現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

宮沢賢治「水仙月の四日」注文の多い料理店所収

2018-08-13 09:05:10 | 作品論
 賢治の数多くの短編の中でも、雪の世界を美しく描いた作品としては、「雪渡り」と共に双璧でしょう。
 描写自体もこの世のものと思えないほど美しいのですが、雪の中で行き倒れた子どもを救おうとする雪童子の心の美しさもそれに負けていません。
 水仙月とは賢治の作った造語なのですが、イーハトーブ(岩手県)で水仙が咲き始める時期とすると、三月から四月ごろでしょうか。
 待ち遠しかった春はもうすぐです。

注文の多い料理店 (新潮文庫)
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大塚英志「方程式でプロットがみるみる作れる」物語の体操所収

2018-08-13 08:23:13 | 参考文献
 ここでは、大塚は八十年代に人気のあった小説やコミックスがそれぞれ物語の構造が同一で古典的なものであったことを、蓮實重彦の「小説を遠く離れて」などを引用して述べています。
 そして、それらは、プロップの「昔話の形態学」やミッシェル・シモンセンの「フランスの民話」で分析されているように非常に起源が古く、「七つの登場人物」に分類できる「三十一の機能」を持つことを示しています。
 そして、この方程式通りに書くと「エンターテインメント」が、何らかの方法でこの方程式を解体して書くと「純文学」ができあがります。
 ほとんどの書き手は、この方程式を意識しないで書いていると思われます。
 エンターテインメントの書き手になりたいのならば、もっと意識してみるといいかもしれません。
 純文学の書き手の場合には、方法論よりも何を書きたいかが優先されることが多いと思います。
 ただ、どのように描くかを考える時に、この方程式を頭に入れておくと有効と思われます。

 
物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)
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8月12日(日)のつぶやき

2018-08-13 06:26:17 | ツイッター
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