ的な子が、一番いいのかもしれません。

と言いつつも心の中では　「うちの子が一番可愛いに決まってる！」　と思う親ばかなのであります。皆さんも一緒ですよね。　

　１年３６５日・・・毎日親ばか！　りんごより　

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月命日に思う、たしかなこと！

新緑が眩しい季節になりました。濃い緑と若さ溢れる鮮やかな緑のコントラスト。そんな山や木をボ～ッと眺めるのが大好きです。



梅雨の中休みのとある日、野暮用があり芝生公園の近くまで出かけました。ダッシュで用事を済ませて写真を数枚撮ります。

空を写すのは好きなのですが、眩しくてクシャミが出そうになるのがちょっと困ります。この日は３回連続で出ちゃったわ。

１で褒められ、２でけなされ、３で・・・え～と３は何だっけ？あっ、惚れられだ！

誰だ～私に惚れてるのは？一応人妻なので、そこら辺はよ～く考えてからお願いしますね。　（←完全に勘違いしてる）

これは私の生まれ故郷での言い伝えですが、皆さんお住まいの地域では少し違うのでしょうか？ちなみに４回は風邪ですね！

連発クシャミはぎっくり腰の要因にもなりかねませんし、木の陰に隠れてもう１枚撮る事にしました。



木漏れ日が綺麗に撮れました。　葉っぱの間からひょっこり、りんごちゃんが顔を出してくれそうな気がしますね。

長雨が続いた北海道に住むブロ友さんが、雨上がりの空を見上げた時にふと、思い出した歌があると仰っていました。

心に沁みる歌は今までもブログで何曲か紹介してきましたが、小田和正さんの　『たしかなこと』　も歌詞が素晴らしいの。

今日はオルゴールバージョンを選びました。素敵な歌詞は動画の中に出てきます。少し長い曲なので家事やお仕事の合間にどうぞ・・・

　　　　　　　　　

　忘れないで　どんな時も　きっと　そばにいるから　

　　　
　「お母さんの右側が定位置です！」
　「だから右肩ばかりコリコリなんだ」

　姿は見えないけど、モフモフの身体には触れないけど、ヒャンヒャンのおねだり声も聞こえないけど・・・

たしかな事は旅立った愛犬は、いつも心の中にいると言う事！どんな時も、一番近くから私達を見守ってくれていると信じています。

今日はりんごの月命日・・・もう何回目なのか、私も数え切れなくなるほど随分時間が経ってしまいました。　

　え～と５９回目！これがクシャミなら完全に花粉症です！　りんごより　

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