ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/28 東三河の雨生山(うぶさん)に秋の花を訪ねる その2:ヤナギノギク ミカワマツムシソウ 

2013-11-01 07:11:37 | 草花
今日から11月入りですね。夏の暑さが随分遅くまで残っていましたが、台風の洗礼を何度も受けているうちに、10月が過ぎて、早や霜月入りして来ました。
暦で、今は霜降の真ん中にあり、7日には「立冬」が控えています。

あと2ヶ月で今年も行ってしまうと思うと、確かに歳を食べると月日の経つのが実に早いものだと、今更ながら思い知らされてしまいます。

この暮れは、襖の張替えと障子の張替えを素人ながらも自分でやってみようと思い立ちました。
障子の方は経験がありますが、襖の張替えのほうは全くやったことがなくて、挑戦してみると予想以上の難物ですね。
仮に上手くいかなくても自分の家の事ですから辛抱すればそれで済みますので、軽い気持ちで仕掛りましたが、これは相当苦労しそうです。

雨生山のレポートに入ります。

シブカワシロギク ↓

これはサワシロギクの変種とされていて、愛知県と静岡県に分布し、蛇紋岩地に稀に生えるということです。(シブカワは渋川で、静岡県内の地名です。)



吉祥山・本宮山 ↓

この日は歩いていて汗ばむほどの上天気で、近くの見晴らしもまずまず良かったと思えました。



ワレモコウ ↓

ワレモコウは花の時季が長いですね。



ヤナギノギク ↓

これも蛇紋岩地で隔離分布する稀少植物です。




少し高度を上げて平野を見る ↓

山の斜面を登り少し高度を上げたところで、平野部と山を眺めます。
左は吉祥山でその右奥は本宮山です。
手前の田んぼも稲刈りが終わって、すっきりしてしまいました。



雨生山の山頂方面 ↓

今回は雨生山の山頂を訪ねませんでしたが、この山体を東名高速道路の宇利トンネルが抜けています。


ネズミサシ ↓

ネズミサシの丸い実が沢山付いています。



ミカワマツムシソウ ↓

これも蛇紋岩位置に生育する種類で、普通のマツムシソウに比べると花が小さく、舌状花の数も少ない(または無い)というのが特徴だそうです。



オケラ ↓

オケラの花にもいくつかの場所で逢いました。



アキノキリンソウ ↓

アキノキリンソウには少し遅かったのですが、それでも花は未だ残っていました。
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4 コメント

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雨生山 (かなこ)
2013-11-01 10:43:59
ぶちょうほうさん今日は。
年末の用意をもうお考え中なのですね。
そう言えば喪中のお知らせも届きもう年末を意識しました。
障子も襖もこの頃は簡単に出来るモノがある様ですので大丈夫でしょう。頑張ってください!!

水墨画を習っていたころ表装も先生に習ってふのりでしていましたが その後アイロン掛けで出来るようになり簡単になりましたので・・。

シブカワシロギク ヤナギノギク ミカワマツムシソウ珍しいお花が揃っていました。

それにしてもそれらのお花もワレモコウやアキノキリンソウも笹の中でか細いですね。
消えてしまわないかと心配になります。

でもいいお花の出会いがあって楽しい山登りになりましたね。

濃美平野は拝見し癒されました。

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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2013-11-01 11:00:17
かなこ様 こんにちは コメントをありがとうございます。
年末の準備をボツボツとやり始めています。
それはお惣菜でも言えることで、年の瀬になると高騰する食材も冷凍ものなら今のうちに手当てできるものからボツボツやっています。
魚介類はそうすることができるのでありがたいですね。

年の瀬のお仕事ですが、今年は襖から初めて障子で締めとなります。
肝心の襖には苦戦しています。

身の周りのものでも、技術の日進月歩で素人でも出来るように商品開発されてきていて、なかなか便利良くなりましたね。

この山に固有の種類が多くあり、名前だけは違ってきますが、原種は馴染み深いものばかりでは無いでしょうか。

ここは里山で低山ですので、見慣れた草たちが入り乱れて生育しています。
自然淘汰されてくるのは仕方の無いことでしょうが、可愛い花が押しのけられていくのは辛いですね。

今回は歩きまわるというよりも、目的の花を探して、直線的に近づくという感じが強くありました。
こういう歩き方も時どき織り交ぜたいと思いましたね。

山から見下ろす平野の眺めもここからのものは別格で、とても穏やかな良い眺めになりますね。
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珍しい花 (山ちゃん)
2013-11-03 09:22:27
ぶちょうほうさん、こんにちは!
シブカワシロギク、ヤナギノギク、初めて見聞きする花です。生育地によって色々な変種があるのですね。
ミカワマツムシソウも、花姿は同じでも小さいとは不思議ですね。
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山ちゃん様へ (ぶちょうほう)
2013-11-03 14:18:27
山ちゃん様 こんにちは コメントをありがとうございます。
珍しい名前の花たちはそれぞれに基本の種類があって、それの亜種みたいな位置づけのようです。
蛇紋岩地の栄養分の少ない土壌で育つ草木は長い年月を掛けてその地の特有の姿や性質を有するようになるのでしょうね。
ミカワマツムシソウも同じ事で、花や草全体を小さくして生き延びてきたようですね。
植物の生活適応能力も不思議なものがありますね。
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