仏陀は比丘たちに教え諭す。
「知るがよい。
すべては無常なのだ。移ろいやすく、やがて朽ちて壊れてゆく。
頼りとすべきものなど何もない。
この世のものはどれも執着すべきでないと知って、解脱の道を求めるべきなのだ」
「その後、長い長い間〈大黒風〉が吹き荒れる。
〈大黒風〉は海に吹きつけ、
海の水を吹き上げて深さ84000ヨージャナ(約58万8千km)の海を真っ二つに裂いてしまう。
そして風は
海の底から太陽を連れて来る。
新しい太陽は
須弥山の中腹、4200ヨージャナ(約2万9400km)の高さに軌道をえて、照り輝く。
こうして、
太陽が二つになることで小さな川はすべて干上がってしまう」
仏陀は比丘たちに語り続ける。
「知るがよい。
すべては無常なのだ。変わりやすく、やがて朽ち果て滅んでゆく。
長い長い間〈大黒風〉が吹き、
海を二つに割り、海の底から太陽を連れて来る。
太陽が三つになることで、
名だたる大河も細りゆき、枯れてしまう。
同様にして
太陽が四つになり、
高山より大地を潤していた清らかな泉も枯れ果て
太陽が五つになると
大海の水さえ蒸発し、減ってゆく。
100ヨージャナ(約700km)から700ヨージャナ(約4900km)も水位が下がってしまう。
これをもって知るがよい。
すべては無常なのだ。変わりやすく、やがて朽ち果ててしまうもの。
不確かなものに依らず、確かな悟りの道を求めるべきなのだ。
五つの太陽が照り続けて、
海の水はいよいよ少なくなってゆく。
残りの水位、7ヨージャナ(約49km)、6ヨージャナ(約42km)、5ヨージャナ(約35km)・・・
残りあと1ヨージャナ(約7km)。
すべては無常なのだ。
水位はどんどん下がる。
ターラ樹の高さ(高いもので約30m)の7倍(約210m)までになる。やがてターラ樹6本分(約180m)、5本分(約150m)・・・
ターラ樹1本分(約30m)までの水位となる。
すべては無常なのだ。
その後も海はどんどん浅くなる。
人の背丈(約1.7mとする)の7倍(約11.9m)の深さ、6人分(約10.2m)、5人分(約8.5m)・・・
1人分(約1.7m)の背丈の浅さとなる。
やがて腰までの浅さ
膝まで
くるぶしまでの浅さとなる。
比丘たちよ、知るがよい。すべては無常なのだ。
「知るがよい。
すべては無常なのだ。移ろいやすく、やがて朽ちて壊れてゆく。
頼りとすべきものなど何もない。
この世のものはどれも執着すべきでないと知って、解脱の道を求めるべきなのだ」
「その後、長い長い間〈大黒風〉が吹き荒れる。
〈大黒風〉は海に吹きつけ、
海の水を吹き上げて深さ84000ヨージャナ(約58万8千km)の海を真っ二つに裂いてしまう。
そして風は
海の底から太陽を連れて来る。
新しい太陽は
須弥山の中腹、4200ヨージャナ(約2万9400km)の高さに軌道をえて、照り輝く。
こうして、
太陽が二つになることで小さな川はすべて干上がってしまう」
仏陀は比丘たちに語り続ける。
「知るがよい。
すべては無常なのだ。変わりやすく、やがて朽ち果て滅んでゆく。
長い長い間〈大黒風〉が吹き、
海を二つに割り、海の底から太陽を連れて来る。
太陽が三つになることで、
名だたる大河も細りゆき、枯れてしまう。
同様にして
太陽が四つになり、
高山より大地を潤していた清らかな泉も枯れ果て
太陽が五つになると
大海の水さえ蒸発し、減ってゆく。
100ヨージャナ(約700km)から700ヨージャナ(約4900km)も水位が下がってしまう。
これをもって知るがよい。
すべては無常なのだ。変わりやすく、やがて朽ち果ててしまうもの。
不確かなものに依らず、確かな悟りの道を求めるべきなのだ。
五つの太陽が照り続けて、
海の水はいよいよ少なくなってゆく。
残りの水位、7ヨージャナ(約49km)、6ヨージャナ(約42km)、5ヨージャナ(約35km)・・・
残りあと1ヨージャナ(約7km)。
すべては無常なのだ。
水位はどんどん下がる。
ターラ樹の高さ(高いもので約30m)の7倍(約210m)までになる。やがてターラ樹6本分(約180m)、5本分(約150m)・・・
ターラ樹1本分(約30m)までの水位となる。
すべては無常なのだ。
その後も海はどんどん浅くなる。
人の背丈(約1.7mとする)の7倍(約11.9m)の深さ、6人分(約10.2m)、5人分(約8.5m)・・・
1人分(約1.7m)の背丈の浅さとなる。
やがて腰までの浅さ
膝まで
くるぶしまでの浅さとなる。
比丘たちよ、知るがよい。すべては無常なのだ。
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