気ままに 黒松内

地域の十人十色の魅力に出会う農村の暮らし訪問ブログ

羊毛てしごと4

2008年03月03日 | イベント
3月3日

3日目はダンボールを使った織りに挑戦しました。

作りながら・・・
とっても贅沢だなぁ と感じました。

羊毛職人の手作り作品を買うこともできる。
機械で作られた既製品をかうこともできる。

そんな中
できあがったものは 少々でこぼこのコースター

でも贅沢だなぁ と感じたのは
てまひまをかける時間のある生活に 
そう、感じたんじゃないか と思いました。

さてさて、織りについて
3日目にかせあげした毛糸を使いました!



ダンボールで板とシャトルと呼ばれる道具を作ります。
ダンボール板に縦糸を並べるように巻いてテープでとめる。
シャトルに横糸を巻きつけます。

そして、織りのスタートです。
私は平織りで4つのコースターが完成しました。
(翌朝から紅茶カップの下で活躍してます)



4日間を通して 羊と暮らす楽しさを教えていただきました。

北海道といえばジンギスカン!!
羊毛、特にこのセミナーでも使ったサフォーク種の毛が多いのです。
このサフォーク種の毛と仲良く付き合いたいものです。








羊毛てしごと3

2008年03月02日 | イベント
3月2日

セミナー3日目ともなると
羊毛を触る手も手馴れてきたような気がしました。

3日目はいよいよ フェルト に挑戦!

型の作り方を教えてもらうと
さっそく、作りたいものを考えてました。

洗いから始まりフェルトにたどり着くまでに
たくさんの時間をかけましたから
処女作を何にしようか迷うのも仕方がありません。
あ~しようか、いや、これを作ろうか と悩みながらも

決まったら 行け行け!でした…
洗って乾かした羊毛にカーダーをかけて
毛並みを縦と横で重ね合わせていきます



それを湿らせて
水やお湯や石鹸や酢を使い
手でなでたりたたいたり



様子をうかがいながら毛を絡ませていくと
徐々に形になっていきました!

    

ものづくりの醍醐味はここにありますね。
あとは、生活の中で使えるもの。これが嬉しい。

フェルト作りと平行して2日目に紡いだ糸を使うために
枠上げ かせ上げ という作業をしました。

枠にまきつけて蒸す
それを輪にして重石をつけて乾かすと…
毛糸の完成です!!

  

こんな作業があったとは。
見えないものがたくさんあるものです。



つづく

羊毛てしごと 2

2008年03月01日 | イベント
3月1日

昨日に引き続き 羊毛てしごと2日目

2日目は1日目にきれいに洗って乾かした毛を使って
染める&紡ぐを教えていただきました。

まずは 染める
今回の染料はタマネギを煮出しました。
タマネギの皮を貯めておいてネットに入れたまま
グツグツと煮ること30分。
おいしそうなオニオンスープ!?ができました。

  

染料がぬるく冷めたら
洗った毛を湿らせて染液にそっと投入!
鍋の中で毛が踊ってしまうと絡まるので
沸騰したら火を止めて冷まします。



その間に、色を定着させるための媒染液を準備
媒染液を冷めた毛の鍋に入れて再沸騰!
きれいな黄色になりました。



冷めたらそっとザルにあげて 新聞紙にあげて乾燥させます。

お次に挑戦したのは 紡ぎ

まずは 綺麗に洗って乾かした毛にカーダーをかけます。
犬のブラッシングのときに使うようなブラシを2本使い
毛並みを揃えていきます。
いままでは無理やり毛並みを揃えていましたが、
コツを教えていただくと・・・楽しい作業になりました!



カーダーをかけた毛を使い
紡ぎコマで少しずつ毛に縒りをかけて伸ばしていきます。

これが慣れないとなかなか難しい・・・
慣れると小気味よく糸は紡げていくのですが、
細くなったり太くなったり、、、
味のある毛糸が紡げました!!

3日目につづく



羊毛てしごと 

2008年02月29日 | イベント
2月29日

黒松内ぶなの森自然学校で
「1からはじめる羊毛てしごと」と題して
なんと3泊4日の気合の入ったセミナーを実施いたしました。

3泊4日羊の毛と向き合うと色々なものがみえてきました。
(少し学生時代の合宿を思い出すストイックさもありました…)

暮らしの中で行われてきた手仕事ですが、
現代では多くが機械化され、既製品が流通するので
ものが出来上がっていく行程を知る機会はあまりありません。

セミナーでは学校で飼っている
サフォーク種の羊の毛(昨年5月に刈りました)を
材料として使ったため、
本当に羊毛の手仕事として必要なことを「1からはじめ」ました。

まずは 原毛の選別&ゴミ落とし

毛の長短、藁などのゴミが付いている、糞尿が付いているでわけます。
固まっている毛を丁寧にほぐしてゴミを落とします。
ここで毛糸用、フェルト用、座布団用?など用途ごとに仕分けも。

そして 原毛洗い が始まります。



はじめはぬるいお風呂くらいのお湯に漬けます。
そうして、ザルあげるのですが、
ガサっと一気に がさつ にあけてはいけません。
(以前は大量にそうやって洗っていましたが…)
手でそっとザルにあげます。

お次は粉石けんの洗剤をぬるいお湯に溶かし、
そっとザルから羊毛を戻し漬けおき。

汚れに応じてたっぷりと漬けおきしたら
同じ要領でザルにあげ、ぬるま湯ですすぎ

そして、今度はウール用洗剤で漬けおき
すすぎ

少しの柔軟剤にさっとくぐらせて(後の行程で毛をいためずらいらしい)

ザルで水をよくきり
新聞紙のうえに広げて 乾燥!!

黄色い茶色い毛が真っ白になりました~~
これでフェルト作りや毛糸作りの下準備完了です!

いやいや、毛洗いを丁寧にすれば8割の行程終了といっても
過言ではないようでした。

2日目につづく

 




春の準備

2008年02月20日 | 自然
春にフワフワの芽を出すヤナギ。
今は、まだかたく冬芽を閉じています。

しかし、この冬芽の量!!
まじまじ見るとその量に驚いてしまいました。

朱太川沿いにはヤナギの河畔林が茂っていますが、
その成長の早さに驚かされます。
でも、こんなにも芽をつけているのだから納得です。

よく陽が当たる場所に生えるヤナギはいつ
その衣を脱ぎ始めるでしょう??

あ、滞っているていてん観測・・・
次は「ネコヤナギ」がよさそうだなぁ

〈間村奈未子〉