コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

春期研修会 6回目

2006-06-14 00:52:03 | ミニカウンセリング
気がつけば、折り返し。とても早いな。

先の週末に華光会の支部長研修会があり、いろいろ心動くことがあった後のミニカン。腹底でいろいろ動いているものが整理されるかもしれないと言う期待と共に参加しました。

逐語録は先週のペアが役割を交代して、クライエントがOさん、カウンセラーがSさん。
私としては、クライエントの心の動きがわかりやすく、問題が明確化され認識し、その問題を受け止める過程がよく分かった事例だと思った。理想の自分に対して、「こうしたい」「せねばならぬ」「するべき」と言う言葉が多用された前半から、「押し付けから離れてゆっくり考えてみたい」という一段落まで、話しながら問題に気付いていき、最後には「楽になった」とまで言えた15分間。
ただカウンセラー役も初めてだったので、レスの部分にカウンセラーが内容を整理したいと言う思いが現れ、クライエントの話に出てきていない言葉でまとめようとしているところが気になった。面白いと思ったのは、逐語録にしてこうして皆と一緒に検討することでカウンセラーもその問題に気がついており、私がチェックしていた3箇所を自ら「ここが出来てないかもしれません」と表明された。逐語録検討の効用と、Sさんの底力を感じた。

後半のミニカン実践は、初めてペアを組む初参加のIさん。最初はクライエント役で聞いてもらったのだが、今回は特に色々な思いがあふれてきて話し続けた気がする。途中、まとまりの無さにカウンセラーを気遣いたい気持ちも出てきたが、そういう気持ちが出てきたことを表明しただけで、あとはでてくる思いを整理せずにでてくるままに話し続けた。丁寧にうなづきながら聞いてもらえることが心地よかった。12分実践の後の分かち合いのときに、心配していたことが問題なく、Iさんが非常によく話を受け止めてくださっていたことが分かり、とてもうれしい気持ちになった。
交代して私がカウンセラーに。Iさん自身はこの後逐語録の録音もあるので、12分も話することがあるかどうか心配されていた。ただ、そのことも言葉にして表明してくださったので、こちらも安心してそのペースに任せることが出来た。全体を通して、問題があっても、その問題を抱えている自分でいられることを話して下さったが、あとで話の中に出てきたもう一つの流れがそのことに密接に関わっていることを分かち合いのときに聞いた。そのことがIさんという方に興味を持たせることになったが、ここは研修の場なのでそこは抑えておいた。
いずれ、そのことを聞かせてもらう機会があればうれしいと思う。

あと、前回の研修で気になる場面があった方が今回欠席されていた。明日にでもその辺の思いを書いて見たい…けど書けるかな。まぁ、あした考えてみよう。


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