Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

ジョー・バターンの『Poor Boy』。

2006-08-28 22:31:09 | LatinSoul / LatinRock
ココのところ、ラテンとマイルスしか取りあげてないので、アクセス数は上がりませんが、今日もラテン・ソウルなのでありますね。ども。

さて、ラテン・ソウルのキングとも言うべきジョー・バターンのアルバムを、ワタシなりのランキングでお送りしようと思っておりましたコノ週末だったのですが、金曜日のブーガルー耐久ライヴで疲れ果てた結果、昨日は不覚にも36時間睡眠を取ってしまい、ジョー・バターン企画は延期となりまして、では、今からソレをやるのかと言えば、サニアラズ。
改めて、ジョー・バターンの初期のアルバムを聴いているウチに、やっぱ各アルバムのコト、書いてからの方がええかなと思いまして、そうする事にしました。

ハイ、今日はコレ。

ジョー・バターン(Joe Bataan)
『Poor Boy』(1971)

いきなりスローで始まる。
タイトル曲の「Poor Boy」
コレが最高。
コレに涙しないヤツはオカシイです。
それくらい、素晴らしいです。

そして二曲目は心躍る「Freedom」。
アップテンポでのグルーヴも素晴らしい。
伸びやかに駆ける冒頭から、エッジの聴いたキックの如く、細かい音符で歌い上げるパートも見事。
ココまで聴いただけで、このアルバムが名盤であるコトが分かる。

一曲づつ書いて行ったらキリが無いのですが、このアルバムには外れトラックが無い。アルバムとしてのトータル的な完成度は、『Mr. New York And The East Side Kids』(1971)とか『Saint Latin's Day Massacre』(1972)には劣ると思うものの、歌唱自体のスバラシサでは、多分コッチが上。
ある意味、ジョー・バターンの、最もジョー・バターンらしいアルバムだと思います。

で、ココまで書いて思い出したのですが、オレ、このアルバム、既に一回書いてましたね。
大体同じようなコト書いてたと思うんですが、もっかい言って置きたいので、書きますが、曲名がまた、たまらんのね。

「Poor Boy」
「Freedom」
「Uptown」
「Sad Girl」
「Bravo」
「So Young」

ニューヨークのラテン・コミュニティの"Poor Boy"の憧れと現実が見える気がするべ?
そう言う音なんですよ。
「Freedom」や「Uptown」に感じる、ワクワク感というか、期待感みたいな音とか、「Bravo」なんて、いかにもラテンで明るい曲が、明るくて楽しいが故に、逆にココで「Poor Boy」や「Sad Girl」の深さを感じて、思わずナミダな訳よ。

えぇ、サウンド的には、全くブーガルーではありません。
パーティー的な楽しさはナイです。
しかし、スッゲぇスバらしいアルバムです。
私的ジョー・バターン・アルバム・ランキングの5位以内は確実です。

イームジカはん、速効で復刻しなはれ。


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コメント
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