ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/31 三河の海岸沿いの山 相楽山・御堂山・国坂峠 その2:ボダイジュ、イボタノキ、ナルコユリなど

2013-06-07 07:09:32 | 草花
今回の山行は、目当てにしていたシライトソウの花には出あえましたが、他の花模様は静かなもので、自分の中では、季節は花の過渡期であったような感じがしていました。
もう少し後に来れば、開花したばかりのササユリの花を見ることが出来たかもしれません。
そんなことよりも、今年の季節の移り変わりは、冬が長かった分だけ、花の咲き上がるときが遅れてきていると思いました。

この記事では山中を歩いて観音堂に行き、そこからまた山に潜り、倒木に邪魔されながら不明瞭な山道を辿り、相楽山の広場に至り、そこから小ピークに行くまでをレポートいたします。

(このシリーズは4回で終了するように致します。)

観音大杉 ↓

観音堂を背後に控え、これは前衛のような存在なのでしょうか。


マンリョウ ↓

葉の下に隠れているような、こういう実のつき方は小鳥には見つけ難いのでしょうか、未だ実がついています。


アリドオシ ↓

花のついた木を探しましたが、見当たりませんでした。その代わり、この木の特徴である、蟻を突き刺すような、鋭いとげが、ピンと立っています。


観音堂 ↓

山道はやがてアスファルト舗装の道とクロスします。その道から真上に行く階段がつけられていて、それを登ると小さな堂宇があります。そこを観音堂と言い、昔はお坊さんが住んでいたようですが、今は無人です。


ヒメハルゼミの説明 ↓

この付近一帯は椎の木が多く、ヒメハルゼミの生育地となっているそうです。今回は山中で一度だけ鳴き声を聞いています。


ボダイジュ ↓

お寺さんの前ですからボダイジュがあっても不思議はありません。
しかしこれはかなりの大木であったようですが、明治の頃に一度倒れ、その根元からのひこばえを大事に育てたもののようです。


ボダイジュ ↓

吊り下がった独特の花序を撮ります。花の一つ一つはまだ蕾です。


ムラサキシキブ ↓

こちらもまだ蕾です。


アオキ ↓

こちらは花が終わり実が大きくなっていく過程ですね。


タラノキ ↓

この山では日当たりの良い斜面でタラの木をよく目にします。


イボタノキ ↓

今回は山中で時々この姿を見ました。


ササユリ ↓

この時のササユリは、この姿が一番進んでいました。今行けばもう開いていることでしょう。


ナルコユリ ↓

この山ではアマドコロではなくてナルコユリばかりを目にします。


ツルアリドオシ ↓

この花も今回は良く見ました。しかし、木の方のアリドオシの花はついに見ませんでした。


荒井古墳 ↓

相楽山の山上一帯は小広くなっていて、そこに諸施設があります。その広場の南東がちょっとした高みになっていますので、そこまで足を伸ばすと、ミニ古墳があります。
7世紀末に作られた横穴式石室だそうですが、早い話が、昔の権力者のお墓のようです。
草生したこの穴ぐらを見ても何だか判りませんね。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (多摩NTの住人)
2013-06-07 07:44:28
春の野草も一段落したという頃ですね。
ボダイジュは偶然私も載せたところです。
ササユリは少し早かったようで、残念でしたね。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2013-06-07 08:41:32
多摩NTの住人様 こんにちは コメントをありがとうございます。
本当に春の花が咲き終わり、これから夏の陣を迎える前の、一休みのような感じがしました。
ボダイジュもサササユリも、もう一週間遅ければ、良い姿でしたでしょうね。
今頃はきっと大いに咲いていることでしょう。
でも、ササユリならこれから三河の山の何処かで何度か出会うことになりそうです。
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観音堂 (まよこ)
2013-06-07 11:17:17
ぶちょうほうさん今日は。
観音堂の辺りの杉の大木風景はなかなか落ち着いた風情がありました。

ボダイジュの木は龍野のお寺さんにあって 毎年見にっていましたので懐かしいです。
植えたかったのですがご縁が無かったですね。

ミニハルゼミの生育地・・高知で聞いたことがありますがこの頃TVでも放映しませんね。
聞けてよかったですね。

ツルアリドウシが咲いていたのですね。
でもササユリは未だ 天候不順で自然界も変化があるのかも。

古墳があるとは・・・いにしえの浪漫ですね。
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まよこ様へ (ぶちょうほう)
2013-06-07 12:48:50
まよこ様 こんにちは コメントをありがとうございます。
大木を見るのは良いものですね。心が落ち着くような気がしてきます。
この山ではシイノキ以外ではあまり大木を見かけませんが、この杉はご神木的な存在なのでしょうか、守られてきたようですね。

ボダイジュのもとは恐らく支那から来たものなんでしょうね。
ここではたしかシナボダイジュとか言われていたような気がしましたが、かつては一本の大木だったようで、明治期にそれが嵐か何かで倒れたそうです。
元の木を見たいかったですね。

先日恵那山に出かけたときに、そこでもハルゼミの声を聞きました。
セミってこんな時期から鳴き始める種類もあるものなんですね。

ツルアリドオシの画は白トビしてしまい、面目ないです。
もう少し腰を落ち着ければよかったのですが、矢張り、気が忙しかったですね。
今年はササユリも遅かったです。
例年よりも1週間から10日は遅いようです。

ここの古墳は今では両脇に石積みが残っているだけです。
しかし、山裾では弥生期でしたでしょうか、もう少し大掛かりな古墳が残っています。
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