現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

宮沢賢治「かしわばやしの夜」注文の多い料理店所収

2018-08-16 09:08:54 | 作品論
 清作(きこり?)と赤いしゃっぽをかぶった画かきが、かしわの木大王を初めとするかしわの木たちや、ふくろうの大将を初めとするふくろうたちと、歌と踊りによるめくるめく不思議な夜をすごします。
 賢治特有の優れたオノマトペがふんだんに使われ、楽しい宴になっています。
 それを次々に色を変えていくお月様や霧が取り巻いて、幻想的な世界が繰り広げられます。
 このようなこれといったストーリーがないのに読者を魅了してやまない短編を読むと、書き手の端くれとしては努力ではどうしようもない持って生まれた詩心や童話的資質について考えざるを得ません。

注文の多い料理店 (新潮文庫)
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