コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

冬期研修会 7回目

2006-02-24 03:40:11 | エンカウンターグループ
今回の研修会に参加するにあたり、私をひとつの思いが支配していました。先週起こった滋賀での幼児殺害事件です。無抵抗の幼児を殺害するという行為に対しての憤りももちろんあるのですが、加害者に対する報道などを見聞きすればするほど別の思いがわきあがってきます。加害者を加害者たらしめるまでの彼女の歴史…行為を容認するわけではないのですが、ただ行為を起こしていないだけで、同じような苦しみ・悲しみに囚われている人も多いのじゃないだろうか。私自身が子育てする中で、また保育園の役員をする中で、まずは身近の人たちと話をしてみたい…。まだ具体的に思いがまとまったり、行動しているわけじゃないのですが、カウンセリングにも関わる私として考えてみたいと思います。この件はいずれあらためて書こうと思います。

さて、そんな思いを最初のチェックインで話したのですが、ミニカウンセリングなどで話をしていくとどんどん自分の思いがはっきりしてくるのに対して、エンカウンターグループだと他の流れの中にいるために、自分が話の中心にいなければもやっとしたままだということを感じました。

序盤は絵の話題だったのですが、その流れに乗れず、もやもやした状態で耳だけ話題に向けてた感じです。そういうときに無理やり話題にあわせず、自由にしていられる自分だというのもカウンセリングワークで育ててもらっているんでしょうね。

後半は先週とは別のある方の「歴史」を話していただく流れになったのですが、いつからか気づけばその方の話に引き込まれていました。私の興味の”あるなし”に関わらず、流れに乗っている…その方の話術の巧みさもあるのでしょうが、活きた言葉のもつエネルギーに惹かれたでしょう。そのエネルギーに元気をもらった気がします。同時に今考えていることへのヒントもいただけました。それを活かせることができるかどうかは、私の動き次第ですね。

最後の分かち合いの時に、ある方が心境を語るときにゆっくりとでも力強く、前向きな発言をしてくださいました。きっとその方もこのエネルギーを受けて動き出されたんだろうと思います。

今期のワーク、前半は私が話する機会・隙間が多くあったのですが、皆さん慣れてきたのかどんどん前に出てこられます。(上手く流れに乗せるファシリエーターによるところもあります)自分の思いを深めるという意味ではミニカンのほうがいいのですが、こうしていろんな方のエネルギーを浴びられるエンカウンターの魅力にも気づき始めた気がします。


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