クラムとジジイの泣き笑い

一人暮らしのジジイが、Mシュナを飼う事にになった。小型犬故、寿命は、20年か?私は90歳まで長生きしなければいけない。

動物救急病院が欲しい。

2013-04-06 22:23:45 | 日記
クラムは雨が好きだ。朝からの雨も止んで、陽が射して来たので夕方の散歩に出たら、途中で又降ってきた。ママヨ、濡れりゃいいさと、そのまま散歩を続けた。公園の芝生は、水捌けが悪いので一面池のようだったが、クラムは、楽しそうに走り回っていた。
ブログの執筆中に緊急事態が発生した。昨日、あれほど元気だったクラムの様子が急変した。後ろ脚が、立たないようだ。イザリの様にグルグル円を描いて這いずりまわる。鳴き声はあげないが、頭をもたげて、左右に振りながら必死に痛みに耐えている様子だ。こいつの具合が悪くなるのは、決まって休日なのだ。大分には救急病院がない。それでも、4か所に電話して見たが空しく休みのコールが流されるのみである。
仕方なくクラムを抱え込む様にして腰を撫で続けたら漸く落ち着いて眠ってくれた。もう小便にも行けない。ワタクシが用事をこなそうとして、立ち上がると、クラムが目覚めて、又グルグル廻り始める。“座り込み症候群”の元凶はこれなのだろう。早く明日たが来ないか待ち遠しい。老人性乖離の作成どころでは、なくなった。

老人性乖離13(荒金均の場合)

2013-04-06 08:13:29 | 日記
今日は雨です。憂鬱です。と言うのも、クラムは部屋の中では糞小便をしないのです。そです、飼育に失敗したのです。我慢させるのは可哀そうだから、槍が降ろうが、嵐が来ようが、散歩にでかけるのです。だから、カッパを着せたり、着たりの準備がめんどうなのです。また、帰宅すれば、念入りにシャワーを使わねばならないのです。憂鬱だ。
老人性乖離
二人の結婚は、互いに打算の上になりたったものであった。均は、胴長短足でヒョットコ面を連想させる風貌には、女は惚れるはずも無く、結婚とは縁が無い物と諦めていたのである。周囲の近しい者達は、50を過ぎても独身を通す彼に、子持ちを貰えとか、外国人を貰えとか忠告していた。職場にも諦めて国際結婚した同僚が何人かいる。それが、子持ちとはいえ、日本人の、それもトビッキリの美人と結婚できるのだ。こんなウマイ話は2度とこないだろう。保子の方でも、均から金を引き出そうとする魂胆があり、初心なジジイを籠絡させるなんて、容易な作業であった。そして、保子の死をもって終わる、この結婚生活が10年保ったのも、偏に均の仁徳によるものであった。均は穏やかで、争いを嫌う性格のうえ、細やかな気配りもできた。だから、保子のしかける喧嘩も、暖簾に腕押し、糠に釘である。保子としては4~5年で離婚にこぎつける腹積もりであったが、均の実直な人柄に、だんだん、惹かれて行く自分に、驚くのであった。