ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/07日 木曽御嶽を黒沢道から歩く その2:高山帯の道をスローペースで歩き、剣ヶ峰山頂直下まで登って行く。

2018-10-09 07:05:55 | 草花
この日の天気は、歩き始めが雨で、雨が上がってからは、風が吹き始め、山頂付近を歩いている時は、強烈な向かい風となって、時には身体をよろけさせられたりして、皆さんは苦労しながら歩いていました。

そして、歌の文句にもあるように、「夏でも寒い・・・ヨイヨイヨイ」・・・季節が秋ですので、そんな寒さも、なおさらという仕打ちに遭っています。

そんな強風や寒さの中にも拘わらず、山上ではガスが立ち込めて来たりして、眺望の面では、生憎の空模様となっています。

稜線脇の霊神 ↓

女人堂からはしばらく横に歩いたのち、小尾根に乗り上げます。その初めに霊神様たちを祀った、場所があります。



ハイマツ帯を歩く ↓

道の両脇をハイマツがびっしり埋めた、典型的な高山帯の中を登って行きます。



シラタマノキ ↓

ハイマツの根元にこんな木の実も出てきました。シラタマノキの実です。他の木の実は小鳥たちのご馳走となるのでしょうね、コケモモやクロマメノキの実は全く見当たりませんが、このシラタマノキの実は残っています。



紅葉 ↓

岩上で見事に紅葉しているのは、クロマメノキでしょうね。



ナナカマド ↓

こちらは赤い葉をすっかり落として、実だけ残ったナナカマドです。



行く手に紅葉 ↓

登って行く先に紅葉が待っています。



九合目 ↓

女人堂からは遠く、高く見えていた、九合目の石室山荘のすぐ下を通って行きます。



九合半 ↓

九合半では覚明堂小屋(廃業した)の前を通って行きます。



覚明堂前の霊神 ↓

ここでもお参りをしていきます。 ここまで来ると天気が良ければ南アルプスがバッチリと見えて、その背後に富士山も”ひょっこり”顔を出してくるのですが、この日はそれがなりませんでした。



山頂方面 ↓

山頂方面が、身に迫って来ました。左側の岩塊が剣ヶ峰山頂です。



二ノ池上部で稜線の道が合流 ↓

稜線に出たとたん、強い風と寒さを感じました。



二ノ池と摩利支天山 ↓

二ノ池の背後には摩利支天山が聳えています。



剣ヶ峰山頂に向かう ↓

強い向かい風に身を揉まれながら山頂を目指して歩いて行きます。



シェルター前を通る ↓

あの噴火事故以後、剣ヶ峰山頂直下に設置された、鉄筋コンクリート製のシェルター3基の前を通って山頂を目指します。



山頂の石段 ↓

強い風の中、ガスまで出てきました。直下の石段を数を数えながら登って行きます。
大噴火の時はこれから上は”天上の地獄”と化した、この運命のきざはしは、81段だったと思います。
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4 コメント

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御嶽 (ふらっと)
2018-10-09 23:17:32
 シェルターは半地下と思いきや開口部が大きく火口の方向を特定して作っているのですね。シャルターに逃げ込む時間を考えるといろんな場所に要りそうです。

 途中まで紅葉が綺麗でしたが、山頂はいかにも火山といった風景です。岩の色が生々しく感じました。合掌。
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ふらっと様へ (ぶちょうほう)
2018-10-10 15:06:44
ふらっと様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
ふらっと様が摩利支天まで歩かれたのは八月の下旬でしたね。
それよりも一か月半くらい遅れて入ったことになりますが、御ブログの記事と読み比べると、季節が随分進んでしまったと感じます。
シェルターのつくりはカタカナの「コ」の字型のコンクリート片二つをつなぎ合わせた形になっていました。
角ばったちくわのようにただ筒が寝かせてあるだけですね。
コンクリートの厚みは20センチ以上はあったと思いますので、岩石落下にも耐えうるのではないかと思いました。
ただ、たしかに仰言るように、逃げ込む時間を考えると、相当限定的な効果であるかもしれません。

山頂では噴出された灰・土が殆んど残っていなかったので、これは意外なことでした。
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こんにちは (こりん)
2018-10-10 19:40:36
こんにちは
岩の間の赤い紅葉が青空に映えます。
シェルターが出来、まずは少し安心でしょうか?
もちろん噴火時にここに避難で閉じ込められる状態でしょうが、息はできるでしょうか?
もう少し落ち着いたら登ってみたいものです。
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こりん様へ (ぶちょうほう)
2018-10-10 20:51:06
こりん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
高山帯で見た、高山植物の紅葉はナナカマド以外では、クロマメノキばかりを見たような気がします。
ウラシマツツジが出てくることを期待しましたが、どうも、見かけなかったように思いました。

シェルターは四角い筒になっていて、両端は口を開けています。
これですと火山性のガスの影響はもろに受けてしまいますね。今まではガスで倒れたことは無いみたいですが、これも考慮に入れておいた方が良さそうです。

あの4年前の7月に濁河温泉から三人で撤退したのは、雨でしたので仕方ないとしても、その二か月後にあの痛ましい災害となり、以後は立ち入り規制で近づけないので、”やり残し感”がありますね。
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