哲学的なネコ♪

可愛い姪っ子、カー子ちゃんの付き合いで名古屋まで出かけたのは日曜日でした。結局ひつまぶしも食べられず、次の場所を目指してまたもや移動です。　

名古屋から目的地、京都までは新幹線で３０分。京都ではまず、父親のお骨が納められている　『大谷本廟』　へのお参りが常となっています。

清水寺の下にある納骨堂は何度訪れても、気持ちが穏かになります。じいちゃんっ子だったカー子の足取りも軽やかです。

　じいちゃ～ん、会いに来たよ～！　



この日も本堂からは厳かな読経が聞こえていました・・・じいちゃん、長い間ご無沙汰してごめんね・・・ふと足元を見ると、納骨堂の前には一羽のハトが居ます。

そばに寄ってもハトは逃げるどころか、じっと目をつぶり何かを考えてるようでした。ハト？そう言えば遠い昔、ハトには深い思い出があったんだ。



カー子がまだ６歳の頃、伝書鳩が我が家に迷い込んだ事がありました。多分、迷子になったのでしょうね。

平和のシンボルだから邪険に扱うな！という父の命令で、ハトはその後３ヶ月近くも、朝飛んで行き夕方には戻って来る日々を送っていたんですよ。

ちょうど私の結婚話しがまとまった時期です。ポッポと名付けられたハトは結納が終わった翌日、いつものように飛んで行ったきり、二度と戻る事は無かったの。

　このハトは、じいちゃんかもしれないな～

私とカー子のお参りが終わるのを見届けるように、ハトは大空に向かい飛んで行ったんだよ。とても不思議な出来事に、話を聞いた母も驚いていました。

さて・・・京都での第一目的は達成です。じゃ、遊びに行くか！　　カー子とは嵐山や四条界隈ばかり訪れていますが、今回は少し渋めの散策コースです。

　２０年ぶりの『哲学の道』



『哲学の道』は個人的に大好きなんです。琵琶湖の疎水には魚もいっぱい泳いでいるし、今は紫陽花とホタルが見頃ですね。

　ん？あれは何だろう？



哲学の道沿いにある「喫茶・若王子」・・・あいにく定休日みたい。猫マニアには有名な場所で、この日も地域猫さん達が日向ぼっこをしていました。



ネコの種類はよく分からないけど、写真上のシマシマ模様の子がね、とっても可愛い声で鳴きながら擦り寄ってくるのよ。今回のりんごはネコさんに変身ですね！

昔、うちに居たネコさんにも似てるわ～ゴロゴロと喉を鳴らして、しゃがんだ私から離れようとしません。う～～～なんて可愛いんだ！　

店先には馬車のような乗り物があり、よく見るとその馬車にはこんな、幸せな風景が広がっていましたよ。

癒されるぅ～！ネコ好きさん、堪らないでしょ？　


どの子もツヤツヤで綺麗です。

　ハトに姿を変えた父親、そして今回はネコさんに変身したりんごちゃんです。

下界ではネコが大嫌いだったりんごですが、どうやらお空では甘える術や喉を鳴らす技も身につけたようですネ。

この日の京都はとても蒸し暑く汗だくでの散策でしたが、涼しい顔で昼寝をするネコ達には、ニーチェ・ソクラテス・プラトンと名前を付けたくなりました。

暑さボケでダラ～っとしていた私も、少しは哲学的な顔になれたのでしょうか？長くなりそうなので、続きはまた明日・・・　

　喉を鳴らすのが難しかったワン。　りんごより　

応援クリックが更新の励みなんだニャー！
　
こちらも参加中です！