細菌戦の系譜!!

2020-10-26 07:50:43 | Weblog

 

●『1931 満州鞍山守備兵 斉藤準太郎の日記』

 

 

 

 

二月二十五日

晴 風あり 午後十時分遣隊出発。

初めてのモーターカー巡察だ 零下十二度の冷たさをついて走るモーターカー この冷たさは何も書きようがない ちょうど内地の冬に裸で走るようだ 二拾丁にゆかないうちに悲鳴を上げる 靴の中の足が針で刺されるように痛む 然しこれも一つの勤務だ 下らない冷たいことばかり考えている訳にはいかない 何故ならばそうして心を他に奪われていたならば其の時ードンー。もしだ馬賊に打たれでもしたら如何にする?軍人として取るべからざるあわて方をするだろうよ

 

 

    

大江健三郎著

「ヒロシマノート」岩波新書(1965年発行)

 

 


 
挿絵カット 丸木位里・赤松俊子『ピカドン』(1950年86日ポツダム書店発行)より

 

1  広島への最初の旅

 

 

 

 

 

いったん白血病を発すれば、その患者は6か月か1年、薬品の効果によっていったん回復することがあるにしても、それもごく短い期間生き延びることができるだけだ。再び白血球が増えることがあるにしても、それもごく短い期間生き延びることだけだ。再び白血球が増え始めるとそれはもう致命的である。重藤院長は、一旦回復しては、再び確実に悪化して死を招く白血球の秘密について、現在の薬品の使い方にポイントの違いがあるのではないかと疑っている。院長が、白血球の患者について語る時の、彼の眼の中の深い悲しに満ちた暗黒についても僕はそれを忘れることができない。院長自身、被爆者だ、彼もまた地獄を見た人間の一人なのだ。そしていかにも人間らしい威厳と共に、今日も人間の体の中で存在し続けている原爆と闘い続けているまさに広島の独自の人間、広島的な人間なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  日本は、日中戦争で国際法に違反して、細菌戦、毒ガス戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!

 

●『細菌戦部隊』

731研究会編   1996年9月(核時代51年)初版発行

 

Ⅰ 731部隊

 

解説ー細菌戦(森正孝)

細菌戦のための生体実験

 

同様の証言を数人の元隊員から私は聴取しているが、つまり生体実験―生体解剖は、そこで得られる医学的データを目的とするものではなく、それはあくまで細菌戦展開のための副次的なものに過ぎない、ということであった。このことは、従前から「731部隊の犯罪」を平房やその周辺(安達など)での医師たちの種々の生体実験としがちであったことを考えると改めて強調されてよい。それは細菌戦による被害の深刻さという面からも言い得ることであった。

 

 

 

 

 

 

 

 ・『証言 人体実験(731部隊とその周辺)』


中央档案館、中国第2歴史档案館、吉林省社会科学院編
江田憲治、兒嶋俊郎、松村高夫編訳

三 警察・憲兵の第731部隊への「特移扱」

 

貝沼一郎供述書(1954年10月14日)

問:新京憲兵隊本部で戦務課防諜班に勤務していた期間の犯罪行為について述べよ。

答:1945年5月、命令により抗日工作員于楓林の活動状況についての情報を集め、林次郎曹長と共にその妻に対して電気拷問を行った。また、その他の関係者についても拷問を加えた。その後、于楓林を石井部隊へ護送した。

(1)119-2、853、1、第4号


コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 細菌戦の系譜!! | トップ | 細菌戦の系譜!! »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事