シャネル、クロエ、フェンディ、そして自分自身のブランドのデザイナーであるカール・ラガーフェルドにインタビューした2012年の映画です。
その時すでに80歳近くなのにダンディで記憶力も桁外れに良いのですが、一番驚いたのはインタビューに答えるのと同じスピードで、そのことをスケッチしてみせたことです。
しかも、それはその時だけの特別なことではなく、毎日、一日中何かしらのスケッチをしていて、それらはすべて最後にはゴミ箱行きだということです。
彼が自分の仕事の資料を何も保存していないのは、記憶力が抜群なだけでなく、「作る」ことには人一倍興味があるが、「作った」物には全く関心がないからでしょう。
かつてジャーナリストの千葉敦子は、いつも原稿を書いているSFの巨匠、アイザック・アシモフのことを、尊敬をこめてデディケイテッド・ライター(打ち込んでいる作家)と呼んでいましたが、ラガーフェルドは天性のデディケイデッド・デザイナーなのでしょう。
何事もここまで打ち込めたら成功は間違いないでしょうし、幸せな人生だと思います。
その時すでに80歳近くなのにダンディで記憶力も桁外れに良いのですが、一番驚いたのはインタビューに答えるのと同じスピードで、そのことをスケッチしてみせたことです。
しかも、それはその時だけの特別なことではなく、毎日、一日中何かしらのスケッチをしていて、それらはすべて最後にはゴミ箱行きだということです。
彼が自分の仕事の資料を何も保存していないのは、記憶力が抜群なだけでなく、「作る」ことには人一倍興味があるが、「作った」物には全く関心がないからでしょう。
かつてジャーナリストの千葉敦子は、いつも原稿を書いているSFの巨匠、アイザック・アシモフのことを、尊敬をこめてデディケイテッド・ライター(打ち込んでいる作家)と呼んでいましたが、ラガーフェルドは天性のデディケイデッド・デザイナーなのでしょう。
何事もここまで打ち込めたら成功は間違いないでしょうし、幸せな人生だと思います。
カール・ラガーフェルド スケッチで語る人生 [DVD] | |
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