薬師寺 唐招提寺 ⇒京都へ

薬師寺は近鉄奈良線のとある駅のすぐそば。

ここで父は写経がしたかったそう。

毎日家で写経をしており、そのうちのいくつかは薬師寺に送っていたようで

納経帳のようなものを持っているのですが、

受付で　筆や硯、墨はあるのか　といった質問をしたところ

「こちらで写経をされるのは初めてですか？」と、受付の方が驚いた感じでした。

筆、硯、墨など一通りのものは揃っていますので、体一つで大丈夫。

ただ、若干お作法がありました。

部屋に入る前に　八角　をひとつ口に含みます。

「お清め」といっていましたが、これを口にいれることでおしゃべり防止になるよね。

そして、正面と反対側にある香炉をまたぐ。

これもお清め？結界に入る感じですね。

そして、好きな席に座って写経・・・。

約1時間ちょっとであんこさんも書き上げました。

久しぶりだぁ！

。。。。と、外に出るとなーんか父の様子が。

「疲れたぁ」。

動きが鈍い。

このまま帰って京都に行こうというのに

どうしても唐招提寺に行きたいという。

「すぐ近くだから」。

なーんて言うけど、全然近くない。

でも、頑張った。歩いた。

ここの収蔵展示施設に父が「日本のミロのビーナス」と言っている如来像があるらしく

どうしてもそれを見せたかったのだそう。

顔の部分が喪失してしまっている如来像です。

こーゆーものが父は好きなようです。

その像を見たものの。。。。

京都に行くためには、兎に角、駅まで行かなければなりません。。。

唐招提寺を後に駅に向かって歩き出しますが。。。

「タクシー来ないかなぁ」

車の通りもほとんどなく、タクシーなんて拾えないよ。。。

とあきらめムードでトボトボと歩いていると

なんとタクシーがやってくるではありませんか。

ラッキー☆☆☆！

一路奈良駅まで。

ロッカーに入れておいた荷物をとって、京都へ向かったあんこさん御一行。

☆　☆　☆

京都の泊まりはグランビァ。駅直結ですから楽ちんです。

チェックインをすれば、ツインにエキストラベッドと思っていたところ

「エレベーターからはちょっと遠くなるのですが、

広めのファミリールームをご用意しております。」

ということで、ベッド４つ、ウォークインクローゼット風の水回り、

ゆったりソファ、テレビ2台のひろーい部屋になりました。

その部屋からの眺め。

丁度建物の北東の端っこ。

父をベッドに預けて　母とあんこさんは伊勢丹へ

普段、デパートに行く時間も機会も（週末は会津だし。。。。）ないあんこさん。

ひさーしぶりの目の保養です。

でも、置いてきた父も気になるし、そこそこにして部屋に戻りました。

☆

横になって、父の体力も戻ったらしい。

さぁ、夕食も父の望みの吉兆です（といっても、グランビァ店ですが）