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パナソニック デバイス社、世界有数規模のデバイスメーカーとして新たなスタート

2012-01-07 | 電子デバイス全般



 パナソニック デバイス社は、電子部品、電子材料、半導体、記憶デバイスなどを開・製・販一体で手がける社内分社として、本年1月1日付で誕生した。

 販売規模だけでなく、事業領域の広さについても世界有数規模のデバイスメーカーとして新たなスタートを切った。


●個々の商品を強化

 デバイス社が目指す姿は、「グローバルNo.1のデバイス企業」。具体的には、

 ①グローバルシェアが1位、もしくは2位のグローパルトップシエアグループ商品の販売構成比の拡大 ②持続的な増収増益を実現する会社を目指す

 成長戦略の基本方針は、「狙って磨く」「狙って獲る」「狙って造る」の活動。開・製・販一体運営となったBU事業軸で、顧客直結で個々の商品を強化し、強い専業メーカーに伍して戦える事業構造を構築していく。

 このうち、「狙って磨く」では、ブラックボックス技術や要素技術を進化ざせ、材料・半導体・電子部品を多数の基盤技術でつないでマージンしていく。これまでにない全く新しいデバイスの誕生が期待できる。

 「狙って獲る」では、パナソニックが持つ広い顧客数、パナソニック電工が持つ代理店販売網、三洋電機が持つ顧客密着営業というそれぞれの強みを生かして狙う業界、お客様、セット機器を明確にした活動に力を入れる。

 「狙って造る」では、プロセス革新により競争力あるコストづくりを目指す。

 事業領域が拡大したことにより可能性が大きく膨らんだが、それたけで成長が約束されたわけではない。個々の事業を強くし、その上でシナジーを最大化させていく考え。





【記事引用】 「電波新聞/2011年1月6日(金)/2面」


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