ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

いつもの高楼から見る山並みと霞む伊勢の山・三島由紀夫の「潮騒」の島

2024-02-29 04:56:21 | 草花
逃げる二月の最終日となりましたが、今年は4年ぶりに一日多くて、これがオリンピックイヤーのしるしともなりますね。
ここのところ好天が続き、空もきれいに晴れ上がっているように見えますが、山望に特定して空を見たときに、必ずしもきれいな眺めを提供してくれていたわけではありませんでした。
天気が良かったので毎日のように高楼通いをして、ある時は午前と午後の二度にわたり、訪問したこともあります。
今回はそのまとめ的に幾分は骨折り損気味にゲットした景色をレポートします。
鈴鹿山脈 ↓

これは27日のもの。

養老山地 ↓

これは26日のもの。

伊吹山 ↓

これも26日。

木曽御嶽 ↓

26日。

中央アルプス ↓

27日。

恵那山 ↓

27日。

大川入山 ↓

27日。

蛇峠山 ↓

27日。

高楼 ↓

いつも歩いて外階段を212段上り下りする建物で、これは県営住宅になっています。いつも受け入れてくれて感謝!



紀伊半島の朝熊(あさま)ヶ岳 ↓

伊勢湾の向こうの山が見えていました。別名を朝熊山(あさまやま)と言い、標高は555メートルと覚えやすい。
伊勢音頭では:
♪お伊勢参りに朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り♪ と唄われていて信仰の対象になっています。
この山に降った雨はたしかに伊勢神宮内(内宮)を流れる五十鈴川に流れ込みます。



神島(古名は歌島) ↓

神島は伊勢湾の入り口にあって三重県よりもむしろ愛知県に近いのですが、現在は三重県鳥羽市となっています。
この島の周囲は3.9 km、面積0.76 km²で、高いところは燈明山で 171mあります。
この島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となりましたが、小説の中ではこの島の古名である「歌島」としてあります。
それと最近になって驚かされたことですが、小説の題名「潮騒」という言葉は万葉集の柿本人麻呂の歌から援用したのではないかと、今更ながら気づかされ、若い作者の博覧強記ぶりにびっくりしました。
その柿本人麻呂の歌は: 
♪潮左為(しほさゐ=潮騒・)に 伊良虞(いらご)の島辺(しまへ) 漕ぐ舟に 妹(いも)乗るらむか 荒き島廻(しまみ)を♪ というものです。

この島を高楼から視認できたことは山望の楽しみの延長線でもありました。
コメント (4)
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