コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

ミニカン継続学習会 9月

2009-09-11 23:07:02 | ミニカウンセリング
月に一度のミニカン継続学習会でした。

今回は5人の参加ですので、世話人の私は半分外れます。
しかし、お一人の方が少し遅れてこられると言うことで、前半のカウンセラー役だけと、後半はカウンセラー・クライエント両方を実践します。

今回、クライエントとして前に書いた京都支部学習会のことを話したのですが、そこで気付きがありましたね。

このブログに記事を書くということで、いろいろ関わった出来事を振り返る事が出来ますし、自分自身のところでは「内省」と言う形でゆっくり振り返る事ができるようになってきています。
以前にくらべ、落ち込むことなく出来事を観察できますし、自分の中に隠れようとしている負の感情もいったん受け止めることが出来るようになって来ました。

しかし、今回同じ出来事を、ミニカンのクライエントとして振り返ったときに、「内省」だけでは捉え切れなかったものに気付いていく事ができました。

自分の心を振り返り、そこに起こっている感情を捕まえて言語化する…
そこまではブログでも同じですね。
その言語化したものをカウンセラーさんに聞いてもらい、振り返りのときに聞いてくださったことを返してもらう。
ただそれだけの行為によって、もう一度自分の耳で「言語化した自分の感情」を聞いて受け止める。
そうすることで、また違った側面から自分の感情を確かめる事が出来ます。

いや、このことは理屈ではわかっていましたし、他人にもお勧めするときに説明したりしています。
しかし、そのことが今回、体感的に「おぉ!」と味わえたんですね。


ただ聞いてもらうということでも成立するカウンセリングですが、成長・気付きというところで、深い深いものがありますね。

さて、明日からの円座談に参加してきます。
またあらたな出会いと気付きの予感を持って…

京都支部学習会 9月 ~ 前途多難…多分に私の問題

2009-09-06 23:31:26 | 「聞き方・伝え方」学習会
第1回の学習会が終わりました。
ご参加のみなさま(予想以上の12名)ありがとうございました。

結果のところからいうと、この継続は難しいな…というもの。
いや、継続していくのが無理ってことじゃなく、簡単にはいかないだろうなってこと。
翻せば、次回からはよーく考えて進めようと。

そういうことを体感したのが、今回やってみて一番の収穫ですね。

おそらく、私がやろうとしている中身は変わらないものですね。
「聞き方・伝え方」を意識して、実践を通じて気付いてもらいたいってこと。
あとは、持って行き方。

事前に打ち合わせをしている世話役の方々とは、ここの基本…このことを学習していこうと言う意思の所はすりあわせ済みですから問題なし。
逆に、そういう方に合わせて私の中のベクトルが出来上がっています。

しかし、実際に参加された顔ぶれは多彩。
そこをどう工夫して、ひとりひとりを大切にしていくかがわたしの課題になりますね。
まぁ、そこのところでの腹は決まってますから、私の芯だけブレなければOKです。

その芯のひとつは「私が上手く出来なくても、ここにいる人たちの成長力を信じる」ということ。
数年前なら全部私がひっかぶって、「なんとかしなくちゃ」ってなるところです。

そこで、表の部分で大事にしたのは「ゆっくりと」ということ。
時間の制限はあるけど、ここは意識して。

まぁ、かなりエネルギーを消費しましたね。
(ということは、まだ無理してるところがあるんですね)



そんなことを意識の留めながら進めて行きました。

まずはお仏壇にお礼の後、2分間の黙想をします。
(これを黙祷と言ってしまい、後で指摘されちゃいました 笑)

今の気持ちをまじえて皆さんの自己紹介。

ついで趣旨説明。
初めてお目にかかる方も居られますし、前回の支部法座はお休みされた方もおられます。
上手く通じるかどうかは置いておいて、ここはわたしの思いを出させていただきます。

今まではここで(できるだけわかって欲しいから)多くを話しすぎるのですが、今回は簡潔に。
伝わらないところはあとで聞いてもらおうと言うことで。

次に、「聞き方・伝え方」をテーマにすることだけをルールにして、あとは参加の皆さんの「何がしたい、してほしい」をじっくりと聞かせていただきます。
おそらくこちらから「これこれをしていきましょう」と講義して実践を勧めていくほうがみなさん楽かもしれません。
しかし、今回はあえて、私のほうからは出していかないと言うスタンスで。

ここにじっくり時間をとってよかったと思います。
こういう時間の経験者の方はそれなりに、初めての方は不安や手探りなところを、多くの方が思いを出してくださいました。
それを板書にまとめながら、私はできるだけ(提案に応えたいのを押さえながら)受け止めていくことに徹します。
「どんな思いでも出してもらっていいですよ」という空気を少しは受け止めてもらったんじゃないでしょうか。

もっと時間があれば、ここででてきたものをじっくり参加者で分かち合いながら進めることもできたと思います。
(以前参加したフィールドワークで経験したやり方ですね)
今回は、そのあたりはわたしが受け止めて進め方を任せてもらうと言う方向で。

一旦休憩をいれて、まずは「聞き方・伝え方」を実践的にやっていこうと言うことで、「聞き手・話し手・観察者」の三人組をつくって、まずは役割だけ決めて自由に(時間だけは厳守)時間を使ってもらいました。
そのあとで、感じたことなどを皆さんに出していただき、それを板書していきます。
ちょっと後の時間も気にしながらですが、できるだけゆっくりと。
みなさん、いろいろ話してくださり、黒板も一杯になるくらいです。

「講義的なものもしてほしい」ということを事前に聞いていましたので、ここで皆さんの言葉を使って、「聞き方」のことを少し話しさせてもらいます。
先に講義していたら、おそらく「私の言葉」で進めますから、それぞれの気付きではなく「教えられたもの」になりがちでしょう。
ですから、こういう形を取りました。
時間はかなりかかってしまいますが。

そして、もう一度三人組で実践。
ここの分かち合いに時間が取れればもっと良かったんでしょうが…

これが失敗だったと思うんですが、「出来るだけ多くの方の希望を取り入れる」というスケベ心が、終盤駆け足にしてしまった事が反省点ですね。

最後に30分だけ座談の時間を取りました。
初めて京都支部の集まりに来られた方も居られますし、学習会からはなれたところでお話を聞きたいということもありましたから。
結果としては、ほんの30分でも座談の意義はあったと思います。

逆に、「聞き方・伝え方」として最低限こういうことは話せればな、と思っていたことの多くが積み残しのままです。
継続して学習していこうという主旨ですから、ここは欲張らずにいけばいいんでしょうが。


と、文章にしてみて、今日のレポートとしてはかなり伝わりにくいものになりましたね。
まぁ、私自身の振り返りと言うことで、ご容赦願います。

次回、どういう顔ぶれになるかで、今日のことが問われてくるかもしれませんね。
どういう形になっても、その時のことでやっていけるということだけは、わたしの中でスッキリと見えています。


つくづく、「法座」とか「カウンセリングのワーク」だとか、参加する方の意識がハッキリしている集まりは楽だなと…(自分の未熟をさしおいてなにいってんだか…苦笑)

回顧 ~10周年~

2009-09-04 10:53:08 | 日常雑感

今月に入ってメインのパソコン(仕事用ほか)が調子が悪くなり、その対応に追われていた。
とりあえず仕事に支障をきたすので、優先順位は一番。
ということで、しばらく連日投稿で頑張ってきたブログも更新が途絶えた。

まぁ、そこまでこだわってないのでいいんだけど、この間ひっそりとメインホームページの開設10周年を迎えていた。

113038アクセス

これが10年を迎えた瞬間の表カウンターの数字。
以前の掲示板やこのブログなど、メインページを通らずに直接コミュニケーションツールを活用してくださる方も多いから、実際はもっと多いかな。
なんにつけ、お付き合いしてくださる皆様のおかげでここまでこれました。

結婚するときに買ったワープロにモデムをつなげて、Nifty-Serveに入会して通信を始めたのが約20年前(今年結婚20周年だから間違いない)
当時は家とNiftyのサーバーだけでつながっていたが、ホームパーティ(今の掲示板のようなもの)を開いて連夜離れた場所の人たちと文字でのやり取りを始めた。
興味のあるフォーラム(今のコミュニティみたいなのかな)に参加して、見ず知らずの人とやり取りする楽しさも覚えた。
ただ、この時点では同じNiftyにつながっている人たちに限定されていた。

その後、Nifty-Serveが他の同様のサービスとつながるようになり、それがインターネットへの入り口になった。
この頃、知人が開いていたホームページを足がかりに、多くの人と出会うことになった。
コミュニケーションツールは「掲示板(BBS)」への書き込みと、電子メール。
公開された場所と閉ざされた場所で、文字情報という武器で連日連夜戦いを繰り広げていた。(うーん、エネルギーにあふれてたな)

多くは同じ「浄土真宗」を語りながら、私の土壌である「華光」できかせてもらったものがわかってもらえない…今思えば私の伝え方にかなり問題はあったとは思うが。

そんなときに「伝えたい事があるなら、自分でホームページを作って発信してみれば?」というアドバイスをもとに、自分でもホームページを始めた。
それが10年前だ。

当初は「華光会非公式ページ」として、法座や書籍の情報などを提供し、掲示板で語り合っていた。
インターネット時代になり、華光の情報を求めていた人がこのホームページを活用して、その一部の人にご縁がつながっていったのは、今でも大いなる喜びだったりする。
(私の手柄だと思ってるところがあさましいけどね)

その後、華光の公式ページが出来上がり、掲示板よりブログのほうが気軽なツールになるにつけ、わたしのホームページも様変わりしてきている。

「まだ10年しかたってないの?」ってのが正直な気持ちで、ずいぶん長い間、多くのエネルギーをネット世界に垂れ流してきた気がする。

別に10年が11年目になったって、何も変わらず、カウンターはささやかに回り続けるだけだけど。

今週末は「京都支部学習会」、来週は「円座禅
ネタにはことかかないかな。