山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

ウトウの頭・焼小屋尾根から四間小屋尾根

2011-05-08 | 山行
2011年5月8日 タワ尾根の新緑と直接、小川谷に降りる四間小屋尾根を歩くのが今日の目的。地震の後、客足も戻っており8:35の東日原行きは満員だ。小川谷橋には監視員がいて鍾乳洞方面に入る車を制限している。小川谷林道の落石のためとか。

日原川に向かうのは他に二人連れだけだが日原林道方面に行くと聞いて安堵。川沿いは鮮やかな緑に萌えている、行きも帰りも陽差しを真っ向に受ける林道歩きだ。

オロセ尾根の入口ですでに大汗をかいている、それにしても今日の暑さは異常だ。植林の作業道で今日唯一の登山者に出会う、ゆうべは酉谷小屋に泊まったらしい。木々は自然林に変わりみずみずしい若葉の天蓋とアカヤシオに心が洗われる。



落ち葉でこんもりした金袋山からの巡視路が交錯するとオロセ尾根を外れる。作業道なので入口に枝で通行止めがしてあった。ここよりほぼ水平にカラマツとかの植林を縫うように上流に続き、孫惣谷右岸の天祖山の採石場が近づいてくる。

林班29/30の表示が焼小屋尾根の入口だ。ここよりタワ尾根まで狭い尾根を200mほど登る。上部にはスズタケの残骸が散らばっている。

タワ尾根の落葉樹の自然林はまだまだ冬枯れの装いだった。さらに20分ほど黒木の露岩を辿ると半年振りのウトウの頭に着いた。

高度計とコンパスを修正して四間小屋尾根を降りて行く。スズタケと黒木が鬱蒼としていて深山のようだ。ところが前回無かった赤テープがかなり頻繁に付けられておりやや興ざめだった。古いテープが、ときおり見つかる位で丁度良いのに。



大好きな1388m付近で遅い昼食タイム、数週間後に再訪してみたいところ。上段歩道分岐(1250m)から下が今回初トレース、すぐに明瞭な作業道が植林帯をジグザグに下っており、降りたところが下段歩道となり下流側には崩壊があるとかで通行止めのロープが張られていた。





三又まではガケ際に古い作業道が切ってある。涼しそうな滝谷の川遊びは次回にまわし林道までたっぷり30分汗を流す、救いは新緑に彩られた左岸道か。





小川谷林道5.5kmと東日原までの西日を受けながらの苦難は東日原BS前での下山祝に全て報われる。

東日原9:05…オロセ尾根木段(820)10:09…巡視路(1180)11:08…焼小屋尾根(1230)11:52,12:00…タワ尾根(1460)12:36…ウトウの頭(1588m)12:59,13:03…四間小屋尾根…上段歩道分岐(1250)14:10…下段歩道分岐(1020)14:38…三又(1130)木橋14:46,53…小川谷林道三又(1040)15:20…東日原17:00,17:22乗車

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