中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

高級ホテルから食事のお誘い

2005-10-15 | 一般
最近出来た町一番の高級ホテルから、たまには食事でもとお誘いがあって会社の外国人一同揃って出かけてきました。(最近といっても今年の初め2月開業ですが)

最近たくさんご利用いただいていますから、と言う理由ですが、ただそれだけで7人も招待するとは思えません。果たして同席していたホテルの営業経理から、来年は値上げしたいと要請がありました。

日本の親会社や台湾の親会社から出張者が結構来ます。中国国内のお客さんも一杯来ます。親会社の方々は裕福なので町一番のホテルが好きです。(冗談です)こちらとしても、どうせ来られるなら(親会社の費用だし)良い思いをして、あそこは良かったなぁとシンパを増やしたいという思いもありますので、使うホテルはその時一番というホテルが多いです。地元企業ですので契約しておけば結構安い値段になります。

大して大きな町でもないここでは、新しい高級ホテルが出来ると私の会社のようにゴソッと出張者を丸ごと移してしまう事が良くあります。そうなるとこれまで町一番のホテルと自負していたところが、いきなり大不況に見舞われます。

今年の初めにできたホテルのおかげで昨年まで一番景気の良かった地元資本系ホテルの客が一気に減少しました。そこでそのホテルは、若干値下げをすると共にもう少し下のランクであるホテルから客を奪うことにしました。このホテルに客を奪われたもう少し下のホテルは又更にその下を食いつぶしてゆこうとします。脇で見ていても本当に大変だなぁと感心するくらい激しい競争です。

で、一番新しいホテルはというと、なんと市政府関連の宿泊や食事などを一気に獲得してしまいました。その余波で今までは市政府関連の行事宿泊で競争とは無縁の存在だった中級ホテルの経営が一気に傾いているとのこと。又同時に市政府の交際費が一気に2倍以上に膨れあがっていると聞いています。人間贅沢な物ですから1回最新で最高級に慣れてしまうと、中級ほどほどというレベルには戻れないという証拠ですね。
でも私が聞いても心中穏やかではない、この高級ホテルの食事料金、役人がガンガン使いまくって良いものとも思えません。きっとそのうち汚職だ何だと、又新聞を賑わわせる事件の舞台にもなるのでしょうね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。