ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/25 白山スーパー林道ウォーク 石川県側から その4:イカリソウ キクザキイチゲ しりたか滝 赤石の滝

2013-06-02 06:34:54 | 草花
この林道歩きでは歩き始めのところが標高600m位の場所で、折り返し点のふくべの大滝を見る場所の標高が930mくらいあります。
この間の距離は7.5kmくらいとのことです。
標高差の330mは、普通の山登りですと一時間分の高度差なんですが、歩く距離7.5kmを2時間でこなそうとすると、これはかなりの筋肉負荷ですね。
登りに2時間かけて、下りに1時間半掛けると、丁度バスの集合時間になります。
一般的には、やはりかなりハードなスケジュールのようです。

林道地図再掲 ↓




キクザキイチゲ ↓

弱弱しく咲いたキクザキイチゲが出て来ました。山の斜面に攀じ登って撮ってきます。



ドロノキか? ↓

林道を歩いている目の前を綿くずがふわふわ飛んで行きます。これは柳絮といって柳の種を含んだ穂綿ですね。どの木から飛んでくるのか探してみると、この木からでした。
はっきりと名前を断定できませんが、ドロノキになるのでしょうか。


イカリソウ ↓

先を歩いて行く山の神様が、これを見つけて教えてくれました。以後何度も出てきますが、道を登っていくにしたがって、花の前段階の姿(=蕾)になっていきます。



渓流 ↓

道を歩くに連れて下の川が段々遠くなります。



岩壁 ↓

川との高度差が増えてくると、こんどは岸辺の岩の壁が圧倒的なスケールに変わって行きます。


カツラ ↓

林道筋にカツラの木が出てきます。花が付いているか探しましたが、見当たりませんでした。



しりたか滝 ↓

林道歩きで最初に見た顕著な瀑布は、このしりたかの滝でした。しりたか山を源流としているのでこういう名前のようです。ネット上の文献には、落差の記述が欠落していますが、小生的には40m-50mくらいかなと感じました。



キブシ ↓

山側の斜面にはキブシの花が垂れ下がっていました。つまり春未だ浅いという感じなんですね。



フキノトウ ↓

雪の消えた跡にフキノトウが出ていますが、雪の跡のフキノトウはこのように脱色されたものを良く見ます。これを食したらどういう味になるのでしょうね。
そんなことは思うだけに止めます。
ここは国立公園内ですので、たとえ落葉でも、枯れ枝でも、小石一つにしても持ち帰ることはご法度です。


赤石(あかち)の滝 ↓

その昔、金を掘ったところだそうで、ベニ石(赤石)が岩石にぼつぼつ、いぼ状にくっついていたところから、このあたりを赤石谷と呼んだそうです。
普段は水量が少なくて、頼りない風情ですが、増水時は上から水が滴り、霞が掛かったりすると深山幽谷の素晴らしい風情となるそうです。
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8 コメント

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フキノトウ (ふらっと)
2013-06-02 07:33:17
脱色しているフキノトウはえぐみも少なく、美味しそうに感じます。
脱色していたのは芽が出たところで雪を被り陽が届かなった所為でしょうか。

拝見していて、三方岩岳まで行きたくなります。
確かに3時間半では少し窮屈なタイムスケジュールです。

キブシにカツラの葉と組み合わせに違和感がありますが
急速に暖かくなっているのでしょうね。
新緑の白山スーパー林道ありがとうございました。
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ふらっと様へ (ぶちょうほう)
2013-06-02 11:00:18
ふらっと様 こんにちは コメントをありがとうございます。
こういうフキノトウの姿は雪渓の脇などでよく目にしますね。
仰言る通りで、たしかにアクが少なそうな気がしますね。実際にはどうなのでしょうね。

今回の林道歩きはここが折り返しの地点でしたが、それから先にドンドン進んでよいのかどうかですが、その点は確認しませんでした。
三方岩岳という名前は近年知ったものですが、白山方面の眺望が良さそうですね。

兎角慮旅行会社主催のバスツアーではバスの移動時間ばかりが長くて、肝心の現地行動タイムが極端に削られがちですね。

こちらは雪の多そうな場所ですので、私たちが普段見慣れている植物の成長サイクルとは違ったカレンダーがあるようで、そういう意味でも興味を引くものがありました。

矢張り、初めてくる場所はそれなりの面白さがあるものですね。
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白山スーパー林道 (まよこ)
2013-06-02 11:20:27
ぶちょうほうさん今日は。
本当に沢山の植物に出会える林道ですね。
標高差が大きいのでそうなるのでしょうが そこが魅力的ですね。

ドロノキは初めてです。
手持ちの四国に樹木の図鑑の中で楊と柳の違いが書いてあり ドロノキはヤマナラシ属に入り楊の部類でした。

しりたか滝は見事な滝ですね。
雪どけ水が流れているのでしょうね。
滝らしい滝でした。

滝の水量で変化するのですね。

確か華厳の滝に修学旅行に行った時細い滝でした。
ガイドさんがここ一杯に水がとうとうと流れていると想像してくださいと言われましたが・・なかなか想像出来ませんでした。
もう一度大人になって訪れて納得しましたが。

この林道空気も美味しいようで 深呼吸したくなりました。
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まよこ様へ (ぶちょうほう)
2013-06-02 17:24:54
まよこ様 こんにちは コメントをありがとうございます。
今回は標高600mから930mくらいのところを歩きました。
植物相の変化の多い位置かもしれませんね。
でも、林道沿いでは岩場が多くて、緑滴る風景でもなかったように思いました。
植物の生育にとってもかなり厳しい条件だったかもしれませんね。

この木がドロノキかどうかですが、半分は自信が有りませんので、あまりアテにしないでおいてください。
ヤナギ科も似たようなものが幾つもあって、しかも判り易い解説書がなくて区別の難しい科のようですね。

この林道歩きでは良い滝が幾つも出てきて、それは見ものでした。いまは仰言る通りで、雪解け水があって、水量は多い時期ではないでしょうか。

赤石の滝はこのように水の流れが三筋に見えるので三味線滝とも呼ばれるようです。しかし、雨が沢山降ったあとはまた違う独特な姿に変容するそうですからそれも見たいですね。

日光の華厳の滝は未だ見たことがありませんので、初めて訪れるときは、堂々たる姿を見るために、雨が沢山降った後に行くようにしたいと思います。

ウォーキング中、空気の清らかさは天下一品だということを感じました。
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渓流が気になります。 (こりん)
2013-06-02 18:34:35
こんにちは
ぶちょうほうさんには珍しくあわただしい工程でしたね。
それども天気の良く新緑が目に染みるように感じます。
ところで私としては下を流れる渓流が気になります、手取川水系、尾添川、蛇谷ですね。
いかにもイワナが居そうな冷たい水の流れる谷です、ただ途中の川に温泉があったような・・・そうすると下流はイオウが入っているといないかな。
気になる私でした。
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こりん様へ (ぶちょうほう)
2013-06-03 10:16:45
こりん様 こんにちは コメントをありがとうございます。
旅行会社のバスツアーに参加しましたので、行程のすべてについて”おしきせ”ですね。
その良さも、悪さもあるわけですが、今回は他人が運転してくれて、身体を移動できる気楽さを採りました。
御蔭様で復路はバスの中でちょいと一杯も楽しめた次第です。

ところで渓流釣りを楽しまれるこりん様ならこういう眺めを見ると当然イワナ・ヤマメのことが気がかりになるのですね。
小生は今回魚の存在については全く頭(気()が行きませんでした。
この水流なら当然魚が居ることでしょうね。
しかし、仰言る様に確かに上流に露天の温泉がありました。

それから注意して見て居ませんでしたが、釣り人は居なかったように思います。国立公園内ですので、そういうことは制限されているのかもしれませんね。
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白山スーパー林道ウォーク (yomogi)
2013-07-03 16:00:19
ぶちょうほう様 こんにちは。
白山スーパー林道ウォークのバスツアーは楽しそうですね。
運転をしなくてよいので楽ですし、バスツアーは何時もいいなと思っていますが
集合場所が名古屋が多くつい面倒で、どうしても車を利用してしまいます。
最初の記事では瓢ヶ岳PA、 九頭竜湖やダム、そして道の駅九頭竜の恐竜など
立ち寄ったことがありますので、懐かしく見させて頂いています。

白山スーパー林道は、かなり何年か前にドライブで連れて行ってもらったことがあります。
岐阜県から石川県に抜けましたが、
この様に歩行者天国の様に、歩ける催しがあったのですね。
知らずにいましたが、普段歩きでは立ち寄れない道路を歩きますと
車窓からではとても見られない風景など、しっかりと見られてとても素敵なツアーと思います。
沢山の野草にも出会っておられますので、本当に楽しいウォークですね。
滝を多く見ておられるように思いますが
お写真の地図と照らし合わせながら、こちらの赤地の滝まで見させて頂きました。
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yomogi様へ (ぶちょうほう)
2013-07-03 17:27:38
yomogi様 こんにちは コメントをありがとうございます。
バスツアーは良い所も悪いところも、いろいろ包んで、一つのパッケージですね。
良いところは運転しなくて良いので、気楽なことと、車窓からの景色を堪能できることです。
悪いところは団体行動ですので自分の思うようには時間をデザインできないことです。
いろいろな制約があって、最大公約数的になりますが、それを良く理解しておいて参加する必要が有ります。
今回は現地で散策する時間が少なくて、これは勿体無いことでした。
しかし、その代わり、案内が事前にしっかりされていたので、効率よく歩けて、少ない時間内で能率よく見物できたと思っています。

歩行者天国のように歩けるのはほんの少しの日ですが、これは石川県側からも、岐阜県側からも出来ますので、貴重なことだと思います。

植物は環境が岩場ですので、恵まれた場所とはいえませんが、それでもそれなりに揃って来ました。
ここの見所はなんと言っても滝と大岩壁ではないでしょうか。
そんなところを短い時間ではありましたが、見て回れてよかったと思いました。
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