三ノ峰の避難小屋から、岐阜と石川の県境稜線を歩いて別山を往復することにしていますが、雨は降らない代わりに、ガスが出て、時折風速10メートルを超すような強風が尾根を乗り越えて吹き荒れます。
左右に尖った岩尾根を歩く時には横から吹くこの強風は気持ち良いものではありませんでしたが、ほとんどの場合は平原状のところを歩いていたので、むしろ心地よいくらいに感じていました。
別山までの往復で見た草木の様子をレポートします。
鶉葉のハクサンチドリ ↓
葉に斑の入ったハクサンチドリを見かけました。この付近でハクサンチドリでない種類の植物の葉にも斑が入っているのを見ました。一種のウィルスなどによることなのでしょうか。
コバイケイソウ ↓
道は平らになり、草原状で、やや湿地のような場所に差し掛かりました。このあたり一帯を別山平というようです。道端に咲き出す直前のコバイケイソウが立っています。
別山平 ↓
この棒杭のところから右に入る道があり、その先に池沼が見えましたが、往路に寄るのはやめて、復路にて立ち寄ることにしました。
ハクサンイチゲ ↓
ハクサンイチゲは、花の最盛期のようです。
シナノキンバイ ↓
花径の大きな花、シナノキンバイも咲いてきています。
キバナノコマノツメ ↓
高山型のスミレの中ではやや湿性の地を好むようです。葉は丸に近いハート型です。
ウラジロナナカマド ↓
これも高山型のナナカマドである、ウラジロナナカマドを見ます。
オオカメノキ ↓
オオカメノキがこんな高さまで上がってきて、花を咲かせているのでびっくりしています。
ミヤマハンノキ ↓
ミヤマハンノキは白山以北(以東ともいえるかも)の高山・亜高山に生育するそうですが、鳥取県の大山山系にも隔離分布しているそうです。
ゴゼンタチバナ ↓
普通見るのは白色の花びら(じつは苞)ですが、ここでは未だ薄緑色です。しばらくすると白く変わって行きます。同じミズキ科のヤマボウシも同じような性質を持っていますね。
ミヤマダイコンソウ ↓
ミヤマダイコンソウを近くで撮ります。
コケモモ ↓
コケモモの小さなピンクの蕾を見ます。
ハクサンシャクナゲ ↓
この山の名前を持ったシャクナゲは未だ蕾でした。
オンタデ ↓
この草は雌雄異株だそうですが、これはどちらでしょうか。こんな植物でも氷河期の残存植物だということです。
”ナナカマド” ↓
今度のナナカマドはウラジロナナカマドではありません。ハイマツと同じ場所ですのでタカネナナカマドのようです。しかしながら小生はナナカマドとタカネナナカマド、ミヤマナナカマドの区別方法を知りません。
別山山頂 ↓
別山の山頂は二等三角点標石がありました。こんな場所ですので神社の社殿はごく小さくて祠みたいなものでしたが、それを取り囲む石垣は玉垣と呼ぶにふさわしいような石積みでした。
この石積みの陰で強風を避けて、軽く食事をとります。
山頂から別山平の御手洗池を見下ろす。 ↓
先ほど池に寄るのをパスしていますので、帰路はあそこに立ち寄ることにします。
山頂を後にして下って行きます。
ツガザクラ ↓
来るときに見落としていたものが出て来ました。
別山平 ↓
別山平に戻って来ました。こんな天気のお陰で人気の白山に来ても、朝からまだ誰にも会わずに静かな山旅を楽しめています。
御手洗池 ↓
池の水は清澄という感じはありませんでしたが、もちろん汚れを感じるわけでもありません。
池の周りの植物を見ていきます。
ハクサンコザクラ ↓
詳しく調べればクロユリなどほかにもあったのでしょうが、ハクサンコザクラだけに気づきました。
これにて池を後にすることにしました。
三ノ峰 ↓
三ノ峰避難小屋から別山に向かう時には簡単に通り過ぎた三ノ峰でしたが、戻る道の三ノ峰はなかなかの重量感で、捨てがたい姿で聳えています。
振り返って別山 ↓
振り返るとやっとガスが一時晴れて、別山の頂上が見えています。別山の頂上からはこちらが見えたりしましたので、逆の位置になってもこの理屈は成り立つわけですね。
ムラサキヤシオツツジ ↓
往きも帰りも山肌から飛び出したようにして咲くこのツツジは良く目立ちました。
ミヤマカラマツ ↓
雨粒から解放されてやっとカラマツの葉のように花が開きました。
タカネニガナ ↓
ずっと姿を見てきていましたが、撮ろうか、撮るまいかと考えて通り過ぎて来ましたが、やや群生していたのでここで踏ん切りをつけてカメラを構えました。
ダケカンバ ↓
稜線から身を乗り出して立ち上がる幹は風に苛められるのでしょうね、ダケカンバの幹は随分曲がりくねっています。
左右に尖った岩尾根を歩く時には横から吹くこの強風は気持ち良いものではありませんでしたが、ほとんどの場合は平原状のところを歩いていたので、むしろ心地よいくらいに感じていました。
別山までの往復で見た草木の様子をレポートします。
鶉葉のハクサンチドリ ↓
葉に斑の入ったハクサンチドリを見かけました。この付近でハクサンチドリでない種類の植物の葉にも斑が入っているのを見ました。一種のウィルスなどによることなのでしょうか。
コバイケイソウ ↓
道は平らになり、草原状で、やや湿地のような場所に差し掛かりました。このあたり一帯を別山平というようです。道端に咲き出す直前のコバイケイソウが立っています。
別山平 ↓
この棒杭のところから右に入る道があり、その先に池沼が見えましたが、往路に寄るのはやめて、復路にて立ち寄ることにしました。
ハクサンイチゲ ↓
ハクサンイチゲは、花の最盛期のようです。
シナノキンバイ ↓
花径の大きな花、シナノキンバイも咲いてきています。
キバナノコマノツメ ↓
高山型のスミレの中ではやや湿性の地を好むようです。葉は丸に近いハート型です。
ウラジロナナカマド ↓
これも高山型のナナカマドである、ウラジロナナカマドを見ます。
オオカメノキ ↓
オオカメノキがこんな高さまで上がってきて、花を咲かせているのでびっくりしています。
ミヤマハンノキ ↓
ミヤマハンノキは白山以北(以東ともいえるかも)の高山・亜高山に生育するそうですが、鳥取県の大山山系にも隔離分布しているそうです。
ゴゼンタチバナ ↓
普通見るのは白色の花びら(じつは苞)ですが、ここでは未だ薄緑色です。しばらくすると白く変わって行きます。同じミズキ科のヤマボウシも同じような性質を持っていますね。
ミヤマダイコンソウ ↓
ミヤマダイコンソウを近くで撮ります。
コケモモ ↓
コケモモの小さなピンクの蕾を見ます。
ハクサンシャクナゲ ↓
この山の名前を持ったシャクナゲは未だ蕾でした。
オンタデ ↓
この草は雌雄異株だそうですが、これはどちらでしょうか。こんな植物でも氷河期の残存植物だということです。
”ナナカマド” ↓
今度のナナカマドはウラジロナナカマドではありません。ハイマツと同じ場所ですのでタカネナナカマドのようです。しかしながら小生はナナカマドとタカネナナカマド、ミヤマナナカマドの区別方法を知りません。
別山山頂 ↓
別山の山頂は二等三角点標石がありました。こんな場所ですので神社の社殿はごく小さくて祠みたいなものでしたが、それを取り囲む石垣は玉垣と呼ぶにふさわしいような石積みでした。
この石積みの陰で強風を避けて、軽く食事をとります。
山頂から別山平の御手洗池を見下ろす。 ↓
先ほど池に寄るのをパスしていますので、帰路はあそこに立ち寄ることにします。
山頂を後にして下って行きます。
ツガザクラ ↓
来るときに見落としていたものが出て来ました。
別山平 ↓
別山平に戻って来ました。こんな天気のお陰で人気の白山に来ても、朝からまだ誰にも会わずに静かな山旅を楽しめています。
御手洗池 ↓
池の水は清澄という感じはありませんでしたが、もちろん汚れを感じるわけでもありません。
池の周りの植物を見ていきます。
ハクサンコザクラ ↓
詳しく調べればクロユリなどほかにもあったのでしょうが、ハクサンコザクラだけに気づきました。
これにて池を後にすることにしました。
三ノ峰 ↓
三ノ峰避難小屋から別山に向かう時には簡単に通り過ぎた三ノ峰でしたが、戻る道の三ノ峰はなかなかの重量感で、捨てがたい姿で聳えています。
振り返って別山 ↓
振り返るとやっとガスが一時晴れて、別山の頂上が見えています。別山の頂上からはこちらが見えたりしましたので、逆の位置になってもこの理屈は成り立つわけですね。
ムラサキヤシオツツジ ↓
往きも帰りも山肌から飛び出したようにして咲くこのツツジは良く目立ちました。
ミヤマカラマツ ↓
雨粒から解放されてやっとカラマツの葉のように花が開きました。
タカネニガナ ↓
ずっと姿を見てきていましたが、撮ろうか、撮るまいかと考えて通り過ぎて来ましたが、やや群生していたのでここで踏ん切りをつけてカメラを構えました。
ダケカンバ ↓
稜線から身を乗り出して立ち上がる幹は風に苛められるのでしょうね、ダケカンバの幹は随分曲がりくねっています。
朝のうちは雨が近かったのですが、その後、ガスが掛かり、徐々にそれも薄くなりつつありました。
この記事だけでも”ハクサン”の名を冠した植物が4つも出て来ましたね。別に意識してそうしたわけではありませんので、やはり植物の種類が豊かなようですね。
別山の山頂でやっとガスが切れてきましたね。風の強さが判りませんが、これくらいの方が涼し気ですね。
展望も戻ってきたようですが、白山方向はダメだったようですね。でも、三ノ峰への稜線と御手洗から見る別山が綺麗に見えていますね。
別山平はニッコウキスゲの群落が見事なのですが、まだ時期尚早なのか、今年は裏なのか?それらしき草陰が見えてませんね。御手洗周辺はハクサンイチゲの群落が一番多い所で、クロユリは池の南端に咲いている筈ですが、数が減っていますから見落とされたようですね。
別山平はニッコウキスゲが沢山咲いていたのを思い出します。それにしても花が多い!前に進めませんね!
ガスの切れ目が来るようになって、今まで見えなかった景色も見ることが出来る刻が出て来ました。
遠くから眺めた別山をしっかり見ることが出来たのは幸いなことでした。
しかしながら白山の剣ヶ峰方面は見えませんでした。
今回はガスのお陰で涼しく歩け、歩行距離も伸ばすことが出来て、運が良かったと思いました。
別山平ではニッコウキスゲを多く見た記憶が全くありませんでしたから、仰言るようにまだ早かったかもしれませんね。
それから御手洗池の周りは道らしきものが明瞭についていなかったようですので、踏み荒らしてはいけないと思い、あまり深入りしませんでした。
クロユリは意識の外にあったようです。探す気持ちでその場に臨んでいたら見つけられたかもしれませんね。
別山平のニッコウキスゲについては全く記憶がないのです。
おそらく多少は咲いていたのでしょうが、記憶に残るほどの量ではなかったということのようです。
山ちゃん様が仰言るように時期が早かったか、裏年だったのかもしれませんね。
花の多さについては六本檜から始まる稜線歩きで身に沁みて感じました。