ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

27年前に歩いた黒部源頭の山旅 その3:三俣蓮華岳の手前の稜線から極上の景観が現れた。

2020-08-16 07:05:35 | 草花
終戦記念日の昨日を記事では通り過ぎてしまいました。(これほどまでに暑さボケしてしまい面目ありません。)

(海行かば)
水浸く屍草むす屍の終戦日  原 裕

木々のこゑ石ころのこゑ終戦日 鷹羽狩行

(詔勅から)
戦(いくさ)終え堪え難きを堪えそして今 (駄・ぶちょうほう)

(山行記を続けます。)
前日は台風の影響で強い雨風に悩み、やっとの思いで宿泊場所の黒部五郎小屋に着きましたが、一夜明けて、この日は風こそ残っていましたが、願ってもないような清々しい青空が広がっていました。稜線歩きの初めのうちは強い風が常に吹いていて、花が揺れるのでビデオカメラを向けることはあまりなかったのですが、その風がいつの間にか止んで、普段の雨男には勿体ないような空模様となりました。
三俣蓮華岳に着く前の稜線歩きから、ワクワクしっぱなしとなっています。
今回は山岳景観に特化してレポートしていきます。
剱岳と立山 ↓


カシバードで ↓

この山群はほぼ真北に見えています。



木曽御嶽 ↓


カシバード ↓

木曽御嶽は位置的には60km程離れていますが、抜戸岳の右に見えています。


乗鞍岳 ↓


カシバード ↓

乗鞍岳は35km程のところにあり、真南の方角で、抜戸岳の左側に見えています。


槍ヶ岳から穂高岳 ↓

槍ヶ岳から穂高岳までの豪華な眺めをほしいままにします。



大天井岳から常念岳・北鎌尾根と槍ヶ岳 ↓


カシバード ↓

大天井岳ー常念岳ー北鎌尾根の独標ーそして槍ヶ岳を画角に入れました。


赤牛岳 ↓


カシバード ↓

赤牛岳は未だ行ってない山ですので、自分の中では、北アルプスで最奥の山という感じになっています。


剱と立山に更に近づく ↓


カシバード ↓

剱岳と立山にまた近づいてきました。



薬師岳 ↓


カシバード ↓

前々日は強風の中で山頂に居ましたが、この日にあそこの山頂に立っていたら、素晴らしい大景観だったことでしょうね。



黒部五郎岳 ↓

黒部五郎岳はほぼ真西の方角にあります。カール地形がはっきりと確認できます。



笠ヶ岳 ↓

笠ヶ岳の相変わらず秀麗な山容は見る位置を変えても変わりません。



常念岳 ↓


カシバード ↓

常念岳は東南東の方角にありますので、シルエット気味のやや見づらい姿です。



三俣蓮華岳に到着 ↓

山歩きを始めた時から名前だけは聞いていた憧れの「ミツマタレンゲダケ」の山頂に到着し、感激も一入です。
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6 コメント

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まさに健脚 (縄文人)
2020-08-16 08:28:15
着実な計画、若さ、ガッチリと鍛えた健脚、素晴らしい登山家です。
山には行きましたがとてもとてもこれほどまでには到達せず、集団で低山歩きでした。
従って長い行列でした。

単独行ですか!?
または数人で・・・・。

黒部には行ったことが有りますが、せいぜい一般旅行者向きロープウエイ黒部ダム周辺の散策で下からこれらの山々を眺めた程度です。

  ・ 山歩きトイレで仮眠思い出に (縄)

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縄文人様へ (ぶちょうほう)
2020-08-16 09:57:10
縄文人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
自分の勝手気ままな性格と、職場に同好の士が居なかったので、単独行をすることが多いです。
この時も翌年の南アルプスも単独行でした。
1995年あたりまでが小生の個人的には、体力的充実度のピークだったような気がします。
それでも他人様と比べた時には大したものではなかったと思います。

物心ついた時、秩父線の樋口駅付近に住んでいて、秋には秩父街道沿いの山で栗拾いをしていました。
その頃の秩父街道は未舗装で、木炭トラックが土ぼこりをあげて走っていました。
野上駅付近に引越しをして、宝登山などに登った記憶があります。
昭和25年に小学校に入りました。たしか野上第二小学校だったと思います。
その年(クリスマスの頃)に熊谷市の石原駅付近に引越ししました。
秩父線沿線を移動していましたが、15歳の時に初めて雲取山に登り、それ以後は両神山、武甲山と秩父の山ばかりを歩いて居ました。
しかし、就職して中京圏に住んでからは秩父の山々にはご無沙汰続きで申し訳なく思っています。

御句、トイレで仮眠・・・・・・アプローチの後のことですか?それとも下山後のことでしょうか。
集団行動の中で、たしかに個人の時間を持てるのはこんな時くらいでしょうか。
返信する
こんにちは。 (BROOK)
2020-08-16 14:05:26
なかなかこちら方面の山には行ったことがないので、とても参考になります。
いつか行ってみたいとは思っているのですが、実現出来ず…。

常念岳は無理すれば日帰り出来るとの情報はあるものの、やはり泊りがけで行きたい山です。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2020-08-16 15:41:29
当然ですが、昔の写真とカシバードは見事に一致しますね。そういえば武甲山の姿はカシバードでは変わって見えるでしょうか。
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BROOK様へ (ぶちょうほう)
2020-08-16 16:24:17
BROOK様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
暑いですね、午後4時丁度で室温36℃の厳しさで、すぐ横に扇風機を置いてぶん回しながらPCに向かっています。
この山域は「裏銀座」コース付近を一周しているのですが、天気に恵まれさえすれば、こんなに素晴らしい眺めに出逢えます。
あれから27年も経っていますので小屋の様子についてはだいぶ変わっていることとは思いますが、その当時は、大部分の小屋ではまだ小規模で、居心地もあまりよくありませんでした。

常念岳は登山口から日帰りできますが、やはり常念乗越の常念小屋で一泊されることをお勧めします。
天気の良い時を是非当ててくださいね。
眼前の槍穂の眺めが素晴らしいです。(特に槍ヶ岳)
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2020-08-16 16:44:56
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
カシバードには山座同定の面で大いに助けてもらっています。
実際の写真とカシバードで描画した画とを比べてみる時に、若干のコツみたいなものがあるのかもしれませんが慣れれば問題なくなります。
武甲山は1970年を過ぎた頃から急激に山容に変化が出てきましたね。
武甲山のカシバード描画品をこのコメント欄に貼っておこうとしましたが、小生の実力ではそれが出来ませんでした。
そのため先日の(8/10日の)武甲山記事内にCGを貼っておきますのでご参照ください。
それは山旅倶楽部の「山と自然の旅」における最新データを使ったカシバードの描いた武甲山です。
これは秩父鉄道の御花畑駅から眺めた景色を想定しています。
現実の眺めと比べるとどうなりましょうか。
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