先週の結果分析サマリー（１）

＜中山のまとめ＞

注目馬＝フラッパーウィング、シャイニンロミオ
勝ち馬で次走上位候補＝ケニアブラック

「速い決着は北海道組より小倉組？」
土曜１０R九十九里特別は、北海道組で前走2600で強い勝ち方が買われて断然の１人気だったワイズミューラーが、仕掛けての反応悪く、0.6秒差の３着がやっとだった。重から回復し馬場差マイナス、タイムランクCのこの一戦を制したのは、前走タイムランクCの小倉、玄海特別で３着だったトレールブレイザーだった。
この玄海特別を勝ったビッグウィークは、上がりの速かった神戸新聞杯で３着。
ちなみに北海道連勝で神戸新聞杯に臨んだシルクオールディは１０着惨敗。
タイムランクＡの汐留特別で２着したフラッパーウィングも小倉組だった。
時計や上がりの速い勝負は、力のいる洋芝で戦ってきた北海道組より、速い決着の多かった小倉組に分があるかもしれない。

＜阪神のまとめ＞

注目馬＝クリスティロマンス（自己条件の出走なら）
勝ち馬で次走上位候補＝クーデグレイス

「恒例のキンカメ産駆に対する考察」

今年のポイントで取り上げられる回数の多いのは、騎手であれば丸山元気、種牡馬であればキンカメ。
阪神芝で一層インパクトの強いキンカメ産駆、この４回阪神開催では神戸新聞杯でローズキングダムが勝って２勝目、とはいえ、「まだ２勝目か」という思いもある。
開催別で言うと、冬から春の開催が好成績。昨年の冬から今春にかけてよりは良くない現状だが、まだ２年目の種牡馬、今後は判らない。しかし、こういう仮説もある事は頭に置いておきたい。

＜札幌のまとめ＞

注目馬＝ミカエルビスティー、ナチュラルブリッジ
勝ち馬で次走上位候補＝アドマイヤマリン（ただし牝馬限定なら）

「へばっている馬を見逃すな」
土曜６Ｒ、断然人気のスピーディセイコーは４着、前走の時計だけ走れば勝てる計算だったが追って伸びず。同馬は函館で三走して５着、３着、２着、札幌に輸送して３着、２着、めいいっぱいの競馬が続いての６走目だった。
また、日曜６Ｒのビーボタンダッシュは５着。前走の走破時計より0.2秒遅い決着で敗れている。北海道シリーズは５走目。４着、５着、４着、２着と調子を上げているようにみえるが、前走がピークだった感も強い。
今年の北海道は暑かったので、４走、５走以上している馬はへばっている事もあるだろうから、最終週の札幌もそういう馬を見極めていきたい。

先週の結果分析サマリー（２）は明日９／２９夜、掲載します。