ブナムシ日記

山形は上山を拠点にロックフィッシュ、トラウトを求めて釣り歩き。そしていつも北海道へ思いを馳せるブナムシのブログ。

海サクラ on 庄内。

2011-02-26 22:08:39 | I am a troutist

今年に入ってから二度目の釣行。

考えてみればなんと前回の釣行は1/3の海サクラ。 ヒエン氏と共に撃沈したあの日から一月半。 それくらい釣りをしていなかったということ。

今年は、赤川、最上川ともにまだあまり釣果が聞こえていないが、実際はどうなのだろう。 もちろんボクは河川内でのサクラマスにはマッタク興味がない。 やはり、本州に帰ってきたと言っても北海道で刻み込まれたサクラマスの魅力、海で釣ってこそだと思う。

赤川と最上川というサクラマスのメッカにはさまれた海岸はどう考えてもボクにとってはホットスポットにしか思えない。 しかし山形では海サクラは一般的ではない。 つれないのだろうか。

予想どうり赤川には数台の車に数人の釣り人。 あくまで個人的な考えでしかすぎないが、河川内で釣りをしている方々はとてもみじめに思えてしまう。 しかし、河川で釣りをしている人から見れば、海でサクラを狙うボクはよほどキチガイに思っていることだろう。 でもそれでいいと思う。 それぞれのスタイルがあってこその釣りであるから。

ここのサーフはとても浅いのではないかと思う。 高台から見下ろすと偏光グラス越しにところどころ馬の背状の浅い地形が見えた。 浅いもんだから波が立つ。 もしかしたらサクラの回遊コースはずっと遠いのかもしれない。そう何度も思ってしまう。 そして何の反応もなく時間だけが過ぎていった。

気づけば夕暮れ。 北海道で見た夕暮れのように綺麗な空とミナモを見ることができた。 サクラが目的なだけにボウズで終わってしまったことは悔しいが、まあこんな釣りだと自分に言い聞かせながら日が沈むのを眺めていた。 何の反応もなく一日中ロングロッドを振り続けたが、心地のいい疲労感がまたボクをこの場所へと導いてくれる。

これから何度ボウズを食らうことだろうか、もしかしたら一生サクラに出会えないかもしれない。 それでも通い続けたくなる、サクラというロマンを求めて。