りんごとあずきのシッポ物語

もう１９年も前の話だけど、りんごを保護した日の事は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。ガリガリに痩せて、薄汚れた仔犬・・・

特に印象に残っているのは、貧相なシッポでした。短くて毛もまばらな細いシッポを、力いっぱいブンブン振り私に挨拶をしてくれたんですよ。

　レディのオチリは、見せちゃダメ！

　　　　　　　　　　　　　　　
まん丸なオチリが可愛いですね。

りんごは兄弟３匹で海岸に捨てられていましたが、奇跡的にカラスやトンビに襲われる事も無く、保護した時もお腹はペコペコだったけど無傷でした。

仔犬の頃は自分のシッポを追いかけ、高速スピンをして遊んでいたりんごです。目が回るんじゃないかと心配もしたけど、あの姿はとっても可愛かったな～

　この子、柴犬さんみたいな巻尾になるかも？

　　　　　　　　　　　　　　　

私達の期待と予想を覆し、りんごは立派な鎌尾（しかも裏白）になったのです。先っぽだけがまっ黒で、まるでお習字の筆のようなシッポですね。

　　　　　　　　　　　　　　　

シッポをピンと立て元気にお散歩をするりんご・・・ユラユラ揺れるシッポを眺めるのは幸せな時です。但しビビりスイッチが入ると、たちまちダラ～ン

あずきちゃんを保護した時、何も分からない私は多くの猫飼い先輩友にを出し、いろいろとアドバイスをして貰いました。

　その子、どんなシッポなの？

え？シッポ？ある方からあずきちゃんのシッポの事を聞かれましたが、その時は怒涛の中でシッポの長さや形まで見る余裕もありませんでした。

野良歴約２ヶ月のあずきちゃんです。サバイバルのような日々だった事でしょう・・・外敵から襲われたり、兄弟姉妹との遊びの中でのケガも心配ですね。

　シッポ、見たいの？

　　　　　　　　　　　　　　　

生後多分、３ヶ月の頃はこんなシッポでした。身体も大きくなった現在のあずきちゃんは、シッポも長く太くなりました。どれだけ長いかって？

ほらっ！こんなに成長しましたよ！

　　　　　　　　　　　　　　　

オスワリをすると揃えた前足にまで絡んでいます。

　生まれつきなのか、それともお外時代に何かがあったのかは分かりませんが、アズゴンのシッポは先っぽが少し曲がっているんです。

曲がったシッポに痛みは無いようで、りんごのように時々パタパタ動く自分のシッポを、オモチャと勘違いして追いかけていますよ。

２ぴきのシッポはどことなく似ています。お話が出来ないワンニャンは、シッポでもいろんな事を語ってくれますね。　

　アズゴンのシッポは武器じゃないよね。　りんごより　

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